メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

イスラム的なキリスト教会?

“Haberturk”の番組では、アフリカから奴隷としてアメリカへ連れて来られた末、ジョージア州のサペロ島に定着したイスラム教徒の足跡も紹介していた。もちろん、現在、島の住人はクリスチャンであり、イスラムの信仰は残っていないそうだが、島の教会には、メ…

ブルースの源流はアザーン?

昨日、お伝えした“Haberturk”の番組では、アメリカへ渡ったイスラム教徒の足跡を巡る興味深い研究が紹介されていた。 アフリカから奴隷としてアメリカへ連れて来られた人たちの中にはイスラム教徒も少なくなかったという。そのため、綿畑で働かされた奴隷た…

メルヴェ・カヴァックチュ(イスラムフォビアとトランプ氏)

昨年の12月に、“Haberturk”で放送された番組を、先日、“YouTube”から視聴した。欧米におけるイスラムフォビアの問題とトランプ氏の躍進について、メルヴェ・カヴァックチュ氏がアフシン・ユルダクル氏の質問に答えている。(両氏とも女性)現在、ウスキュ…

経歴詐称

11年前の3月だったと思う。友人の紹介でメジディエキョイにある通訳斡旋エージェントの会社へ行って登録をさせてもらったことがある。かなり大きなエージェントで、世界各国の言語を対象に手広く事業を営んでいるようだったが、当時、日本語の通訳はなか…

エキストラ配給エージェント

パンドラ書店は、自爆テロの現場から200m以上離れているのではないかと思うけれど、エキストラ配給エージェントの事務所は、おそらく100mも離れていない。書店へ行ったついでに、事務所を訪ねて、女社長のテュルキャンさんに、「大変でしたね」と挨…

ベイオウルのイスティックラル通り付近の書店

今日、ベイオウルにあるパンドラ書店から、頼んでおいた本が届いたという連絡があったので出かけて来た。カドゥキョイ辺りの書店を4~5軒回っても見つからず、先週の水曜日、エキストラ配給エージェントの事務所へ行った際に、このパンドラ書店も覗いて見…

イスティックラル通り

今日の午前中、今度はイスタンブールの“イスティックラル通り”で自爆テロがあったようだ。詳細は未だ解らないが、PKK或いは傘下の武装組織による犯行と思われる。PKKは、3月21日の“ネヴルーズ祭”を焦点に行動を仄めかしていた。「自爆」をやるのは…

アルファゴVSプロ棋士

先週、韓国は人工知能の囲碁プログラム“アルファゴ”とイ・セドル九段の対局で大分盛り上がっていたようだ。ネットで視聴できる「KBSの9時ニュース」も毎日詳細に対局を伝えていた。アルファゴの「ゴ」は即ち「碁」であり、囲碁は世界の何処へ行っても「…

リスク対応

昨日は、ちょっと用事があって、ヨーロッパ側の中心地ベイオウルに出かけたけれど、イスティックラル通りは相変わらずの賑わいだった。タクシム広場でも外国人の観光客らが集まって写真を撮ったりしていた。 邦人観光客の姿は殆ど見られなくなってしまったが…

仁義なき戦い

昨日(13日)のアンカラの自爆テロは、クルド武装組織PKKの犯行という説が有力のようだ。 南東部のクルド地域におけるPKKの掃討作戦は、いよいよ大詰めを迎えていて、あと一歩のところまで来ているという。そのため、PKKは公然と、「次は大都市を…

トルコの人たちの国際感覚

クズルック村の辺りには、実に様々な民族の人たちが暮らしていた。“民族の博物館”と言っても良いくらいじゃないかと思った。ラズ人、チェルケズ人、グルジア人、アブハズ人等々・・・。もちろん、トルコの全域がクズルック村のようになっているわけではない…

エルドアン大統領の次女が婚約

4年ぐらい前だったか、次のような趣旨の記事を読んだ。「AKP政権になって何が変わったのだろう? 以前、軍を中心とする体制は、イスラムの信仰を制限していたけれど、無信仰も認めていなかった。国民は体制の望むレベルで、イスラムを信仰しなければなら…

ギュル大統領とフィダン長官

先日(8日)、「アブドゥラー・ギュル大統領(当時)が、MIT(国家情報局)のハーカン・フィダン長官に、検察へ出頭して聴取を受けるように勧めた」という話を、オラル・チャルシュラル氏の記事からお伝えしたけれど、昨日(11日)のコラムで、チャル…

AKP政権を支持する人たち

アメリカでは、トランプ氏の勢いがなかなか止まらないらしい。そういったニュースを聞いていると、トルコの民度はアメリカのそれよりよっぽど高いような気がしてくる。私が住んでいるイエニドアンの街は、トルコの知識層からすれば、教育水準の低い住民が多…

ギュレン教団の排除

フェトフッラー・ギュレン教団のメンバーを国家機構内から排除するプロセスも、いよいよ大詰めを迎えたようだが、ある識者はこれを「90年代の体制が、イスラム主義勢力を排除しようとした動きと変わらないじゃないか」と批判していた。 当時、排除の対象に…

フェトフッラー・ギュレン系のメディア・グループが政府の管理下に・・・

ザマン新聞等が政府の管理下に置かれたこの事件は、日本でも報道されているようだ。なにしろフェトフッラー・ギュレン教団は、既にトルコで“テロ組織”の扱いだから、これも以下にお伝えした「無理なデトックス(解毒)」の一環であるらしい。ジュムフュリエ…

今日の昼飯/アルバニア風レバー/ベニスの商人

今日の昼は、家賃を入金しに行ったウムラニエで、“アルナブット・ジエリ(アルバニア風レバー)”を食べた。なんで「アルバニア風」なのか良く解らないけれど、トルコの定番メニューの一つで、小麦粉をつけて揚げたレバー(羊か牛?)にちょっと辛めの味付け…

霧のイスタンブール

昨日(2月29日)の朝、イスタンブールは深い霧に覆われていたけれど、昼には晴れて大分気温も上がった。私は連続ドラマのエキストラに駆り出されて、スルタンアフメットの撮影場所に朝から夕方までいた。晴れ渡った後も、時々、霧が風に運ばれて来て、ア…