メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

工事現場の議論

現場の休憩時間に、2人の作業員が何やら議論していたので、側に寄って聞いてみたら、なんとローザンヌ条約の是非を論じ合っていた。 この2人は、南東部マルディン出身のイスマイルと黒海地方シノップ出身のウール。 イスマイルは高卒の29歳、かなり信心…

工事現場で出会ったクルドの人たち

犠牲祭になって中断しているけれど、14日から市内の工事現場に通訳で入っていた。犠牲祭の休暇がなければ、日本の技術者による部分的な施工は、とうに完了していて、私の業務も終わっていただろう。短い期間だが、久しぶりに現場で働けるのは嬉しい。こう…

モスクワのモスク

モスクワに1万人収容できるモスクが完成して、プーチン大統領と共にエルドアン大統領も式典に参席したことが話題になっている。グーグルアースで探してみたところ、未だ建設中のそれらしいモスクだけでなく、他のモスクワ市内にあるモスクも確認することが…

犠牲祭

今日、9月24日は“犠牲祭”の初日だった。昨年は、10月4日が初日で、サルガーズィまで散歩に行ったけれど、今年も全く変えることなく、これを繰り返した。サルガーズィの街には、“手回し回転椅子”や“パンチングマシーン”で楽しむ人たちがいて、これも昨…

“クルド和平プロセス”の行方

昨晩(9月10日の晩)、表のバス通りでクラクションが鳴り響き、突然騒がしくなったので、何事かと思って外へ出たら、たくさんの人たちが大きなトルコ国旗を掲げて、デモ行進していた。南東部で相次いだPKKのテロを非難する、AKP政権支持者らによる…

適応力の問題?

セブンイレブンなどのコンビニやスーパーで、『20歳以上ですか?』と確認するのは、もう3年ぐらい前から実施されているそうだ。どうやら、正月に来た時は、コンビニ等で酒類を買い求めたりはしなかったらしい。 しかし、3年も前から実施していたのでは、…

変わる世の中

たまに一時帰国すると、いろいろ変わっていることがあって、戸惑ったり驚いたりしている。例えば、実家の近くのセブンイレブンで、レジに菓子パンやら発泡酒やら幾つか置いて、ぼんやり計算が済むのを待っていたら、店員さんに「押してください」と催促され…

韓国とトルコのクレジットカードとスマホ

韓国はまさしくカード社会になってしまったらしい。商店、飲食店はもちろん、タクシーも殆どカード払いのようだった。すでに現金など持ち歩く必要はまったくないかもしれない。トルコもカード社会を目指していて、何処にでも端末機が置かれているけれど、未…

ソウルで食べた美味い物

スンデクッパプ(豚の血腸詰入り汁ご飯)、ナクチポックム(タコ炒め)、パッピンス(小豆かき氷)。店は、いずれも旅館から10分以内の所だった。スンデクッパプの専門店は、サウナ(スーパー銭湯)のあるビルの1階にあって、2年前に来た時も、『ここは…

エギナの聖ネクタリオス

ソウルの聖ニコラス大聖堂で頂いてきた「エギナの聖ネクタリオス」は、まだ“序論”や“訳者あとがき”に目を通したぐらいだが、ネットで検索してみたところ、聖ネクタリオスについては、ウィキペディアにも「エギナのネクタリオス」という項目が掲載されていた…

PKK(クルディスタン労働者党)

昨日、アクシャム紙のコラムで、ギュライ・ギョクテュルク氏が、南東部のシュルナク市から発信されたニュースを伝えていた。トルコ軍の軍曹が、具合の悪くなった妻を連れて病院へ行き、診療が終わって市内に戻ろうとしたところ、武装したPKKの戦闘員4人…

聖ニコラス大聖堂

ソウルで過ごした6日の間には、日曜日も入っていたので、東方正教会の聖ニコラス大聖堂に出かけて、日曜ミサを見学して来た。ここを訪れるのは、2013年の4月に続いて2度目だが、ミサを見学するのは初めてだった。府主教はギリシャの方で、説教はギリ…

日本はもう島国じゃない

7月24日に、大韓航空でイスタンブールを飛び立つと、インチョンまでは隣の席に、上海からトルコへ旅行に来たという若い女性が座っていた。愛想が良くて綺麗な英語を話していたけれど、私の英語力では殆ど会話にならなかった。私は長時間飛行機に乗る場合…