メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

神姫バスの運転手さんの神対応/トルコの親切な運転手さん

8月、書写山に登って西坂を下り、バス停で15分ほど待って、ほぼ定刻通りに到着した神姫バスに乗り込んだが、バスは直ぐ発車しようとしない。

『おやっ?』と思って様子を窺うと、どうやら中年の運転手さんは、後方から走って来る女子高生を待ってあげているらしい。

女子高生もバスの10mぐらい手前まで来て、それが解ったようだ。やれやれと走るのを止めて歩き出した。そうしたら、運転手さんはバスのマイクを使い「最後まで走って!」と叱咤した。

女子高生がもう一走りして後部のドアからバスに乗り込むと、運転手さんは野太い声で「オーケー!」と言い、ドアを閉めた。私は思わず拍手したくなってしまった。なかなか格好良い運転手さんだった。

トルコには、荒っぽい飛ばし方で嫌になる運転手もいたが、走って来る乗客を待ってあげる運転手さんも少なくなかった。規則の扱いが緩く、適用は運転手さん次第という感じじゃなかったかと思う。

イスタンブールに居た頃、酒を強か飲んだ帰りのバスで寝込んでしまい、終点で運転手さんに起こされたことがある。

運転手さんは私が何処で降りなければならなかったのか確認し、「このバスは車庫に戻るから、そこまでは行けないけれど、途中まで送ってあげるよ」と言い、家から歩いて15分ぐらいの所で降ろしてくれた。そこまで和やかに雑談したりして、本当に親切で気さくな運転手さんだった。

それから、トルコではネットで時刻表を検索するのが解り易くて良かった。乗客の中にも、スマホでネットから時刻を調べている人が少なくなかった。デジタル化はトルコの方が遥かに進んでいただろう。

神姫バスはネット検索が解り難くて苦労した。もっとも、活用している乗客も少ないようだから仕方ないのかもしれない。

もう一つ、イスタンブールの市バスには「苦情対応電話」があって、これを活用している人も少なくなかったようだ。

ある日、イスタンブールの我が家の近くの道路が工事で通行止めになり、バスの運行が定刻からかなり遅れたうえ、反対方向へ行くバスが迂回して、私たちが待っている停留所の前をそのまま通過して行った。

その時は、まだ遅れの理由も解っていなかったため、停留所で止まらずに通過したバスに私も驚いたけれど、先刻からイライラした様子でバスの遅れを詰っていた中年男は、すかさずスマホで「苦情対応」に電話した。

そして、バスが通過した状況を説明しながら、運転手の風体も明らかにして、「運転手は眼鏡かけた禿!」と怒鳴ったものだから、停留所で待っている人たちは皆大笑いだった。

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韓国の戒厳令/悲願の統一は実現するのか?

職場は不況の煽りで10月から週休2日とまでは行かないものの、日祝以外にも休みが入るようになっている。休日は月末に配布される予定表で明らかになるけれど、今月は昨日になって予定表が配布され、今日(水曜日)は私の休日であることが解った。

そのため、前以て休日の計画を立てる間もなく、『さて、明日は何をしようか?』なんて思っていたら、韓国で戒厳令のニュースが飛び込んで来た。

今日は朝から「韓国戒厳令」に関するトルコの報道などを見ているが、休日になっていて本当に良かった。さもなければ、配送のトラックを運転しながら『いったいどうなっているんだ?』とやきもきしていただろう。

これにトランプ大統領就任との関連があるのかどうか解らないけれど、シリアの情勢と言い、立て続けに衝撃的な事件が起きる様は、まさしく「激動の時代」の幕開けを告げるかのようだ。

しかし、シリア情勢の方はもう少し経過を注視しなければ、どうなるのか皆目見当もつかないが、韓国の戒厳令は、どうやら尹大統領の失敗に終わりそうな気配である。

私は尹政権発足以来の「親日ブーム」に何やら胡散臭いものを感じていた。韓国が中国寄りの姿勢を見せ、北朝鮮へ近づくのを懸念した米国が尹政権へ圧力を加えている背景を想像してみたのだ。

韓国は、盧武鉉大統領が北朝鮮との交流を模索すると、これに官僚等がブレーキをかけていたように見えたものの、文大統領の時代には既にそれが国家戦略になっていたのではないだろうか?

北朝鮮金正恩主席の時代になってから様々な変化が見られるらしい。11年前、あの「張成沢氏粛清事件」には恐れおののいてしまったが、あれは朝鮮労働党内の改革派が保守派を一掃する過程だったのかもしれない。

私は長い間、韓国を「イデオロギー対立の激しい社会」などという思い込みで見ていたけれど、そういった色眼鏡を外して見なければならないと反省している。

韓国・朝鮮は、有史以来、何度も亡国の憂き目に遭いながら、その試練を乗り越えて来たのである。それは現実を見極め、巧みに対応してからこそ成り得たのだと思う。

昨日の朝、出勤する前にコーヒーを飲みながら、以下のYouTube動画をぼんやり観ていた。北朝鮮を訪れたロシアの団体旅行の観光客が、平壌の地下鉄の様子などを撮った動画である。

www.youtube.com

最近、こういったロシア人による北朝鮮を紹介する動画が頻繁にアップされている。ロシアの、しかも団体旅行の観光客であり、様々な制約を受けているに違いないけれど、動画の撮影が許されたところを見ると、北朝鮮も少しずつ開放的になって来ているようだ。

動画の「11:00」の辺りで、地下鉄車内の席に座っていた若い女性が、老人に席を譲る場面がある。ここだけを見ていると、女性と老人の服装や態度が、何だかソウルの地下鉄でもありそうな気がしてしまう。

また、最後の方で、地下鉄の駅に「2024年・主体113年・10月8日」の表示が出ていて、撮影されたのは10月8日であることが解る。

「主体113年」とは、金日成の生誕から113年ということらしいが、以下のウイキペディアの記述によれば、主体年号は10月13日以来、労働新聞にも表記されていないため、廃止された可能性があるという。

これも改革の一環と見て良いかもしれない。

北朝鮮も確実に変わって来ている。韓国の戒厳令事件で、物騒な話ばかり取り沙汰されているけれど、私は韓国・朝鮮の民族の悲願である「統一」がいよいよ近づいて来たのではないかと希望的に考えてみたい。

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書写山の紅葉

8月、姫路の書写山に登って、『これは紅葉の頃、また来てみなければ』と思った。ネットでも「紅葉の名所」として紹介されている。それが今日、実現した。

「紅葉の時期」を逃さぬよう、先週来るつもりだったが、先週は夕方、大阪へ出ることになっていたので、予定を変えて三宮から再度山へ登ることにした。

しかし、例年になく紅葉が遅れたお陰で、先週の再度山も今日の書写山も丁度見頃となっていた。

今日も書写山へ、8月と同じ「刀出」という登山口から登り始めたが、それは8月に来た際、登山口が何処にあるのか迷い、バス停の前にある喫茶店で尋ねたところ、年配の女性がわざわざ外まで出て来て、親切に教えてくれたため、『次回はここでモーニングを食べよう』と決めていたのである。

これは実に正解だった。盛沢山な美味しいモーニングを頂きながら、店主の女性の方のお話しを聞くことが出来た。この方は、なんと20歳の時から、御主人と共に54年にわたって店を運営してきたという。

そういえば、8月にちらっと店内を覗いた際、その雰囲気に何か歴史を感じてしまったけれど、54年というのは途方もない年月であるように思えた。

モーニングを食べて元気が出た所為か、刀出から圓教寺奥の院までの道のりは、あっという間でとても快調だった。まあ、これで「登山」と言ったら申し訳ない30分の道のりだが、8月はその30分で汗びっしょりになっていたのに、今日は奥の院で半袖になっただけである。

8月は帰りも西側へ下ったけれど、今日はロープウェイのある東側の坂を下りた。こちらの方が眺望は良い。

途中、ロープウェイ乗り場の手前に関所のような所があり、「出口」の方から出る場合はともかく、向こうから境内へ入る際には「入山料500円」が課せられていることが解った。

ロープウェイで来た人たちはもちろん、東坂を登って来た人たちも「500円」支払わなければ入山できないようになっている。「刀出」から登って本当に良かった。










ドイツ料理のアイスバイン!

昨日の夕飯は、難波のドイツ料理店だった。

アイスバインという料理を楽しみにしていたけれど、これが本当に美味しくて満足した。ビールも美味かった。「ドイツに美味いものなし」なんて誰が言ったのだ?

アイスパインは豚のすね肉を塩漬けにしてから煮込むという料理だが、私は未だ高校生の頃、このアイスバインについて教えてもらい、以来、いつか食べてみたいものだと思いながら、なかなか実現しなかった。

昨日、ようやくその夢が叶ったのである。






再度山/紅葉

昨日は、新神戸駅から城山を経て再度山へ登り、修法ヶ原池の紅葉を見て来た。

3年前は11月9日に訪れているので、今年は大分遅くなったが、紅葉はちょうど見頃になっていた。11月の上旬まで暖かい日が続いたため、紅葉の時期もかなりずれ込んだらしい。

昨日から一段と寒くなるという予報も出ていたが、それほどでもなかった。城山を登り始めて暫くしたら、汗ばむくらいだった。ジャケットの下に半袖のシャツを着ていて良かったと思う。










セントバーナードとツーショット!

昨日、姫路の駅前で、捨て犬の保護のために募金活動が行われていて、セントバーナードのキャンペーン犬(?)が道行く人たちに愛嬌を振りまいていた。

多分、セントバーナードは、犬が好きな人たちの多くを虜にしている犬種じゃないかと思う。映画やテレビドラマでも度々主役を演じて来た。

私も少額の募金で、犬とふれあい、おまけにツーショットの写真まで撮ってもらった。

しかし、キャンペーン犬は良く躾けられているから大人しくしていたものの、セントバーナードのような大型犬は、捨てられて野犬と化してしまったら、かなり恐ろしい存在となるに違いない。

この犬も4歳の雄で体重が63㎏に達しているという。57㎏の私より6㎏も重い。襲われたら、たちまちやられてしまうだろう。

イスタンブールでは、街角の野良犬に癒されていたけれど、最近は増え過ぎた野良犬・野犬が社会問題になっているそうだ。大統領が野良犬の処置について声明を出さなければならない事態らしい。捨て犬の保護は、とても重要な課題なのである。



 

ケネディ氏はコロナの闇を明らかに出来るだろうか?

トランプ次期大統領は厚生長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏を指名したという。

これに対して、日本の一部のメディアは、ケネディ氏が反ワクチンであり、予てよりの陰謀論者だと批判的に伝えている。

しかし、伯父と父親を暗殺されたケネディ氏が、事件の背景に疑念を懐き続けて来たのは、当然のことであるように思える。

また、コロナワクチンに関しては、私も疑念を懐いているけれど、メディアがケネディ氏を批判的に論じているのは、トランプ政権になっても、ワクチン接種を推進してきた米国の行政に何ら変化は生じないと見ているからだろうか?

トルコでも、少なからぬ識者が「トランプ政権は結局のところ、米国による一極支配を進めようとしているグローバル派に屈してしまうのではないか?」と見ているようだ。

特に「中東への関与」は米国の国家政策であり、トランプ氏が大統領になってもこれを変えるのは難しいという。

トルコでは「米国の大中東プロジェクトは破綻した」と数年前から論じられていたものの、米国は未だに諦めていないらしい。

一方で、ウクライナと同様にイスラエルも既に行き詰っているため、いずれもトランプ氏が主張する停戦に応じるだろうという説も聞かれる。

果たして、どうなるのか私には皆目見当もつかないが、まずは「コロナ騒ぎ」だけでも何とか収束へ導いてもらいたいと思う。

反ワクチンの声は、ケネディ氏に限らず、世界の方々から上がっているようである。中には、「コロナ」を米国が仕掛けた軍事作戦とまで言う説も出ている。

これでは、まるで陰謀論のように思えてしまうが、米国は「コロナの脅威」を理由にパンデミック条約を締結させ、これによって一極支配を進めようとしているそうだ。

確かに、コロナは発生当初より不可解なところが多かった。

まずは、メディアが一斉に危機を叫び始めたのが異様に感じられた。

『それほど死亡者も出ていないのに何を騒いでいるのか?』と思ったのである。それも高齢者や疾患を持っている人たちに限られていた。

重篤化が少ないのは、日本に特有な現象である」と言われ、その要因として「BCGの接種」が挙げられたりしていたけれど、あれはいったいどうなったのだろう? 最近、殆ど聞かれないような気がする。

西欧では被害が大きかったようだが、「相当な水増しがあった」なんていう説も出ている。

そういえば、「ジスカールデスタン元大統領がコロナで死去94歳」などと大々的に報じられたりしていた。94歳なら老衰だろう。

私は報道を読んで、ジスカールデスタンという歴史上の人物が未だ生きていたことに驚いていた。

その後、あっという間にワクチンが開発されて接種が始まった。これも非常に不可解だった。

当時、私はそれが「mRNA」という特殊なものであるとは知らずに、「治験を経ていない少々危ないワクチン」ぐらいに思っていて、職場で強要されると大人しく2回の接種に応じた。

もっとも、危険性が解っていたとしても、当時の状況では転職先を見つけるのも困難だったに違いないから、渋々接種に応じていたかもしれない。

ところが、2回の接種では済まず、次から次へと危機が煽られて、3回、4回と接種が続いて行く。あれはどう考えても異常に思えた。

幸い、私は転職を果たして派遣社員という微妙な立場になっていたので3回目を接種せずに済み、ホッと胸をなでおろしたのである。

やはり、コロナには何らかの謀略が仕組まれていたように思われてならない。

発生すら人為的だったという説も既に陰謀論として片付けるわけには行かないような気がする。

願わくは、ケネディ氏が無事に厚生長官へ就任し、圧力に屈することなく、その闇を明らかにしてもらいたいと思う。