メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2014-01-01から1年間の記事一覧

陣馬山

今日(12月27日)は、犬を連れて母と陣馬山に登って来た。標高は854mほどあるという。イスタンブールの丘みたいな山と違って、結構山らしかった。 行きは、和田という登山口のある所までバスに乗り、帰りは尾根伝いに家の近くへ降り、そのまま歩いて…

サイゼリヤ

一昨日(24日)、神奈川県二俣川の試験場で、免許の再交付を済ませて出て来たのが昼の1時過ぎだった。朝、駅から歩いて来て、サイゼリヤがあるのは確認していたので、『昼飯はサイゼリヤにしよう』と再交付の順番を待ちながらボンヤリ考えていた。“安くて…

相模原市藤野

今回、帰省したのは、今日から年明けの3日まで、家を留守にしなければならなくなった姉が母を心配して、私に戻って来るよう要請した為だった。往復の航空チケットまで、全て姉が用意してくれた。まったく情けない話だけれどしょうがない。今年は、とても帰…

上野のカプセル・ホテル“ダンディ”

羽田に到着した21日の日曜日は、もう遅かったので、母と姉が暮らす神奈川県相模原市の家まで行かずに、上野のカプセル・ホテル“ダンディ”で一泊した。ここは、サウナに露天風呂も付いていて、なかなか楽しめる。食堂のメニューも結構豊富である。私は、多…

お茶専門の喫茶店

最近、ウスキュダルに開店した“お茶専門の喫茶店”。なかなか意匠を凝らした造りになっていて、ティーポットやカップなども全て店主がデザインしたそうである。昨日は、7人ぐらいのグループと二人連れの客が二組いたけれど、いずれも若い女性で、グループの…

恐ろしいATM・続

ATMに吸い込まれた300リラが戻って来なかった“事件”から2日過ぎたが、当日、携帯電話に「苦情は受理されました」みたいなメッセージが入っただけで、以来、何の音沙汰もない。支店から本部に連絡してくれた職員が、「7日以内に・・・」とは言ってた…

恐ろしいATM

今日(12月15日)、街角に設置されている銀行のATMで、1000リラほど預金しようとして、オープンした挿入口に紙幣を置いたら、何枚か中へ吸い込まれて行ったようだが、紙幣の多くは、途中で閉じてしまった挿入口に挟まれて止まり、エラーの表示と…

国歌~校歌~寮歌

これまで“君が代”聴いて感動したことは殆どなかった。あまり好きなメロディでもない。士気を高めるために、国旗を揚げて、音楽で盛り上げるなんて、元来が西欧の発想じゃないかと抵抗を感じていた時期もある。 あれは、他国の支配から独立したり、革命で新し…

兵士の鬨の声

所謂オスマン語の議論などを傍から見ていると、なんとなく、トルコ共和国はオスマン帝国と戦って独立を達成したのかと思わされてしまうけれど、アタテュルクら救国戦線を率いた軍人たちが戦った相手は、オスマン帝国じゃなくて、このオスマン帝国を崩壊に追…

アラビア文字表記のトルコ語

今、トルコでは、オスマン帝国時代に使われていたアラビア文字の表記によるトルコ語(所謂オスマン語)の学習を必修にするかどうかが激しく議論されている。日本で古文や漢文が必修科目となっていることに異議を唱える人は余りいないだろうから、私たちには…

ベートーヴェンのロマンス

3ヵ月ほど前じゃないかと思うが、ネットに「ベートーヴェンは、なかなか艶福家だった」などという記事が出ていた。ベートーヴェンは、独身のまま一生を終えたので、あまり女性にはモテなかったのではないか、恋焦がれながら、結局ロマンスを成就できなかっ…

ポルターティフ~♪ マコト~♪

先日、仕事があるのかキャンセルになったのか、連絡が付かずに良く解らないまま、朝、所定の場所に行って、ぼおっと40分間、送迎の車を待ったが、結局、車は現れなかった。家に戻って、始業時間になってから、連絡を取ったところ、やはりキャンセルになっ…

バルソロメオス総主教の人徳

“YouTube”でバルソロメオス総主教が、昨年、黒海地方のギレスンを訪れた時の映像を観た。目的が何であったのか、映像に何の説明も無いため良く解らないが、博物館や遺跡、高校、大学などを視察している。バルソロメオス総主教は、1940年の生まれで、昨年…

ルムの民族学校

昨年の11月、コンスタンティノポリ総主教庁の近くにあるルムの高校(ギリシャ民族学校)を見に行って、辺りを歩いていたら、やはり学校のような古い建物の前に人々が集まっている。訊くと、そこもかつてはルムの民族学校であり、その日は、展覧会が催され…

聖ゲオルギオス大聖堂のミサ/ヘイベリ島の神学校

昨日(11月30日)、聖ゲオルギオス大聖堂で、ローマ法王臨席のもとに営まれたミサの模様は、以下の“YouTube”から観ることができる。Pope Francis held a joint service in Istanbul together with Patriarch Bartholomew 荘厳で音楽も美しい正教のミサを…

女性の社会進出

アダパザル県のクズルック村は、イスラム色の濃い保守的な村だったけれど、村から工場(邦人企業の工場)へ夫婦で働きに来ている人たちも少なくなかった。トルコでは、女性の社会進出が、日本より遥かに進んでいるかもしれない。クズルック村の工場には、オ…

アシュレ

アレヴィー派の人々は、ラマダン月ではなく、ムハレム月に12日間の断食を行なう。2008年の1月に、“シャフクル・スルタン・デルガフ”を訪れた時は、ちょうどこの断食期間中だったが、敷地内で飲食しているアレヴィー派の人もいたので、その自由な雰囲…

シャフクル・スルタン・デルガフ(アレヴィー派)

今日(11月6日)は、ギョズテペの“シャフクル・スルタン・デルガフ”を訪れた。アレヴィー派の宗教施設である。アレヴィー派もシーア派と同様、第4代正統カリフのアリーを崇拝の対象としているため、所々にアリーの肖像画を掲げている。しかし、モスクで…

シーア派のモスク

月曜日は、アゼルバイジャン系トルコ人青年の案内で、街のモスクも訪れることができた。“ゼイネビイェ・ジャーミー”というシーア派のモスクである。プレハブ2階建ての簡単な構造だが、それは以前のモスクが、地震による損壊で使用出来なくなり、暫定的に使…

“アーシューラー”の街

キリスト教は、自分たちを迫害した人々への恨みではなく、十字架に掛けられたイエスへの“感謝”を信仰の動機にしているのではないかと思うが、果たしてシーア派の場合はどうなんだろう? 昨日、また良く解らない話を書いてから、こんなことが気になってしまっ…

アーシューラー

昨日は、イスラム暦によるムハレム月の10日目“アーシューラー”の日だった。西暦680年のこの日に、イマーム・フサインが“カルバラーの戦い”で殺害されたため、シーア派の人々は“フサインの殉教”を哀悼して盛大な行事を催すようになったという。しかし、…

高級官僚氏と美人の女房

96年、日本で長距離トラックの運転手をしていた頃の話である。 4月の引越しシーズンを迎えると、引越し専門各社は、中小の運送会社から大量の代車を受け入れて、これで何とかシーズンを乗り切る。私もこの年、3月中旬から4月末まで、10トン車で某引越…

脱線してしまった人生

81年か82年頃だったと思う。私は東京で2tトラックによる配送の仕事をしていた。その運送会社には、入れ替わり立ち替わりアルバイトの大学生が働きに来ていて、私のトラックで1日助手を務めてくれた学生もいる。彼は私より一つ年上だった。何処の大学か…

イスタンブールには変人が多い?

1ヵ月ほど前、ベイオウルのフランス横丁の坂を下りたところの裏通りを歩いていると、レコードを売っている小さな店が目に付いた。ちょっと珍しいなと思って、店の中を覗いたところ、以前、何度かコマーシャル等のエキストラ出演で一緒になった韓国人の李さ…

「キンシャサの奇跡」

1974年の10月30日、コンゴのキンシャサで挙行されたボクシングのヘビー級タイトルマッチで、モハメド・アリがチャンピオンのジョージ・フォアマンを8回KOに降した。これを、私たちのようなファンは“キンシャサの奇跡”と呼んでいる。その前年に、…

高卒育成プラン

トルコは、産業化が急速に進んだと言っても、これといった自前の技術があるわけじゃない。その多くは、外国企業の下請け生産である。日本の場合、今でも、技術革新を担うエンジニアたちは、昼に夜におにぎりやサンドイッチを齧りながら研究を続けているのだ…

トルコの社会も忙しくなった?

バスの窓から見ていると、運転しながら携帯を使っている人が多いので驚くという話は、この前も書いたけれど、最近、立て続けに何度か、“運転しながらサンドイッチを食べている人”を見て、これまた驚かされた。しかも、携帯と違って、これは余りトルコの人ら…

名誉の殺人

2004年の3月、南東部のビトゥリス県で、妻子ある従兄と不倫して妊娠した未婚の女性が、部族社会の掟に従った実の弟に撃ち殺されるという衝撃的な事件が報じられた。保守的な南東部の村で、殺された22歳の女性は、危険を顧みずに既婚の従兄と逢瀬を重…

イスラムに同性愛はあるのか?

アブドゥルラフマン・ディリパク氏も、「イスラムに同性愛はあるのか?」というアヴシャル氏の問いに対しては、「イスラムでは、同性愛に限らず、あらゆる非合法的な性接触がハラーム(禁忌)とされている。もう一度言うが、貴方は、女性に一切触れないとい…

アブドゥルラフマン・ディリパク氏

先日の“賢人会議”には、アブドゥルラフマン・ディリパク氏のようなイスラム主義者のジャーナリストも参加していたし、どちらかと言えば政教分離主義に近いリベラルであるタルハン・エルデム氏のような識者も参加していた。様々なカテゴリーに属する人たちが…