メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ベトナムの「孵化しかけ卵」!

オフ日に三ノ宮まで出たので、前から気になっていたベトナム料理屋でバイキングのランチを食べて来た。気になったのは、店の前を通った時にパクチーの香りが漂っていたからだ。 実際、腸詰のような肉加工品各種は、八角のような香料が思いっきり効かせてあっ…

「辛格浩」と「重光武雄」

福沢諭吉は「文明論之概略」の緒言で、当時の洋学者たちが以前は悉く漢学の徒であり神仏者だった事実を指摘して、「あたかも一身にして二生を経るが如く,一人にして両身あるが如し」と述べている。明治維新を境にして日本は大きく変わり、まるで二つの人生…

1999年8月-トルコ北西部大地震の追憶

1月17日、阪神大震災から25年が過ぎた。そして、一昨日(24日)は、トルコの東部エラズー県で大きな地震があったという。多くの方が亡くなり甚大な被害に見舞われているようだ。 トルコの東部では、2011年10月にもワン県を中心に大地震が起きて…

水牛のモモ!

先日、大阪市内のネパール料理屋で「水牛のモモ」を食べて来た。「モモ」は小籠包のような料理で、福岡のネパール料理屋では具材に鶏肉か羊肉を使っていたのではないかと思う。ヒンズー教で「牛」は神に数えられているため、牛が肉になってしまうことは有り…

ノーベル賞化学者のトルコ民族主義

2015年、ノーベル化学賞を受賞したアジズ・サンジャル氏に電話でインタビューした英国のBBC放送は、まず始めに「貴方はアラブ人なのか?」と問うたそうである。これに立腹したサンジャル氏は、「ジズレで生まれたとしても、カルスで生まれたとしても…

米国の庇護下におかれているギュレン師

フェトフッラー・ギュレン師の教団は、1970年代の中頃にイズミルで形作られ、90年代以降、急成長を遂げた。その活動には、当初より欧米西側諸国からの支援があったのではないかと言われているけれど、冷戦の時代は、ギュレン師の教団に限らず、そうい…

トルコの10年前と現在

この10年のトルコの変化を振り返って見ると、与党AKPと野党CHPの立ち位置が逆転してしまったかのようである。10年前、CHPは野党ではあるものの、アタテュルクの政党として共和国体制の守護者をもって任じており、EU加盟を目標に掲げながらク…

歴史に「たら・れば」は無いが・・・

歴史に「たら・れば」は無いと言うけれど、もしも、2004年のキプロス国民投票で南側も統合を承認していたら、どうなっていただろう? 現在、シリアからリビアに至る東地中海の問題の中で、キャスティングボートを握っているのではないかとも言われ、ある…

トルコを取り巻く状況はこの10年で何がどういう風に変わったのだろう?

現在、東地中海は海底ガス田の権益を巡って緊張が高まっているという。トルコ軍のリビア派兵等もこれと密接に関わっているようだが、関連するトルコの報道を詳細に調べるほどの時間的な余裕もない。 しかし、10年ほど前のトルコの状況を振り返ってみるだけ…

15~6歳でピークを迎えてしまう競技の有り方

フィギュアスケートのザギトワ選手の引退騒動では、15~6歳でピークを迎えてしまう競技の有り方に疑問を唱える声も聞かれた。これに私は、20年ほど前、イスタンブールで出会った日本人青年の話を思い出した。当時、20歳ぐらいだった青年は、滞在して…

全寮制の我が母校

鹿児島では、ラサール高校の様子も見に行って、それを写真に収めて来た。私の母校は、全寮制の高校だったので、やはり寮のある進学校として有名なラサール高校には、高校生の当時から非常な関心があったのだ。当時は、ラサール高校も全寮制であると思い込ん…

翔ぶが如く

昨年、正月に鹿児島へ行くことが決まってから、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読み始めたけれど、まだ4巻目を読み終えていない。良く解っていない歴史的な事件や人名が出て来る度に、ネットで検索したりしているので、なかなか進まないのである。さて、これ…

メリークリスマス!/С рождеством!(ス ラジェストヴォム!)

今日は、三ノ宮の正教会の教会でクリスマスを祝って来た。ロシア正教では、ユリウス暦を使っているので、グレゴリウス暦の今日1月7日が、12月25日になるそうだ。 イスタンブールでは、コンスタンティノープル総主教庁の正教会がグレゴリウス暦を採用して…

鹿児島の元気なベトナム人実習生

正月、鹿児島では「城山の展望台」にも登って来た。 人気のない遊歩道を登りながら、たまに降りて来た人とすれ違ったりすると、なんとなく「こんにちは」と挨拶したくなってしまう。日本でも、本格的な登山道なら、多分、今でも挨拶を交わし合っているだろう…

カルロス・ゴーン氏の逃亡劇

カルロス・ゴーン氏の逃亡劇、日本では「出入国管理の甘さ」が指摘され、「我が国の司法制度が侮辱された」という声も聞かれるけれど、トルコでも、やはり同じような反応が見られるようだ。 何故、トルコの企業が利用され、中継地としてイスタンブールが選ば…

逃亡劇に使われたコントラバスの箱と棺桶

カルロス・ゴーン氏の逃亡劇、トルコの昨日の各紙を見ると、いくつかのコラム記事に事件の詳細が記されていた。目を通した中では、ハベルテュルク(HaberTürk)紙のギュンタイ・シムシェク氏の記事が最も詳しく説明されていたように思う。 日本でも既に報道…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 鹿児島に来ています。先月(昨年の12月)より、母が鹿児島の養護施設に入所しているため、休暇を利用して来ました。 昨日はレンタカーを借りて、鹿児島市内を周遊したけれど、母の足はすっかり弱っていて、途中、レスト…