メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

イスタンブールのユダヤ教コーシェルの料理店

イスタンブールには、まだ1万8千人ほどのユダヤ人が暮らしていて、その多くが、1492年に終結したレコンキスタで、イベリア半島を追われたセファルディ系ユダヤ人の子孫とされている。1957年にイスタンブールで生まれたユダヤ人の小説家マリオ・レ…

ペガサス航空

飛行機に乗ると、離陸前に安全のガイダンスがある。ビデオで見せたり、乗務員が実地にやったりしている。酸素マスクの使い方とか、救命胴衣の着方とか、大概の場合、あまり真剣には聞いていない。『そういう事態になったら、南無阿弥陀仏しかないだろう?』…

オジャランの声明等々

昨日、クルド人の知人に電話して、今回のオジャランの声明について尋ねてみた。 彼はトゥンジェリ県の出身で、イスラム主流のスンニー派から、異端のように見られているアレヴィー派。私と同年輩の温厚な左派の知識人である。 以前はジュムヒュリエト紙の記…

そして、道は開かれた・・・

一昨日の3月21日は、トルコの“春の祭典”ネヴルーズだった。日本の“春分の日”。イランではノルーズと呼ばれ、イラン暦の新年ではなかったかと思う。この日は、昔から、中央アジアやイラン、トルコの人たちにとって大切な“春祭り”の日だったらしい。ところ…

日本とトルコの友好

一昨日、ボスポラス海峡の連絡船に乗ったら、韓国人の青年と隣席になり、船がアジア側に着くまで20分ぐらい雑談した。大学4年生で、初めて海外旅行に出たと言う。まず、日本に渡り、博多、大阪、東京を経て、4日前にイスタンブールへ来たらしい。「日本…

「 トルコ人とは、いったい何者なのか?」

先日、タハ・アクヨル氏のコラム(3月2日付けのヒュリエト紙)に興味深い話が紹介されていた。1932年、アタテュルクは、アナトリアで6万4千に及ぶ頭蓋骨を計測調査するよう指示した。当時、ヨーロッパでは、トルコ人や全てのアジア系人種をモンゴロ…

ハジュ爺さんの噂話

うちの大家さんは、黒海地方の出身で74~5歳じゃないかと思うが、まだ42~3歳の若い後妻がいる。前の奥さんは数年前に亡くなったらしい。その奥さんとの間に、何人か子供がいて、長男は何処かで校長先生だか何だかになっているそうだ。後妻との結婚に…

ハジュ(巡礼者)

近所にあるエルジエスという小さなスーパーマーケット、顎鬚をたくわえた青年が時々店番していて、従業員かと思っていたら、彼がここの経営者だった。まだ30歳ぐらいじゃないかと思う。顎鬚ばかりじゃなく、ダブダブのズボンはいて、鍔無しの帽子を被り、…

トルコの菓子メーカー

トルコの菓子メーカー、ウルケルとエティという会社が有名で、何処の小売店やスーパーに行っても、大概、両社の製品が売られている。ウルケル社は1944年、エティ社は1962年の創業。ビスケットやケーキ、チョコレートといった両社の主な製品は、各々…