メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコの料理・飲食

ジエリスタンのテロリスト?

北イラク料理屋などもあるアクサライの界隈には、ケバブの類をメインにした庶民的な店が軒を並べている。レバー(肝臓)串焼きの「ジエリスタン」はその中でもひと際目立っていた。ジエルがレバー(肝臓)の意で、ジエリスタンは「レバーの国」といった造語…

チャーラヤンのモンゴル料理屋

先日、チャーラヤンまで出かけたのは、このモンゴル料理屋が目的だった。場所は、この前、コマーシャルのエキストラでまた一緒になった顔見知りのモンゴル人青年から聞いた。彼はトルコへ留学に来て、学位を取るとそのままトルコでエンジニアとして就職した…

文明の揺籃“アナトリア”

いつだったか、トルコを訪れた人が、料理について、「トルコにもビーフストロガノフに似た肉料理があった。ロシアから伝わったのだろう」というような感想を記していたのを読んで溜息がでた。オスマン帝国の宮廷料理は、19世紀になって、フランスの影響を…

トルコの国産ウオッカ“バズーカ”

日本にいた頃は、冬でも湯上りには先ずビールを一杯、それから酒だったりしたが、イエニドアンの我が家にはシャワーしかないし、暖房も余り効かず、部屋の中にいても寒いから、冬は専らワインで、ビールは滅多に飲まなくなった。そのワインも、ふところ具合…

北イラクの豆料理

先週、お伝えしたあの北イラク料理屋で、今度は豆料理を食べて来た。この前、他のお客さんが食べているのを見て、とても気になり、是非味わってみたくなったのだ。 料理といっても実に簡単で、丼(?)の底にナンを敷き、その上に茹でたソラマメ、それから揚…

アンカラの夏の夜

イスタンブールは、10月になって急に涼しくなってしまった。ビールの美味い季節も終わりそうだ。今年は夏の盛りに一時帰国していた。日本の夏はもの凄く暑かったけれど、その分だけビール(発泡酒)も美味くなった。やっぱりビールは汗かくぐらい暑いとき…

イーテウォンのパスターネ(パン・菓子店)

イーテウォンには、イスタンブールで見かけるのと全く変わらないようなパスターネ(パン・菓子店)もあった。パンや菓子の品揃えから、ショーケースなどの配置まで、何から何まで同じようになっていた。缶ジュースもトルコの”Tamek”だった。私が出かけた時は…

チャナッカレの“ペイニル・タットゥルス(チーズ菓子)”

イスタンブールからバスで約6時間あまり、まだ日が明るい内にチャナッカレへ着いた。明日はボズジャ島、日曜日には恒例の“ホメロスを読む会”が予定されている。今日は着くと先ず、チャナッカレ名物の“ペイニル・タットゥルス(チーズ菓子)”を食べてから、…

ラマダンの季節?

ラマダンにたくさん出回るナツメヤシ。いつだったか、店の人に「ナツメヤシの季節はいつなの?」と訊いたら、「それじゃあ訊くけど、ラマダンの季節ってあるの?」と笑われてしまった。 イスラム暦に基づくラマダンは、毎年11日づつ早まり、ほぼ33年で春…

アシュレ

アレヴィー派の人々は、ラマダン月ではなく、ムハレム月に12日間の断食を行なう。 2008年の1月に、“シャフクル・スルタン・デルガフ”を訪れた時は、ちょうどこの断食期間中だったが、敷地内で飲食しているアレヴィー派の人もいたので、その自由な雰囲…

カルチマのピエロギ

わざわざポロネーズ・キョイまで歩いて来て、そのまま帰るのも何だと思ったので、“カルチマ・クリハ”というポーランド語らしい看板を掲げているレストランに入って、ポーランドの料理があるかどうか訊いたら、「ピエロギというポーランドのマントゥ(トルコ…

バル・カイマクは悪魔の誘惑

母にトルコの絶品朝食メニューを是非味わってもらいたいという口実で、先週土曜日の朝は“バル・カイマク(蜂蜜&濃厚クリーム)”だった。私はこれを“悪魔の誘惑”と呼んでいる。そのぐらい美味い、もの凄く美味い。でも、毎朝こんなものを食べていたら、必ず…

フィッシュ&チップス

先週の金曜日、“ギョズテペ公園”から“クズルトプラク”の辺りまで、あちこち歩き回っていて、“Fish & Chips”という店を見つけた。 その看板は、2年半ぐらい前にも、バスの車窓から見かけたことがあった。あれは、ベイオールにある“ザ・ジェイムズ・ジョイス…

グルジアの豚肉?

一昨日、バス・ターミナルに寄ったのは、ここにあるグルジア食堂で、“フィンガリー”というグルジア風の餃子を食べたくなったからだが、この日は残念ながら“フィンガリー”の作り置きがなかったようだ。“フィンガリー”は手間が掛かるので、週の決められた日に…

エキメッキ・カダイフ

先月、ある会員制のクラブで夕食を御馳走になる機会があった。もちろん料理も美味しかったけれど、デザートに出て来た“エキメッキ・カダイフ”は、これまでに味わったことがないような絶品だった。聞いたところによると、そのクラブには、有名な“ディヴァン・…

ソーセージ~ココレチ

先日、ソーセージについて、ちょっと調べたところ、ユダヤとイスラムにとっては、豚肉のソーセージばかりじゃなくて、血が入ったブラッドソーセージも禁忌であることに気づかされた。そういえば、血が禁忌となっている為、屠殺の際に頚動脈を切って、充分血…

アピクオール社のスジュク / スジュクの調理が禁じられていた学生寮

頂き物のラクを飲む時のアテにするつもりで、久しぶりにスジュクを買ってきた。スジュクは牛肉で作ったソーセージのような肉加工品、香辛料がふんだんに使われていて、焼くと独特な匂いがする。ラクも独特なアニスの香りが強いから、スジュクとは相性が良い…

水餃子風・・・

昨日、アクサライに出掛け、また別のウイグル料理屋で、水餃子風の一品を食べてみた。“餃子”には、挽肉じゃなくて、少し噛み応えのある細切れ肉が入っていて、なかなか美味かった。この中に、ラグマンの麺を入れれば、“ワンタンメン風”になるんじゃないかと…

出世していない鯖サンド

今日は天気も良かったから、サルガーズィまで散歩して、鯖サンドを食べて来た。魚屋さんの店先で鯖を焼き、パンに挟んでくれる。一つ4リラ、鯖サンドは余り出世しなくても充分美味しい。サルガーズィに来ると、よくここで食べる。海から遠いサルガーズィで…

鯖サンドの大出世!

昨日、ウムラニエの銀行で家賃を納めた後、散歩がてらテペユストまで歩き、“ブヤカ”という派手なショッピングセンターのフードコートで、“鯖サンド”を食べて来た。トルコ語では、“バルック・エキメッキ(魚パン)”だけれど、これがただの“魚パン”ではない。…

ウイグル風のピラフ?

先月、ウイグル料理屋で“ラグマン”を食べて、ウイグル風のピラフも懐かしくなった。10年ぐらい前、イスタンブールに住むウイグル人のもとを訪ねたら、そこで御馳走になったこともある。台所を覗いて、数人分のピラフを作る為に用意された山のようなニンジ…

豚肉の禁忌

昨日の土曜日、グランドバザールの近くまで出かけたついでに、アクサライへ寄って、ウイグル料理屋で“ラグマン”を食べて来た。 麺がモチモチとしていて、なかなか美味しかった。お茶が只で飲み放題なのも嬉しい。 隣の席にいたウイグル人の男性と雑談して、…

バクダッド風コロッケ?

水曜日、アクサライの飲食店街には、こんな屋台も出ていた。食べてみると、ちょっと香辛料が入ったジャガイモのコロッケみたいだった。屋台にはアラビア語しか書かれていないし、おじさんもトルコ語は全く解っていなかった。英語も私と同じぐらい、片言のレ…

“Zahter”とシリア人の家族

昨日、ヨーロッパ側にあるユルドゥズ工科大学まで行ったついでに、アクサライの飲食店街に寄った。いつもこの辺に来たら、“Ehli Kebap”という店で“ベイラン・チョルバス(スープ)”を味わうことにしていたが、昨日は、その近くにあるピデ屋で“Zahter”なる物…

トルコのチーズ

カシャルの由来、いずれが真実なのか良く解らない、まだ他の説もあるのだろうか? ギリシャ産やらブルガリア産やら、いろいろ食べ比べて、研究したら良いかもしれない。 でも、私には出来ない研究だ。高血圧の為、塩分を制限しているから、実を言えば、もう…

カシャル・ペイニルの語源に驚く

トルコ語でチーズはペイニルと言い、辞書を見ると「ペルシャ語からの借用語」となっている。どうやら、イランのパニールなどと同じ系統らしい。日本では、「ギリシャのフェタチーズのような・・」と説明されたりしている。しかし、トルコのアナトリアは、オ…

トルコの豊かな食文化

トルコの植物性油は、ヒマワリ油が安くて最も多く出回っているようだ。8月頃に、トラキア地方をバスで旅すると、一面黄色くなったヒマワリ畑が果てしなく広がっている光景に目を奪われる。 でも、トルコでサラダにかけるのは、何と言ってもオリーブ油だろう…

ビュユック島-ココレチ

ココレチは、羊腸を金串に巻いて焼いたもので、これをさらに細かく切って、トマトや唐辛子と一緒に炒めたりするけれど、そのまま輪切りにして食べても美味い。イスタンブール市内にも、ココレチのある店は多いが、店頭でココレチを焼いて輪切りにしてくれる…

ビュユック島のポアチャ

2006年の夏は、何度となくビュユック島のマリアさん別宅を訪れ、その度に私がムール貝を採って来て、それをから揚げやら炊き込みご飯にしてもらって夕飯を食べた。いつもその日は別宅に泊まり、翌日、少しおそい朝食を食べてからイスタンブールに戻った…

羚羊の味?

昨日、日本へ帰る母をアタテュルク空港で見送った。不慣れな年寄りの旅客を飛行機の座席まで、トルコ航空の職員が案内してくれるというサービスを申し込んで置いたら、3人の職員が現れたので驚いた。当初、『言葉の通じないトルコ人の方にお願いして大丈夫…