メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

元旦の酒

元旦の夜は、スーパーで「おせち」のセットでも買ってきて、贅沢に飲もうかと思ったけれど、売れ残りの半額でも1500円以上なんで諦めた。

それでも少しは正月らしくしたかったので、棒鱈煮とイカの塩辛を用意した。

しかし、なんとも「インスタ映え」しない取り合わせで、写真に収めたのを後悔した。味の方はまあまあだった。棒鱈煮なんて食べたのは何年ぶりだろう?

清酒も1000円以下の紙パックだが、これはなかなか美味かった。アルコールが17度とちょっと強め。でも、これぐらいはあった方が良いと思う。

子供の頃も我が家の正月は、お雑煮と田作り、海老の甘辛煮が出て来たくらいで、他に「おせち料理」らしいものはなかった。

おせち料理は、年始回りに行った親戚の家で食べたのである。うちは父の家が料理屋だったこともあり、料理屋の親戚が多かった。

3軒の年始回り先は、昼と夜が料理屋さんになっていて、思う存分に「おせち」を楽しむことができた。「数の子」などは、そこで食べないと、1年間食べるチャンスはまずなかったから、随分食べていたのではないかと思う。親戚の方たちも呆れていたことだろう。

昨日は、「数の子」と言わずとも、「いくら」ぐらい食べたかったが、結局は「イカの塩辛」にした。塩辛系は何でも大好物だけれど、塩分も控えるようにしているため、最近は殆ど食べていない。久しぶりに食べた「イカの塩辛」は実に美味かった。酒のあてに最高である。