メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

平壌冷麺と北朝鮮のテロ

今日から4月、3月は嘘のように寒かったが、4月は平年並みの暖かさになるそうだ。既に先週の金曜日から気温は急に上がっている。4月中も上昇を続け、ゴールデンウイークには初夏のような陽気になるのではないかと思う。いよいよ冷麺の美味しくなる季節がやってくる。

最近、ソウルの冷麺の有名店が日本へ上陸したという。なんでも北朝鮮の出身者がソウルで立ち上げた店らしい。「本場の平壌冷麺」を謳い文句にしている。

東京や大阪では、他にも「平壌冷麺」を看板に掲げた店が現れたようである。ちょっとした平壌ブームの到来かもしれない。

ところで、これだけ日本の世論が「平壌平壌!」と騒いでいるのを、平壌の主、あの金正恩総書記が黙って静観しているなんてことが有りえるだろうか?

もちろん、そんなわけがない。朝鮮労働党の関係者から伝えられた情報によれば、あの平壌の名店「玉流館」の日本進出が総書記の鶴の一声で決定されたという。

総書記は「日本の人民に玉流館の冷麺を食べさせて平壌の偉大さを知らしめなければならない」と命じたそうである。

総書記の指令には続きがあり、「豊かな朝鮮の料理を貧しい日本の人民たちも味わえるようにしろ!」と叱咤された労働党幹部らは、朝鮮の味覚をご飯の上に盛り合わせた「ビビンバよりも安くて美味しい丼」を考案し、「テポ丼」と名付けて、日本でのチェーン展開を計画している。

何処にも命中しないミサイル「テポドン」を打ち上げるより、確実に日本人民の心をとろかしてしまう「美味」を打ち込んだ方が効果的である。どうやら、金正恩総書記もこれに気がついたらしい。

これまで噂されてきた「北朝鮮のテロ」などよりも遥かに効き目も確かな「飯テロ」が日本の各地で勃発するのだ。

先月、モスクワでは恐ろしいテロにより多くの方が亡くなったけれど、願わくは、ロシアも報復を「飯テロ」で敢行してもらいたい。

ロシアが報復に「ピロシキ弾」を打ち込めば、ウクライナも「ボルシチ弾」で応戦する。これで良いではないか! 「飯テロ」万歳!