メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

桜の花は散ったがコロナは散らずワクチン花盛り?

座っている時間の長かった警備員の仕事から、運動量の多い配送の運転手に転職して、早や4カ月が過ぎようとしている。 今年の冬は例年になく寒かったので、屋外の作業は結構堪えたが、桜の花も散り、緑が濃くなって気温も上がり、ようやくエネルギーも増して…

マルディン~ハタイの復活祭ミサ

正教の復活祭(正しくは復活大祭と言うらしい)、トルコではパスカリヤ(Paskalya)と言われている。おそらく、ギリシャ語のパスハ(Πάσχα)に由来しているのではないかと思う。 今朝、「Paskalya」でYouTubeを検索してみたところ、トルコの南東部、マルディ…

イースターまでに実現されなかった停戦

正教会では、今日4月24日に復活大祭(イースター)を祝う。ウクライナやロシアの各地の正教会聖堂でも復活大祭のミサが営まれているではないかと思う。 誰もが平和な世界の復活大祭を願っていただろう。しかし、復活大祭を前に停戦が実現されることはなか…

酒浸りの週末/シベリアのウォッカで乾杯!

先週末は職場の特別休暇で土日と2連休になった。それで、まずは土曜日に、高校同期の友人と大阪の谷町にあるロシア料理の店「ボーチカ」で一杯やることにした。 ボーチカ(Бочка)とはロシア語の「樽」で(ウクライナ語も同じくБочка)、この店にはウォッカ…

ボルシチが平和の味となるように・・・

先週、近所の業務スーパーでビーツが売られているのを見て、懐かしさの余り一つ購入してきた。トルコでは「パンジャル(Pancar)」と言い、サラダの具に使われたりしていた。日本では「ボルシチ」の材料として知られているのではないかと思う。私も大豆と鶏…

中国のコロナ「大騒ぎ」!

欧米の各国が「コロナは既に風邪」として規制を解除する方向へ進む中、ピーク時の死亡率も遥かに少なかった東洋の日本と中国で大掛かりな対策が取られ続けているのは、いったい何故だろう? 日本の場合、「『対策が取られていないと不安』という世論の声を無…

ウクライナとロシア/近代国民国家の成り立ち

ロシアのウクライナ侵攻後、ネットを徘徊しながら読んだ記事の中に、「ウクライナの人たちは、キエフ大公国以来のロシアの歴史と文化の源流は自分たちにあるという思いがあるため、モスクワに対して蔑みと妬みが混ざり合った複雑な心情を抱いて来た」という…

トルコのウルファ県に設立されたソウル中学校

ウクライナ難民の受け入れを論じる西欧の報道に「彼らは青い目と白い肌のウクライナ人でありイラクやシリアの難民と異なる」という趣旨の説明があったらしい。これがトルコでは「西欧の人種差別」として大きな話題となっていたようである。 トルコは既に30…

米国は未だ「官軍」なのだろうか?

この「弱肉強食の世界と国家の利益」という駄文を記した2017年の時点で、私は米国こそが「官軍」であると何の疑いもなく思っていた。 2年前でも、その思い込みに大きな変化はなかった。韓国が中国に接近して北朝鮮との交流を深めて行くのは危険な賭けに…

「善悪正邪を論じたがる風潮」

《2020年7月5日付けの記事を再録》 この2002年12月30日付けのインタビュー記事で、退役海軍中将のアッティラ・クヤット氏は、米国によるイラク戦争へトルコも参戦しなければならないと論じているけれど、米国が主張していた「化学兵器等の脅威…

今年の姫路城の桜

今日、姫路城へ桜を見に行った。今年は寒い日が続いたけれど、2年前の4月2日と比べても花の咲き具合は余り変わらないように思えた。昼には気温も結構上がって、2年前と同じような陽気になっていた。 しかし、今日は多くの人で賑わい、閑散としていた2年…

ロシアの「切り札」?

この「ゼレンスキー大統領が辞任か?!」という駄文は、もちろんエイプリルフールの冗談、無い知恵を絞ってみたけれど今年もこんなネタしか思いつかなかった。 しかし、一方的にロシアの邪悪性を強調しながら、そのロシアが間もなく崩壊するかのように伝えて…

ゼレンスキー大統領が辞任か?!

ウクライナとロシアの停戦交渉はイスタンブールで大きな進展を見せ、いよいよ首脳会談による決着が論じられる段階に至った。 ところが、このタイミングでトルコの消息通より驚くべき情報が寄せられている。 首脳会談を前にウクライナのゼレンスキー大統領が…