メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

摩耶山ハイキング・続き

六甲牧場を過ぎて摩耶山に至るまで雪は降ったり止んだりしていたが、天狗道という登山道を降り始めたら徐々に回復し、「布引の滝」を経て新幹線の新神戸駅へ降り着いた2時頃にはすっかり晴れ上がっていた。もう少し出発時間を遅らせれば良かったのだろうか…

摩耶山ハイキング

昨日、六甲山系の中で最も高い摩耶山(702m)に登って来た。三ノ宮に近い職場からも良く見えるので『いつか登ってやろう』と思っていた。 起点にした新神戸電鉄谷上駅を9時頃に降りると、「六甲牧場ハイキングコース・・・」という標識が見えたものの、…

トルコの社会の信頼と絆

2009年の10月、当時、タクシムのバス乗り場では、広いスペースの適当な所にバスが停まる為、バスを待つ人たちは、「サルエル行きは、だいたいこの辺に停まる」と目星をつけ、そこに列を作って並んでいた。時として、そんな列がお互い知らぬ間に二つ出…

電車の網棚に置かれたカバン~爆発物?

いつも、夜勤が明けると、三ノ宮から新快速に乗って加古川まで行き、そこで普通電車に乗り換える。時々、眠りこけて姫路まで行ってしまうこともあるが、今朝は順調に加古川で待機していた普通電車に乗り込み、がらんとした車内を見渡すと、網棚の上に大きな…

クルド人民兵の評判

90年代、南東部でクルド武装勢力PKKと戦っていたのは、コルジュと呼ばれる民兵だったと言われたりしている。コルジュも地域のクルド人らによって組織されていたので「あれはクルド人とクルド人の戦いだった」と言う人もいる。 その中で、クルド語を話し…

「非常事態宣言下の旅」

《2014年10月14日掲載記事の再録》 クズルック村にいた頃(1999~2003)、近所に高圧電線敷設の技術を持った男がいて、時々、長期間泊り込みで地方へ出かけては、敷設作業に携わっているようだった。いつだったか、その男が南東部ディヤルバクル周辺…

韓国映画「パラサイト」

アカデミー賞で話題になった韓国映画「パラサイト」、未だ予告編しか見ていない。ネットで検索して「あらすじ」を読んだところ、面白そうだけれど、少し話が陰惨でどぎつ過ぎるように思えた。 私のように情けない人生を送ってくると、映画ぐらいは「爽やかで…

イスラム化というより俗化?

ひと頃、トルコのイスラム化が騒がれていたけれど、あれはどうなったのか? この女優さんがバレンタインデーに楽しんだという「お幸せなメッカへの小巡礼」からイスラム化の問題を考えようとしたら訳が分からなくなってしまうかもしれない。 しかし、これは…

夫は『恋人たちの日(バレンタインデー)』に本当の愛をみせてくれた!?

《2017年2月16日に掲載した記事の再録》 一昨日(2017年2月)、「恋人たちの日」関連のネタを探していたら、以下のような2015年2月の記事が見つかった。ジェレン・ヒンディスタンという女優さんが、「恋人たちの日」に、夫とイスラムの聖地…

沖縄の問題~クルドの問題

もしも沖縄の人たちが、この駄文を読んでいたとしたら、かなり不愉快に思う人も少なくないのではないかと恐れる。「我々の独立の主張をもっと真摯に取り上げてくれ!」と憤る方もいるかもしれないが、それとは真逆に「我々も普通の日本人である」と抗議する…

沖縄とクルド

この「川崎の産廃屋」で沖縄の人たちと1年の間共に生活して得た見聞は忘れ難い。それまで3年にわたってトルコで暮らしながら、「クルド問題」などを部外者の視点から多少興味本位に見ていたけれど、日本にも「民族問題」が存在しているのではないかと切実…

駐車場の黒いヤギ

1994年の9月、3年ほど暮らしたトルコから日本へ帰って来ると、とりあえず川崎の産廃屋でダンプの運転手として働き始めた。この会社は経営者も従業員もその殆どが沖縄の人で、寮の周辺にも沖縄料理屋が多かった。 多分、1~2日先輩のダンプに同乗して…

トルコの料理にゲテモノは少ない!

1991年にトルコへ初めて渡航する前、テレビの海外取材番組で一風変わったトルコの食文化が紹介されていた。来客のために羊の頭を焼き、まずは最も貴重な目玉をくりぬいて客人の皿に供するというのである。ゲテモノ好きの私は好奇心をそそられて、「トル…

武漢/新型コロナウイルス/世界三大料理と変わった食材

武漢で発生した新型ウイルス肺炎の騒ぎ、どれほど危険な状況なのか医学的な専門知識のない私には、入り乱れる情報の是非も判断し難い。 とりあえず普段通り生活しているけれど、幸いなことに今のところ新型はもちろん、インフルエンザにも風邪にも罹っていな…

トルコで格安航空機の事故

トルコの格安航空会社ペガサス航空の旅客機が、イスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港で着陸に失敗、3名の方が亡くなる事故になったと報じられている。 イスタンブールにいた頃は、サビハ・ギョクチェン空港を起点にしてペガサス航空を度々利用していた…

「孵化しかけ卵」で思い出したこと

先日、ベトナム料理の「孵化しかけ卵」を食べて、20年ほど前、トルコの農村で犠牲祭の儀式に立ち会った際の出来事を思い出した。その儀式では、牛と羊が捧げられたけれど、皮を剥ぎ内蔵を取り出す段階になって、屠られた雌羊に胎児が宿っていたことが明ら…

猫も犬も人も愛するトルコの人たち

昨日、テレビのニュース番組で「トルコの人たちの猫好き」を紹介していた。トルコの人たちは野良猫にも餌をあげて可愛がるので、野良猫たちも人を殆ど恐れていない。それどころか、呼びかければ餌をもらえると思って近づいて来るくらいだ。 番組では、「猫好…