メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国語やトルコ語の言葉の成り立ち

上記のトルコの印刷工場で、韓国製の輪転機が施工される過程では、トルコ人の韓国語通訳も工場に来ていた。手配が遅れたうえ、韓国企業の社長さんが日本語を話せたため、僅かな期間だけ働かされて直ぐにお役御免となってしまったが、アンカラ大学の韓国語学…

K-POP:YUKIKA유키카/Sarah Chang(장영주)

昨日、ネットで以下の記事を読んで驚いた。韓国の芸能界で活躍する若い日本人女性へのインタビュー記事である。 韓国のニュースは結構気にしているし、福岡ではK-POPファンの集まる店などにも出かけていたのに、この女性の活躍については何も知らなかった。 …

動物園オタク?

昨日は姫路城の天守閣に登ってから、隣接している姫路動物園にも寄ってみた。 お目当ては「ツチブタ」という珍しい動物だったが、5月に死亡してしまったそうだ。主のいない飼育舎に「御挨拶」のメッセージだけが掲げられていた。非常に残念。 ツチブタを飼…

姫路城の天守閣

姫路から電車で15分ほどの高砂市に引っ越して1年、ようやく姫路城の天守閣へ登ることができた。半年前、桜の季節に自転車で姫路まで来たけれど、当時はコロナ騒ぎのため、城内への入場が禁止されていたのである。 『近くに住んでいるのだから、いつでも行…

トルコ語は国際語に適している?

私は酷い音痴である所為か、言葉の「音」も聴き分けられずに間違えてしまうことが多い。落語の志ん生のお上さんに、「お前さんは、耳が逆さまに付いてんじゃないの?」と言われてしまいそうだ。 特に関西の言葉は、東京生まれの私にとっては、イントネーショ…

大坂なおみ選手の活躍

《2018年9月17日付け記事の再録》 大坂選手の全米オープン優勝を私はミーハー的に喜んでいたけれど、その後の論争を眺めながら、14年前にトルコのエムレ・アキョズ氏が書いたコラム記事を思い出した。 その記事の中で、アキョズ氏は、トルコ国籍を取得してト…

日韓カラオケ:「本当はどういう歌なのか?」

コロナ騒ぎの所為で、「職場の先輩たちとカラオケへ」などという局面もめっきり減ってしまったのではないかと思う。 還暦の私も、警備員の職場では、新入りの若造に過ぎないので、カラオケに行けば、一回り年上の先輩たちから、「こら、何か歌え!」といじら…

「ついにヒロシマの仇を討った!」

*《2019年11月14日付け記事の再録》 2001年の「911」、クズルック村の工場で事件の第一報を聴いた時も驚いたが、翌日、トルコの新聞を見てぶっ飛んだ。 一面に大きく「ついにヒロシマの仇を討った!」というような見出しが躍っていたのであ…

「イワナミ先生&ツバキ先生」

《2013年9月30日付け記事の再録》上記の駄文で、“感涙にむせぶエロ中年男”を想像してみたけれど、当初、「感涙にむせんだ」とすべきところを、「感涙にむせった」などと書いてしまった。“むせる”じゃなくて、“むせぶ”であることは解っていたが、なんと活用が…

エキストラでも「コンセルバトゥワール」の出身?

《2013年9月27日付け記事を省略して再録》 上記のようなトルコのドラマやコマーシャルの撮影に、エキストラで何度か使われている内に解ってきたことがある。有名な大御所的タレントが出演する場合、撮影は比較的に早く終わる。監督さんも大御所に遠慮して、…

「韓国とトルコ~国家の正統性」

《2013年7月13日付け記事の再録》 2013年7月、ボズジャ島でキムさんと長話した。20年来の友人だけれど、かつて、あれほど様々な話を聞いたことはなかったように思う。もっと韓国語が解っていた時に聞いておけば良かった。話は、韓国の政治や歴史に至…

コロナと戦後の平和という「嘘」

スウェーデンは、2000年に徴兵制を廃止したものの、2018年になって隣国ロシアの軍事的な脅威が高まると、これを復活させたそうである。こういった敢然とリスクを負う姿勢が、今回のコロナ対応にも反映されているように思われてならない。 移民に対し…

幸運な日本の繁栄と平和

《2017年2月12日付け記事を修正して再録》 2017年2月、トルコの時事討論番組で、「戦後の国際秩序が云々」といったテーマを論じていた識者が、「戦後、日本は、アメリカから技術力を与えられたお陰で・・・」などと話していた。歴史的な事実がどうであ…

各国のコロナ対策:スウェーデン・トルコ・日本・韓国

コロナに対して、ロックダウンといった大掛かりな対策を取らないまま、集団免疫という状態に至ったとされるスウェーデンは、既にほぼ通常の生活にもどっているそうだ。人々はマスクなどせずに友人たちと集い、短い夏の終わりを楽しんだという。実に羨ましい…

徴用工像とハングリー精神

《2017年3月12日付け記事の再録》 湾岸戦争の頃、日本の雑誌で、ある文化人が、ホンダの創業者・本田宗一郎の無鉄砲さについて述べた記事を読んだ。今、はっきり思い出せないが、「本田氏の手は、自ら誤って打ち下ろしたハンマーの打撃で、歪に変形していた…

リーダーの条件?

安倍首相が辞任を表明して、後継者争いが取り沙汰される中、「(人脈のために)飲み食いの多い政治家は人気がある」なんて話がSNSで話題になっている。これに私は、朴正熙大統領の逸話をまた思い出してしまった。 1997~8年頃、「朝鮮日報」に連載され…

学歴で守られていたトルコのエンジニア?

エンジニアを「技師・技術者」と訳した場合、日本では、この「技師・技術者」という言葉を学歴によって分類することはないと思う。 しかし、フランス語で「アンジュニアル(エンジニア)」と言った場合、トルコと同じように「大学卒」が条件になっているそう…

音響エンジニアの仕事

日本では、「とにかく大学に受かってしまえば卒業するのは楽だ」なんて言われていたけれど、トルコでも同じような傾向があったのではないかと思う。 それどころか、法学部を卒業するだけで弁護士の資格は得られたから、三流大学の法学部でも、入学さえ果たせ…