メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

のり弁

昨日の土山歩き、昼は「ほっかほっか亭」で「のり弁」を買って食べた。 緩い糖質制限で、ご飯類をあまり食べなくなっているため、ほか弁なんて食べたのは本当に久しぶりだった。弁当を買って食べることはあったものの、大概、コンビニで済ませていたから、ひ…

土山を歩く

今日は、JR土山駅の周辺を散策してきた。出掛ける前はその辺りも加古川市内なのかと思っていたけれど、今調べてみたら、加古郡播磨町となっていて加古川市からは少し外れている。今日歩いた大中遺跡公園の西端が加古川市との境界線になっているようだ。 大中…

キンシャサの奇跡

《2014年10月31日付け記事の再々録(1)》 1974年の10月30日、コンゴのキンシャサで挙行されたボクシングのヘビー級タイトルマッチで、モハメド・アリがチャンピオンのジョージ・フォアマンを8回KOに降した。これを、私たちのようなファ…

イスラムの芸術/聖書を題材にした小説

イスラムにも美術的な作品は多い。モスクには美しい装飾が施されていたりする。 しかし、コーランが小説や映画の題材として適しているようにも思えない。そういった作品があったしても、それほど読んでみたいとは思わない。あまり面白くなさそうである。 聖…

イスラムは「之を知らしむべからず」なのだろうか?

「エデンの東」の最後の場面を観ながら、やはり聖書は読んでおくべきじゃないかと思ったが、これだけ長い間、ムスリムの人たちと交流を持ち、イスラムとは何なのか考えさせられてきたのだから、もちろんコーランも全編を読んでみなければならないだろう。 し…

エデンの東

最近、ネットからトルコ語で視聴するのは報道番組ばかりになってしまったが、以前は洋画のトルコ語吹き替え版を良く観ていた。その多くは「ローマの休日」といったクラシックな作品である。 もちろん、これはトルコ語の学習を兼ねている。しかし、トルコ語の…

王将のムーシューロウ/中国の清真料理

上記の駄文に、「餃子の王将」では、いつもニラレバと餃子ばかり食べているような話を書いてしまったが、昨日はムーシューロウと餃子だった。ムーシューロウも美味い。 王将のメニューには「肉と卵のいりつけ」と記されているけれど、厨房へオーダーを通す際…

ロシア人の皮を1枚めくるとトルコ人が現れる?

この「韓国人の血」という駄文に、韓国の人たちと激しい論争を経て仲良くなった話を書いたけれど、日本人やトルコ人とも同様の経験はあったと思う。やはり、言い争ったりして多少とも本音をぶつけ合うことで、人と人は一層親しくなれるのかもしれない。 規模…

戒厳令~プーチン大統領は法治主義者?

今朝、YouTubeで視聴した「Transatlantik」というトルコの番組で、オメル・タシュプナルという政治学者が、ロシアに併合された4州で戒厳令が発令された問題について語っていた。 タシュプナル氏によれば、この戒厳令は驚くに値しない当然の成り行きだそうで…

「韓国人の親戚」

《2008年9月30日付けの記事を修正して再録》 この「韓国人の血」という駄文に、「少なくとも明治以降、親族に韓国人がいたという話は聞いていない」と記したけれど、親族に韓国人の女性と結婚した男性はいる。父の叔母の次男の方である。 父の家は戦…

「韓国人の血」

《2008年9月29日付けの記事を修正して再録》 1989年、韓国の会社の東京支社で働いていた頃の話である。 来日した本社の連中と取引先を回ってから、上野駅近くのホテルに案内したところ、「まあ貴方も一杯やっていきなさい」と誘われた。そして、…

ウクライナ戦争の行方は?

トルコの報道を見ていると、欧州はかなり難しい状況にあるらしい。特に、天然ガスをロシアからの輸入に頼っていたドイツは、この冬をどうやって乗り切るかが大きな課題になっているという。それでも、対ロシア経済封鎖を推し進めようとする米国に従っている…

ベオグラードからの便り!/新しいメールアドレス

先週の日曜日、夜中の3時にフェイスブックのメッセンジャーがビービー鳴って起こされてしまった。鳴り終わってから発信者を確認したら、2005年にイスタンブールのマルマライの工事現場で知り合ったサッドゥルラーだった。サッドゥルラーという名はちょ…

豚の皮のお菓子「チチャロン」

加古川の市内に「マリポサのチチャロン」という屋台のような小さな店がある。配送のトラックで毎日のように前を通るため、1月からこの仕事を始めて以来、とても気になっていたけれど、「火・水・木」は休業と貼り出されているばかりでなく、週末もやってい…

「炭鉱事故」

《2014年5月18日付けの記事を一部省略して再録》 (2014年5月)トルコの炭鉱事故は、日本でも大きく報道されたようである。イスタンブールのデモの様子まで伝えられたため、こちらの治安を心配して連絡してきた人もいるという。デモに燃える若者…

エルドアン大統領とプーチン大統領

来年、トルコでは大統領選挙が実施される。現在の強権化された大統領制は、2017年4月の国民投票で改正された憲法に基づき、任期は5年で2期務めることができる。 2018年6月の選挙で当選したエルドアン大統領は、この大統領制では1期目と見做され…

イランとトルコのスカーフの問題

イランで、スカーフを正しく被っていなかったとして道徳警察に逮捕された女性が死亡した事件に端を発した抗議活動は、激しい弾圧にも拘わらず勢いを増しているという。 イラン政府が「スカーフを外す自由」を認めて収拾を図ってくれたら良いが、果たしてどう…

プラハで開催された欧州政治共同体のサミット/マクロン大統領に冗談を言うエルドアン大統領

今年発足した「欧州政治共同体」の初サミットがプラハで開催された。 トルコのエルドアン大統領とアルメニアのパシニャン首相は、サミットの期間中に会談する予定で、いよいよトルコとアルメニアの関係も正常化するのではないかと期待が高まっている。 以下…

ロシアはウクライナの何処で核兵器を使用するのか?/ロシア人にとってウクライナ人とは?

「ロシアから最も近い所にある米国の核兵器は?」。それはトルコ南東部インジルリクの米軍基地(NATO基地)に配備されている核兵器である、とナイム・バビュルオール氏は指摘していたが、実際に使用される可能性については否定している。 元軍人の外交専門家…

トルコの報道番組で論じられているウクライナ戦争の問題/ロシアから最も近い所にある米国の核兵器は?

朝の出勤前は、食事したりしながら、YouTubeでトルコの時事報道番組を見ていることが多い。トルコにはニュース専門局が何局もあって、ニュースと共に2~3時間に及ぶ長い時事討論や時事解説の番組を放送している。トルコに居た頃は、そういった番組を最初か…

「我々はフランス人の千倍もビザンチンの子孫である(ラディカル紙/ネシェ・ドュゼル氏のコラム)」

《2004年12月27日付けの記事を修正して再録》 *旧ホームページよりブログへ移し替える際、この記事の後半部分を欠落させていたことが解ったので、欠落部分を補填すると共に、ここに改めて再録します。 *********************…

トルコとギリシャの緊張/トルコの中にあるギリシャ的な要素?

トルコでも、ロシアによるウクライナ4州の併合は大きな話題になっているけれど、このところトルコの時事討論番組で最も多く取り上げられている外交問題は「トルコとギリシャの間に高まっている緊張」ではないかと思う。 最近、米国は、ギリシャのトルコ国境…