メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

地方の人たちが気楽な都市生活者を救っている!

この2023年5月更新の出生率データを見ると、トルコもいよいよ2.00を割り込んで、少子高齢化の危機が迫って来ているかのようだ。 しかも、これはトルコ全域の平均値だろう。イスタンブールのような大都市に限れば、もっと低い数値が得られるのではな…

私の父も「非国民」だった?

私の父は大正6年の生まれであり、紛れもなく戦前の世代だった。 もちろん、戦争も体験しているけれど、兵役は、太平洋戦争が始まる前に満州で済ませ、戦時中は再度の徴兵を逃れようとして、何処かの軍需工場に潜り込んでいたという。 中学1年ぐらいの頃だ…

トルコは「イラン」になってしまうのか?

2007年にトルコで国政選挙が実施される前だったと思う。 イスタンブールでエルドアン氏のAKPを支持する保守的な友人家族を訪ねたところ、折しも選挙戦の真っ盛りとあって、友人らも選挙戦を報じるニュース番組を注視していた。 当時、与党AKPは親…

雨の姫路城と行列のできるトンカツ屋さん

今日は雨の中、姫路城を見て来た。 桜も散った雨の姫路城だが、結構観光客が訪れていた。遠方から来た人たちは、雨ぐらいで予定を変えられないのだろう。インバウンドの観光客も多かったように思う。 実は、私が雨の中を姫路城まで歩いたのは、城の近くにあ…

エルドアン大統領の後継者は?/トルコと日本の文民統制

エルドアン大統領が4年後に任期満了で退任するとして、その後継者は果たして誰になるのだろう? 今のところ、現外相のハーカン・フィダン氏が有力視されているらしい。野党側は、対立候補に現イスタンブール市長のエクレム・イマムオール氏を擁立するのでは…

「花より団子」じゃなくて「花より山」?

今日は快晴、絶好の散策日和だった。それで、朝から高御位山を目指して家を出たが、少し遠回りして、まずは高御位山が最も立派に見える所へ寄って見た。 この辺りは配送のトラックで、たまに通るけれど、もちろん写真を撮るチャンスはない。ここから眺めると…

エルドアン大統領の任期は?

与党AKPが惨敗した地方選挙で、まだ選挙戦が競われていた頃、地方遊説に飛び回っていたエルドアン大統領が4年後の勇退を示唆して話題になっていた。 エルドアン大統領は、「法律上、これが私に与えられた最後の任期になる。選挙戦もこれが最後である。そ…

戦争と宗教(トルコの軍)

《2019年6月16日付け記事を省略して再録》 2001年の5月、イスタンブールにあるロシア正教会の教会を訪れ、ロシア人司祭の話を伺ったところ、この司祭さんはロシアの歴史上の人物としてスターリンを高く評価し、フルシチョフに対しては批判的だっ…

加古川の桜の名所

今日は加古川の教信寺へ桜を見に行った。 教信寺は由緒ある天台宗の古刹で桜の名所としても知られているという。 昨年の5月、休日に自転車でこの辺りを見て回った時に、何の予備知識も無いまま境内に入り、新緑の桜の樹が立ち並んでいるのを見て、『これは…

トルコの与党AKPは何故敗北したのか?

昨年の大統領選挙・国政選挙で勝利を収めた与党AKPが、何故、今回の地方選挙で惨めな敗北を喫したかについて、多くの識者が以下のように論じているようだ。 大統領選挙では「国の存亡の危機」を認めて、エルドアン氏に投票した支持者らも、国政とは次元の…

トルコの地方行政府

日本では、リニア新幹線のトンネルの工事が静岡県の許可を得られないために止まっているけれど、トルコの各地方行政府にも同様の権限はあるのだろうか? 調べてみないと解らないが、トルコの地方行政府では、民選の知事・市長と共に「ヴァーリ(Vali)」とい…

トルコの地方選挙~与党の敗北

トルコの地方選挙は与党AKPの惨敗に終わった。注目されていたイスタンブールで市長の座を取り戻せなかったばかりか、全国の得票率でもCHPを下回ってしまった。 投票率が非常に低かった(それでも78%!)ため、昨年の大統領選でエルドアン氏を支持し…

平壌冷麺と北朝鮮のテロ

今日から4月、3月は嘘のように寒かったが、4月は平年並みの暖かさになるそうだ。既に先週の金曜日から気温は急に上がっている。4月中も上昇を続け、ゴールデンウイークには初夏のような陽気になるのではないかと思う。いよいよ冷麺の美味しくなる季節が…