メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

インチョン空港

韓国ソウルのインチョン空港に来ている。成田への乗り継ぎに寄っただけで、入国するつもりはなかったけれど、イスタンブールで土産に買ったラク等が、手荷物検査に引っ掛かり、一旦入国して、大韓航空のチェックイン・カウンターへ行き、これらを荷物として…

大統領府とモスク

アンカラでは、あの“豪華すぎる大統領官邸”の様子も見て来た。もちろん、外から眺めただけだが、隣のモスクは一般に開放されていたので、中へ入って、昼の礼拝を後ろの方で見学させてもらった。かなり大きいモスクなのかと思っていたけれど、例えば、軍人や…

サムスン~ユンエ

バイラムの旅行、サムスンでは、当地の大学へインドネシアから留学している学生たちの集まりに参加する機会を得た。留学生が9人、それから同じ大学で学ぶトルコ人女学生や、トルコ人男性と結婚してサムスンに来たというインドネシア人女性もいた。彼女の夫…

大変なバス旅行

ラマダン明けのバイラム(祝祭)中は、帰省客であらゆる交通機関が混雑するため、何処へも出かけない慣わしだったが、今年は思い切って、黒海地方のサムスン、そしてユンエを訪れることにした。それで、当日になってからでは、とてもバスの席が見つからない…

犬の船旅

ボズジャ島へは、土曜日の朝、チャナッカレから出ている高速船で渡った。これに乗ったのは今回が初めてで、なかなか快適だったけれど、走行中は甲板へ上がることもできず、ちょっと船旅の情緒に欠けるところが残念である。イスタンブールへ帰る月曜日の朝は…

サッフォーの詩

ボズジャ島の催し、今年はギリシャ領のレスボス島が見渡せる“アヤズマ”の海岸で、「サッフォーを読む会」になった。土曜日に、主催者のハールク・シャーヒンさんから、「サッフォーの詩の日本語訳で知っているのがあったら読んでくれないか・・・」と頼まれ…

チャナッカレの“ペイニル・タットゥルス(チーズ菓子)”

イスタンブールからバスで約6時間あまり、まだ日が明るい内にチャナッカレへ着いた。明日はボズジャ島、日曜日には恒例の“ホメロスを読む会”が予定されている。今日は着くと先ず、チャナッカレ名物の“ペイニル・タットゥルス(チーズ菓子)”を食べてから、…

トラック野郎の集会

シルケジ駅前の公園に、むさくるしい男たちが集まって、なにやら話し合っている光景を良く目にすることがある。仕事を探しているトラックの運転手たちだと聞いていたけれど、最近は昔に比べると集まっている人の数が多少減ったかもしれない。先月、その様子…

ギリシャの経済破綻

ギリシャがいよいよ大変なことになっているけれど、かつてはトルコもかなりギリシャに近いところまで行っていたような気がする。2004年2月のラディカル紙の記事によれば、2003年まで、過剰に雇用されたトルコの国家公務員たちは、解雇されることも…

トルコの新国会

トルコの国会は、議長も選出され、今週中にもエルドアン大統領がAKPのダヴトオウル党首に組閣を命じて、本格的な連立の交渉に入ると見られている。 今のところ、CHP、もしくはMHPとの連立になるだろうと言われているものの、HDPの可能性が全くな…

ゲイ・プライド

6月の末、タクシムでデモ行進していた“ゲイ・プライド”という同性愛者のグループに、警官隊が放水車等で介入して、デモ行進を中止させてしまう事件があった。 “ゲイ・プライド”のデモ行進は、数年に亘って何の問題もなく挙行されていたのに、今年はラマダン…

“クルド和平プロセス”の難しさ

私が暮らしているイエニドアンの街では、6月7日の選挙の結果に多くの人が酷く落胆していた。その後、CHP主導の“反AKP3党による連立”という構想が脆くも崩れ去ると、少しは元気を取り戻したようだけれど、暫くの間、家電修理屋さんも廃品回収屋さん…

トルコは“テロリスト国家”なのか?

6月30日付けラディカル紙のコラムに、オラル・チャルシュラル氏が「トルコは“テロリスト国家”なのか?」という非常に興味深い記事を書いていたので、以下のように拙訳してみました。 *********** トルコは“テロリスト国家”なのか?: 平行構造…