メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

イエニドアンの“喜びの丘”に雪は降る

土日は週間予報が外れて降らなかったけれど、イエニドアンは、今日(1月26日)になって雪がちらついている。
大した降りではないが、先週の積雪以来、明け方にはマイナスまで下がるような冷え込みが続いていたため、融けずに残っていた雪の上に、多少また積もるかもしれない。
この数日、うちの前の坂道は、所々凍結していて、私も毎朝のように何処かで足を滑らせていた。でも、うちからバス通りまでは、いくらもないので、なんとか転倒だけは免れた。もっと上の方に住んでいる人たちは大変だったに違いない。
今日の昼近く、雪がちらつき始めてから、外へ出てみると、凍結もなく坂道は歩きやすそうである。それで、方向を変えて、“サファ・テペスィ(喜びの丘)”まで登ってみることにした。
しかし、雪の舞う空は霧がかかったようになっていて、丘の向こうの眺望もなく、凍り付いた噴水池の周囲は人影もなく静まり返っていた、と思っていたところ、モスクの方から、手を繋いで歩いて来る若いアベックの姿が見える。
すかさずデジカメを取り出して、パチリとやったけれど、雪の中、あの2人が、なんでまた“喜びの丘”をうろついていたのか良く解らない。
子供が降る雪に喜び、そり遊びを楽しんでいるのは解るが、アベックは雪を見て喜ぶ歳でもないはずだ。 ひょっとすると『僕らの熱い心でこの雪を融かせて見せる』とか脳の足りないことを考えていたかもしれない。
忌々しい奴らだ。“喜びの丘”などというネーミングまで憎らしくなってくる。
なんて、アベックの2人は、こっちを見ながら、「なにあれ、雪の中で写真撮って喜んだりして。頭おかしいんじゃないの?」等々楽しく語り合っていたのだろう。

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