メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コロナの陰謀論/中国は有りもしないコロナ危機を口実に上海を封鎖した?

コロナの発生自体に陰謀があったというのは良くある「陰謀論」に過ぎないと思うが、それを機会にして、米国を中心とする勢力が危機感を必要以上に煽っていたのは確かじゃないだろうか? その勢力は、今年に入ってからも諦めずにフランス等で規制を強化させよ…

ウクライナの穀物を安全に輸出するための協定

先週(7月22日)、イスタンブールで「ウクライナの穀物を安全に輸出するための協定」が調印された。昨日(7月27日)は、この協定の履行を監督するコーディネーションセンターがオープンしたという。 センターはイスタンブールにある国防大学のキャンパ…

トルコ軍のキプロス侵攻(1974年)

《2020年3月8日付け記事を省略修正して再録》 昨日(7月20日)は、1974年にトルコ軍がキプロスへの侵攻を開始した日だったそうである。 「トルコのナショナリズムが最も高揚する日の一つ」と言っても良いのではないかと思う。 以下のYouTubeの…

統一教会の問題/ギュレン教団尊師の死亡説

安倍元首相の暗殺事件は「気が変になった男の犯行」という見方が有力で、今のところ「政治的なテロ」を疑わせる要素は見当たらないそうである。 気が変になった男の筋違いな逆恨みで暗殺されてしまった安倍氏は実に無念だっただろう。 しかし、犯人の逆恨み…

「トルコの最も長い夜(クーデター事件)」

《2016年7月17日付け記事の再々録》 *(2016年7月16日:12時15分)昨晩、クーデターを企てた軍の一派は、アンカラで国会や参謀本部等、政府の主要機関に攻撃を加えたという。その過程で、フルスィ・アカル参謀総長が人質に取られたと言わ…

「人は何のために新聞を買うのか?」

《2013年2月4日付け記事を修正して再録》 *(7月14日は「しんぶん配達の日」だそうです) 最近は、トルコの新聞も殆どインターネットで読むようになってしまったが、昨日(2013年2月3日)、出先で新聞読んで時間を潰そうと思い、街角にある…

「犠牲祭の意義」

《2012年10月27日付け記事の再々録》 2011年の秋、トルコで有数の肉加工品会社を訪れたことがある。 トルコ風の牛肉ソーセージ(?)スジュクや牛肉ハムのパストゥルマが有名な老舗で、オスマン帝国の末期に、中部アナトリアのカイセリの特産品…

生ビールの飲み方:ドイツ・日本・トルコ

「暑い夏の日こそビールだ!」とばかり、昨日は大阪の谷町にあるドイツ・ビールの専門店に出かけて見た。昨年の末頃だったか、この店の存在を知って以来、「ビールの季節」の到来を待ちかねていたのである。 しかし、まずはドイツ直輸入の生ビールで乾杯して…

安倍元首相の最期

安倍元首相が凶弾に倒れた。安倍氏は政治家の家に生まれ、その宿命の下で誠実に生きて来たのではないかと思う。それが斯様に悲惨な最期を迎えてしまうなんて・・・。 「死生命有り、富貴天に在り。君子は敬みて失うこと無なく、人と与るに恭しくして礼有らば…

トルコ人とは、いったい何者なのか?

《2013年3月16日付け記事の再録》 先日(2013年3月)、タハ・アクヨル氏のコラム(2013年3月2日付けのヒュリエト紙)に興味深い話が紹介されていた。1932年、アタテュルクは、アナトリアで6万4千に及ぶ頭蓋骨を計測調査するよう指示…

ロシア軍はオデッサまで進撃するのか?

上記の駄文に、当初、トルコがスゥェーデンとフィンランド両国の「加盟を承認」などと誤って記述し、その後「加盟を支持」と訂正したけれど、そもそもトルコが支持したことによって両国の加盟が承認されるわけではないそうだ。 NATOへの加盟は、全加盟国の支…