メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ボクシング

キンシャサの奇跡

《2014年10月31日付け記事の再々録(1)》 1974年の10月30日、コンゴのキンシャサで挙行されたボクシングのヘビー級タイトルマッチで、モハメド・アリがチャンピオンのジョージ・フォアマンを8回KOに降した。これを、私たちのようなファ…

ボクシングの名試合とベートーヴェンの四重奏曲

昨日、ハグラー氏を追悼する駄文を書いてから、1981年9月に挙行された「シュガー・レイ・レナード対トーマス・ハーンズ」のウェルター級タイトル統一戦を久しぶりに観た。ハグラーのボクシングは実に芸術的だったものの、最初から相手を圧倒してしまう…

マービン・ハグラーのボクシングと河本元通産大臣の美学?

ボクシングの元ミドル級チャンピオン、マービン・ハグラー氏が亡くなったと伝えられている。66歳の若さだった。コロナワクチンを接種した後で急に体調が悪くなったという情報もネットに出回っているけれど、はっきりしたことは解っていないらしい。 私は小…

天才の自尊心?

《2014年10月31日付け記事の再録(2)》 私はこの「カシアス・クレイ (1972年) 」を、中学生の頃に読んだのではないかと思う。不世出の天才ボクサー“モハメド・アリ”の半生が綴られている。 著者のトレス氏もライト・ヘビー級の名チャンピオンとし…

[キンシャサの奇跡]

《2014年10月31日付け記事の再録(1)》 1974年の10月30日、コンゴのキンシャサで挙行されたボクシングのヘビー級タイトルマッチで、モハメド・アリがチャンピオンのジョージ・フォアマンを8回KOに降した。これを、私たちのようなファン…

韓国の不正と文明/ラテン気質?

最近、韓国の法相に任命された曹国氏の不正が話題になっているけれど、これで私は1997年の韓国大統領選挙にまつわる話を思い出した。 あの選挙戦の最中でも、与党候補の李会昌氏が子息の兵役を不正に回避させていたことが発覚して、大きな話題になってい…

モハメド・アリの追悼式

昨日(6月10日)、アリの故郷ルイビルで追悼式が行われ、出席したクリントン元大統領は弔辞を読み上げたそうだ。トルコのエルドアン大統領も、この追悼式でスピーチするかもしれないと噂されていたけれど、エルドアン大統領は、前日営まれたイスラムの葬…

蝶のように舞い蜂のように刺す

Muhammad Ali vs Jerry Quarry II 27.6.1972 - NABF Heavyweight Title 私がモハメド・アリに引き付けられたのは、1972年の6月、テレビでジェリー・クォーリーとの第2戦を観てからだ。当時、私は小学校6年生だった。その2年近く前に、ジョー・フレー…

モハメド・アリ逝く

昨日、エルドアン大統領は、“トルコ輸出業者会議”の総会でスピーチした際、最後に「アリの訃報」を伝えて、2分以上にわたり功績や思い出について語っていた。「・・・若い頃、私たちは夜中に白黒テレビで彼を観ていた。とてもエキサイトしながらその姿を追…

「キンシャサの奇跡」

1974年の10月30日、コンゴのキンシャサで挙行されたボクシングのヘビー級タイトルマッチで、モハメド・アリがチャンピオンのジョージ・フォアマンを8回KOに降した。これを、私たちのようなファンは“キンシャサの奇跡”と呼んでいる。その前年に、…

韓国におけるモハメド・アリ

98年だったか、ソウルを訪れ、日本人の知り合いとタクシーでカンナム方面に向かっていたところ、イーテウォンにある大きなモスクが見えたので、指差しながら知人に説明していると、日本語で何を話しているのか気がついた運転手さんは、「お客さん知ってま…

日本の政界の“心理的な言い訳”?

アメリカでは、世界タイトルを取るぐらいのボクサーなら、自分が主体となって、コーチやらトレーナーを雇い入れて試合に臨む。試合の後で、敗戦の理由をトレーナーの調整ミスだとして、トレーナーを訴えたりもする。 ベニテスという名選手が、ハーンズとタイ…