イスタンブールは、月～火（１月１９日）にかけて、予報通り雪が降った。今日（１月２０日）はきれいに晴れたが、週末はまた雪になるらしい。「もうたくさんだ」と言いたくなる。
でも、イエニドアンの我が家の裏手を少し登ると、向こうの山の斜面に積もった雪が朝日に輝いてとても美しかった。
考えて見たら、このイエニドアンに越して来て、既に４年と５カ月になる。これは、高校卒業以来、私が同じ場所に居住し続けた最も長い記録だ。
以前の最長記録は、イエニドアンへ越す前に住んでいたエサットパシャの３年１１カ月だった。その次がクズルック村の３年７カ月、あとはウスキュダルの１年９カ月でも比較的長いほうであり、１年ちょっと暮らしては居場所を変えることが多かった。
日本で最も長かったのは、川越の産廃屋の飯場に住み込んでいた２年８カ月ではないかと思う。
文京区の神田川沿いのアパート、大阪は茨木市のアパートも長かったが、いずれも２年７カ月に満たなかった。
高校を卒業して、３７年が過ぎているのだから、ちょっとした流転の半生と言えるかもしれない。これから、何処をどう流れて、何処でくたばり果ててしまうのだろうか？
