メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本と韓国を繋ぐ橋

大阪に住んでいた“1996~8年”、韓国居留民団の某支部事務所へ度々立ち寄っては、役員のHさんから色んな話を伺った。この支部事務所を最初に訪れたのは、どういう経緯だったのか、ちょっと覚えていない。何か問い合わせるために赴いたのか、あるいは、…

レクイエム

今日(1月29日)は良く晴れて気温も10℃ぐらいまで上がり、少し残っていた雪もきれいさっぱり融けてしまった。“喜びの丘”に登って景色を眺めながら、自分もそのうち、あの雪のようにすっと消え果ててしまうのかと、つまらない感傷に浸ってみたりして、相…

天然ガス~原発・・・

イエニドアンでは、今でもたまに1~2時間の停電がある。月に3~4回は起きているような気がする。断水は滅多になくなった。あっても、3~4カ月に一度ぐらいじゃないだろうか。最も成績が良いのは都市ガスで、未だかつてガスが来なくなったのは記憶にな…

イエニドアンの“喜びの丘”に雪は降る

土日は週間予報が外れて降らなかったけれど、イエニドアンは、今日(1月26日)になって雪がちらついている。 大した降りではないが、先週の積雪以来、明け方にはマイナスまで下がるような冷え込みが続いていたため、融けずに残っていた雪の上に、多少また…

大統領府の会合

先日の大統領府の会合に招かれていたハリル・ベルクタイ氏が、昨日(1月24日)、定期的に出演している“Serbestiyet”という番組で、やはり会合の模様などを語っていた。 ベルクタイ氏は、大統領府を訪れるのも、エルドアン大統領と会うのも初めてだったそ…

クルド問題の解決/レイラ・ザナ氏

一昨日、アンカラの大統領府へ18名の学者やジャーナリストが招かれ、クルド問題等について意見を求められたそうである。今日のラディカル紙のコラムで、オラル・チャルシュラル氏は、自身も招かれたこの会合の様子を伝えている。それによると、エルドアン…

イエニドアン

イスタンブールは、月~火(1月19日)にかけて、予報通り雪が降った。今日(1月20日)はきれいに晴れたが、週末はまた雪になるらしい。「もうたくさんだ」と言いたくなる。でも、イエニドアンの我が家の裏手を少し登ると、向こうの山の斜面に積もった…

政治的解決か、軍事的解決か?

今日のサバ―紙のコラムでエムレ・アキョズ氏は、カディルハス大学がテロの問題について、2011年来実施してきたアンケート調査の結果を紹介している。 アンケートの要旨は、「テロに対して、政治的あるいは軍事的な解決のいずれが有効か」というもので、…

アヤック・パチャ/トガニタン

先週、またバラットのイシュケンベ屋に寄って、アヤック・パチャを食べて来た。アヤックは足、パチャは脛といった意味であり、ちょっと高級な料理屋で“アヤック・パチャ”を注文すると、“羊の骨付き脛肉の煮込み”みたいな料理が出て来るけれど、イシュケンベ…

ボリスの店

以前、ベシクタシュに、パンド・シェスタコフというブルガリア正教徒の老人が営む乳製品の店があった。2013年の夏は未だやっていたけれど、その後いつ頃店仕舞いしたのだろう、昨年の夏、通りかかった時は既に閉店していた。この店はなかなか由緒があり…

ブルーモスク前の群衆/大平首相の思い出

天気予報によれば、イスタンブールは、月曜日から雪が降り、その後も暫く悪天候が続くらしい。それで昨日は、その前に買い物等々を全て済ませて置こうと、またシルケジからイエニカブ、メジディエキョイと方々を回って来た。そして、昨日も意図的にスルタン…

移民管理局

昨日、一昨日とあちこち出歩いていたのは、滞在許可の延長に必要となる書類等を集めるためだった。健康保険とか銀行の残高証明書とか色々ある。 書類を揃えてから延長の手続きは、昨年の1月まで、最寄りの警察署で行うことになっていたけれど、その後、“移…

イスタンブールの自爆テロ事件

昨日(1月12日)、事件があった10時半頃より、1時間ほど早かったけれど、私はスルタンアフメット広場の現場から歩いて5分ぐらいの所にいた。観光ホテルを経営している友人夫婦を訪ね、用事が済んだので、海峡横断地下鉄マルマライ線に乗るとして、シ…

続・ロシア正教のクリスマス

ミサが終わり、廊下で、ウクライナ人女性の夫であるトルコ人の方と立ち話していたところ、笑顔で近づいて来た老婦人が、ロシア語らしい言葉で、私たちに何か言った。トルコ人の方が、「食事が用意できているからどうぞ、と言ってるんじゃないかと思います。…

ロシア正教のクリスマス

今日、私が教会に着いたのは9時半頃だったが、ミサは8時半に始まっていたそうである。終了したのは11時過ぎていたから、2時間半ぐらい続いていたのだろう。この教会の礼拝堂には、椅子など置かれていないため、信徒の方たちは、皆立ったまま祈り続ける…

エミノニュ~カラキョイ

今日は、気温が急に15℃ぐらいまで上がって、妙に生暖かった。朝、外へ出たら、吹いて来る風が、何だか人工的に温められた暖房機の送風のように感じられた。バスと海峡横断地下鉄マルマライを乗り継いでシルケジ駅に着き、エミノニュの船着き場前に出ると、…

続・聖水式

海に飛び込んだ猛者たち、十字架までの距離は、25~30mぐらいあったと思う。最初に十字架を取った男が、これを掲げて口付けした頃には、その周囲を追いついた猛者たちが取り囲み、彼を祝福しているようだった。猛者の中には女性も一人いた。正教会は、…

聖水式

そして、いよいよステージの上から十字架が海に投げ込まれ、猛者たちが飛び込んで、儀式はクライマックスを迎えた。

金角湾

早めに聖堂を後にして、金角湾の海際に出たら、儀式のためのステージを未だ準備している最中で、辺りには警備の警察官と数人のマスコミ関係者が来ているだけだった。 今日は、気温も10℃ぐらいまで上がり、雪は跡形もなく解けていたけれど、場合によっては…

コンスタンティノポリ総主教庁の聖ゲオルギオス大聖堂

聖ゲオルギオス大聖堂には、クリスマス・ツリーが飾られ、その隣には、大きなサモワールのような容器が置かれていた。 ウィキペディアの“聖水式”の欄には、「大聖水式に成聖された聖水は教会に保管され、各種の成聖に使われたり、信徒に振り掛けられたりする…

神現祭

1月6日は、イエス・キリストが洗礼を受けた日であり、キリスト教の各教派で、それぞれの祝祭が催されているようだ。2012年の1月6日には、ベシクタシュにあるアルメニア正教の教会で、クリスマス・ミサを見学したこともあった。アルメニア正教会はこ…

エルドアンVS 橋下

トルコの閣僚リストには、「既婚で子供が何人」といった情報も大概記されていた。しかし、これにもいくつか欠落があったので、他のネット記事も見て調べたところ、どうやら、未婚で子供がいないのは、ファトマ・ギュルデメト・サル環境都市計画相(女性/4…

日本語も学んだチャヴシュオウル外相

AKP政権の閣僚リストに記されている略歴を見ると、出身大学や前職の他、語学力なども明らかになっている。しかし、語学力についての記述は、必須の項目になっているわけでもないようだ。 例えば、流暢な英語を話すダヴトオウル首相の語学力には全く触れて…

現AKP政権の閣僚

トルコの首相府のウェブサイトには、現閣僚のリストが掲載されている。いったい官僚出身の閣僚は何人ぐらいいるのかと思って、ちょっと目を通してみた。(2016年1月現在)ヴォルカン・ボズクルEU担当相/外務官僚-アンカラ大学法学部 エフカン・アラ内…

トルコの官僚

イスタンブールに現地事務所を構えていた日本の会社で働かせてもらっていた1992年の初秋、この会社がトルコへの輸入を試みた物品が、イスタンブールの税関で止められてしまった。 その物品は日本の遊戯機器、つまりパチンコ台だったが、これを輸入が禁じ…