メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

「花より団子」じゃなくて「花より山」?

今日は快晴、絶好の散策日和だった。それで、朝から高御位山を目指して家を出たが、少し遠回りして、まずは高御位山が最も立派に見える所へ寄って見た。

この辺りは配送のトラックで、たまに通るけれど、もちろん写真を撮るチャンスはない。ここから眺めると、高御位山は何だかとても高く見える。「播磨富士」と呼ばれているのも納得が行く。

それから、「播磨富士」へ登り、人気の縦走路を辿って、鹿島神社の方へ降りた。辺り一帯は「鹿島・扇平自然公園」と称され、ネットの情報によれば「2000本の桜が咲き乱れる」という。今日の目的地はここと言って良かった。

しかし、着いてみると、神社の裏手には数本の桜が花を咲かせているだけである。

桜の樹の下に佇んでいた年配の御夫婦にお尋ねしたところ、やはり「自然公園」を目指して来られたそうだが、誰に訊いても「自然公園」の場所が特定できなかったらしい。

確かに、縦走路から見下ろした限りでは、2000本も咲き乱れているような所は見当たらなかった。

神社の方へ行って巫女さんに訊いてみたら、「ネットをご覧になって来たんですよね? 自然公園はこの辺り一帯のことなんですが、あの情報は古いもので、今は桜の樹も減ってしまい、この裏手にいくつか咲いているのと、あとは少し先の市ノ池公園にもっと咲いています」と丁寧に説明してくれた。

御夫婦の所へ戻って、その旨報告すると、「私たちはネットじゃなくて新聞の記事を読んで来たのですがねえ」と残念そうにされていた。

まさか、新聞もネットから情報を得て記事を書いていたのだろうか? 最近はそれも充分に有りえるような気がするけれど・・・。

まあ、今日は高御位山の立派な写真も撮れたし、晴れ渡った縦走路も快適だったから、「花より山!」と思って満足することにしよう。