メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

エルドアン大統領に対する識者の評価

エルドアン大統領を支持する識者の多くは、その資質として、胆力というか、何事にも動じない“堂々とした態度”を挙げている。歴史学者のハリル・ベルクタイ氏も、先日、出演したテレビ番組で、「ギュレン教団の策謀に対して、全くパニックに陥ることがなかっ…

糖分の過剰摂取とアルツハイマー症

血糖値と血圧の関係について、私がネットで少し調べてみただけだから、大して当てにもならないけれど、どうやらエルドアン大統領が失神してしまったのは、血糖値の急上昇により、インスリンが過剰に分泌されたため、今度は血糖値が急降下して低血糖症を催し…

エルドアン大統領は糖質制限を!

トルコでは、ラマダンが終わって、祝祭の公休日も今日が最終日らしい。とはいえ、遠く離れた日本の屋久島にいると、情報として解っているだけで、残念ながら、何の実感も湧いて来ない。もちろん、私はイスラム教徒じゃないので、イスタンブールにいた頃も、…

弱肉強食の世界と国家の利益

トルコの情勢について、また愚にもつかない論評めいたものを書いてしまったけれど、既にトルコを離れて、ネットから得られる情報だけが頼りであり、生活に密着した“地べた目線”によるレポートなどは、もう書きようもないのである。国際政治も経済も何一つ解…

CHP党首の行進

第一野党CHPのクルチダルオウル党首らが、CHPの議員でもあるジャーナリスト“エニス・ベルベルオウル氏”の懲役刑判決等々に抗議して、「公正」のプラカードを掲げながら、アンカラからイスタンブールまで徒歩の行進を続けているニュースは、日本のメデ…

イスラムの土葬

昨年の10月だったか、「韓国で、火葬の割合が80%に達した」というニュースを読んだ。29年前、私が韓国に滞在していた頃は、土葬が殆どであり、火葬には強い抵抗を示す人たちが多かったので、何とも言えず時代の移り変わりを感じてしまった。それから…

トルコのイスラム主義

トルコの主要なニュース専門局は、“YouTube”で「ライブ配信」を行っている。現地時間の夜9~11時頃には、なかなか興味深い時事討論番組などがあったりして、イスタンブールにいた頃は、毎日のように何れかのニュース専門局を視聴していた。 しかし、屋久…

韓国のロマンティズム

今日(6月12日)のサバー紙のコラムで、ハサン・ビュレント・カフラマン氏は、今後、カタール等を始めとする中東の問題に、トルコが大きな役割を果たせる機会は余りないだろうと論じている。中東の行く末は、米露の両大国に委ねられてしまったらしい。こ…

アルジャジーラが取材した「イラン革命」

先日、“YouTube”の“おすすめ”に出ていた以下の動画を観た。İran: Bir Devrimin Anatomisi - Al Jazeera Türk Belgesel 3年ほど前に、アルジャジーラ・トルコが放送したと思われるドキュメンタリー番組で、1979年の「イラン革命」とその背景に迫っている…

トルコの人情もいずれはすたれるのか?

トルコでは、イスタンブールのような大都会にも、まだ結構人情味が残っている。例えば、私が住んでいたイエニドアンの街などは、暖かい人情が感じられて、とても暮らしやすかった。しかし、これから新しいマンションがどんどん建って、街の人口が急激に増え…

屋久島の日常・のどかな南の島の人情

屋久島では、姉が計画している果樹園の準備で、時々穴を掘ったりする作業が私に任されているくらいであり、これも今月中には一段落つくらしい。その後は、島内で仕事が見つからなければ、鹿児島や関西辺りまで出て行かなければならなくなるかもしない。それ…

モッチョム岳

今日は快晴に恵まれたので、母を介護デイサービスに送り出してから、姉の家の目の前に聳え立っているモッチョム岳(940m)に登って来た。昭文社の「山と高原地図」を見ると、登山口の駐車場から頂上まで、登りが2時間50分、下りは2時間と記されてい…

トルコのイスラム

先日、上記の駄文に、清貧に徹した故ビュレント・エジェビット元首相の暮らしぶりは、一方で、「模範的なイスラム宗教者の生活と言えたかもしれない」なんて書いてしまったが、これはちょっと言い過ぎだったと思う。強固な政教分離主義者として知られた故エ…

トルコの“激動の4年間”

2013年6月のゲズィ公園事件から4年が過ぎた。トルコにとっては、まさしく“激動の4年間”だったと言える。ゲズィ公園事件の当時も、トルコでは、この事件を外国によって焚きつけられた騒乱と見做す“陰謀論”が盛んに論じられていたけれど、今、その後の“…