性の問題
イスラムの教義で同性愛は禁じられているという。 2009年、女性タレントのインタビューを受けたトルコのイスラム主義者アブドゥルラフマン・ディリパク氏も、「イスラムに同性愛はあるのか?」という問いに対し、「イスラムでは、同性愛に限らず、あらゆ…
《2003年5月6日付け記事を再録》 韓国人の友人の事務所では、思わぬ一面を見せてしまったリビア人のハシムだが、普段は朗らかで礼儀正しい青年である。「イスラムは愛の宗教、寛容の精神が大切なんです。敬虔なムスリムならば人を憎んだりはしません」…
《2014年1月28日付け記事の再録》“漱石の罠”なんてつまらない話を書いて、漱石が主張した“無意識の偽善”を批判したけれど、あれが“則天去私”を求め、この世の平和を願った夏目漱石の思想なのかもしれない。 例えば、“アッサラーム”と唱え、やはりこの…
今、日本で「50歳と14歳の性行為の是非」が話題になっているけれど、トルコでは5年前に「児童性的虐待防止法」が発令され、その適用上の問題が議論されていた。 この法律は15歳以下の女子との性行為を一切認めないため、14歳の女子と駆け落ちした1…
この「似非進歩主義~同性愛の認識」で、同性愛とは「受け」の方だけだと思っていて、「入れるのは、女のアソコだろうと、男のケツだろうと、羊やロバの穴だろうと、変わりないじゃないか!」と言い放ったトルコ人の男を散々こき下ろしたけれど、実のところ…
《2014年10月27日付け記事を修正して再録》 2004年の3月、南東部のビトゥリス県で、妻子ある従兄と不倫して妊娠した未婚の女性が、部族社会の掟に従った実の弟に撃ち殺されるという衝撃的な事件が報じられた。保守的な南東部の村で、殺された2…
《2016年6月21日付け記事の再録》 エルドアン大統領夫妻と並んでイフタル(断食明けの夕食)の席に座っていたビュレント・エルソイ氏は、1952年の生まれで、現在64歳(2016年当時)。エルドアン大統領と握手している写真は、服装が異なるか…
《2013年5月31日付け記事を修正再録》 「自由恋愛!」という記事に、自分は勝手気ままに複数の女性と遊んでいながら、「それでは、貴方の奥さんもそうやって遊んで良いのですね?」と問われるや、「殺す!」といきり立った“進歩主義者”の話を書いた。…
《2008年6月11日付けの記事を一部省略変更して再録》 2008年の6月、イスタンブールで知り合って間もない同年輩のトルコ人とお互いの恋愛観などについて論じあったことがある。 この男は妻子持ちで、宗教は信じていないそうだ。教養があり、自由…
《2014年10月19日付け記事の再録》 キリスト教では、「マタイ福音書」に以下のような記述があり、男が性的な欲情を懐くこと自体、悪と看做されているのかもしれない。「『すべて欲望をもって女を見るものは彼の心のうちですでに彼女を犯したのである…
《2017年2月17日付け記事を修正して再録》 もう30年ぐらい前に聞いた話だけれど、日本のホテル業界では、バレンタインデーやクリスマスイブに、大幅な過剰予約を受けておくのが常識になっていたらしい。ホテルで彼女と甘い一夜を過ごそうと予約して…
職場の近くに「神戸どうぶつ王国」という動物園がある。いつか夜勤明けに行って見ようかと思っていたが、先日、ネットで広報を見て驚いた。入園料が1800円もするのである。 どうやら、「ふれあい共生」をキャッチフレーズにしている同園では、動物との「…
3年ほど前、福岡で土木作業員として働いていた頃、現場へ軽ワゴンで営業に来るお弁当屋さんがいた。若い女性が運転席から降りてきて、「お弁当要りませんかあ!」と声をかけてくれる。それがまたなかなかの美人だったので、私も思わず一度購入してしまった…
世間は、またコロナの感染が増えたとかで大騒ぎになっている。寒くなれば、ウイルスが活性化し、人間の免疫力は低下するそうだから、当然のことであるように思われる。おそらく、風邪もインフルエンザの感染もかなり増えているはずだ。 問題は、重篤者や死亡…
芸能人の「トイレ不倫」とやらが話題になっている。これで私は10年ぐらい前に読んだトルコの小説を思い出した。その小説にも、スリルを求める異常な性行為が描かれていたけれど、世の中には、想像も及ばない性的嗜好というのがあるようだ。 以下は、その小…
福岡でネパール人就学生らと交流しながら、結局、ネパール語は1~10まで数えることさえ難しかった。10以降は到底無理である。 ネパール語の数詞は、1~100まで一つ一つ覚えて行かなければならないのである。数詞の作り方に一定の規則性はあるそうだ…
「赤とんぼ」にも、「15で姐やは嫁に行き」と歌われているくらいで、かつてはその年齢で嫁に行く女性が少なくなかったのだろう。しかも、当時の日本は、“数え年”を使っていたので、この“15”は、現在の“13~14歳”に相当している。 また、食生活の変化…
「児童性的虐待防止法」により、「夫」が服役している家族を救済する目的で提出された法案は、どうやら撤回に追い込まれたようだ。 「一旦、取り下げる」といった曖昧な言い方だが、批判の高まりに驚いて撤回したというのが真相らしい。 AKPは議会の過半…
「トルコでは児童を強姦しても結婚すれば許される」なんて話が日本にも伝えられているそうだ。もちろん、事実とは異なるが、まったく根拠の無い歪曲というわけでもない。 事の起こりは、結婚年齢に達していない女性の「事実上の夫」が、「児童性的虐待防止法…
ブルキニという“敬虔なイスラム女性用”の水着がフランスで禁止されて話題になっている。(ダブついたウェットスーツのような水着)10年ぐらい前なら、「トルコでも禁止すべきだ」と主張する政教分離主義者、これに反発する保守派の間で大騒ぎになっていた…
エルドアン大統領夫妻と並んでイフタル(断食明けの夕食)の席に座っていたビュレント・エルソイ氏は、1952年の生まれで、現在64歳。エルドアン大統領と握手している写真は、服装が異なるから、このイフタルの席ではないようだ。写真の下には、「“ディ…
6月の末、タクシムでデモ行進していた“ゲイ・プライド”という同性愛者のグループに、警官隊が放水車等で介入して、デモ行進を中止させてしまう事件があった。 “ゲイ・プライド”のデモ行進は、数年に亘って何の問題もなく挙行されていたのに、今年はラマダン…
アブドゥルラフマン・ディリパク氏も、「イスラムに同性愛はあるのか?」というアヴシャル氏の問いに対しては、「イスラムでは、同性愛に限らず、あらゆる非合法的な性接触がハラーム(禁忌)とされている。もう一度言うが、貴方は、女性に一切触れないとい…
男は皆“狼”だからと言うわけでもないだろうが、2011年の2月には、コンヤ大学神学部のオルハン・チェケルという教授が、「ローブ・デコルテを着ている女性は、強姦されても文句が言えない」などと発言して物議を醸したことがあった。当時、ミリエト紙に…
キリスト教では、“マタイ福音書”にも、以下のような記述があり、男が性的な欲情を懐くこと自体、悪と看做されているのかもしれない。「『すべて欲望をもって女を見るものは彼の心のうちですでに彼女を犯したのである』と。もし右の目があなたを迷わすならば…
“テオドシウスの城壁”は、シリヴリ・カプ(門)とベルグラド・カプ(門)の間の区間でも、城壁の上に登ることができた。そして、城壁の上を歩きながら、3ヵ所ある望楼にも、一つ一つ登ってみることにした。この辺りは、観光客が殆ど来ないらしく、城壁の上…
“漱石の罠”なんてつまらない話を書いて、漱石が主張した“無意識の偽善”を批判したけれど、あれが“則天去私”を求め、この世の平和を願った夏目漱石の思想なのかもしれない。 例えば、“アッサラーム”と唱え、やはりこの世の平和を願ってイスラム教を起こしたム…
いつだったか、自分は勝手気ままに複数の女性と遊んでいながら、「それでは、貴方の奥さんもそうやって遊んで良いのですね?」と問われるや、「殺す!」といきり立った“進歩主義者”の話を書いた。 この男性が、何故“進歩主義者”なのかと言えば、それは宗教を…
小説「不倫」に出てくるOLたち、トルコでは昇進して役職につく女性も多いから、日本で言うOLとはイメージが違うかもしれない。それから、食事風景などの描写は実にリアルだと思ったけれど、情事の場面がどれほどリアルだったのか、私には経験がないから…
昨日の昼、レヴェントのオフィス街にあるレストランでサンドイッチを食べていたところ、ギャルソンが来て「すみません。7人のお客様が来たので、窓側の席に移ってもらえませんか」などと言う。『まあ、こっちは軽食メニューだから文句も言えないか』と舌打…