メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

開票速報

インターネットのニュース番組で、開票速報を見ている。まだ開票率は46%ぐらいだが、そろそろ大勢は明らかになってきたようだ。イスタンブールとアンカラでは、AKPが早くも勝利宣言を出している。 イスタンブールの勝利宣言は、ちょうど中継で見ること…

明日に迫った地方選挙

今日のラディカル紙、オラル・チャルシュラル氏のコラムの表題は、「欧米がトルコを安定させないだろう」となっていた。記事を読んで見ると、チャルシュラル氏の読者から来たメールに、「欧米はエルドアンを望んでいない。だから、(トルコは)安定しない。…

ツイッター騒動

ツイッター閉鎖の騒動、どうやらトルコの裁判所は、訴えのあった“悪質なアカウント”を閉鎖させる判決を下し、これを“テレコミュニケーション情報局(TIB)”に通告しただけで、ツイッターの全面閉鎖などは決定していなかったらしい。 “テレコミュニケーション…

トルコの小話

トルコでは、暇な連中が集まって雑談になると、よく自分の知っている小話を披露し合ったりする。近頃は、ネットでちょっと検索すれば、そういう小話のネタをいくらでも仕入れることが出来る。だから、語り手自身が考え出した“オリジナルの小話”なんて殆どな…

トルコのハタイ県

ロシアが、クリミアの編入を強行した為、欧米各国はこれに猛反発している。トルコも、編入は認められないと発表した。これについて、今日のサバー紙で、エムレ・アキョズ氏が興味深い記事を書いていた。トルコのハタイ県も同じような手続きで、トルコへ編入…

携帯電話の最期

昨日、長い間使ってきた携帯電話が、ついに御臨終を迎えてしまった。2004年の10月か11月頃に買ったはずだから、9年以上使っていたことになる。あと8ヵ月持ち堪えれば、10周年を祝えるところだった。シーメンスの中国製で、2008年の11月に…

ソーセージ~ココレチ

先日、ソーセージについて、ちょっと調べたところ、ユダヤとイスラムにとっては、豚肉のソーセージばかりじゃなくて、血が入ったブラッドソーセージも禁忌であることに気づかされた。そういえば、血が禁忌となっている為、屠殺の際に頚動脈を切って、充分血…

クルド和平の影響

トルコの軍は、クーデターを起こしても、早めに民政移管して、政権に居座ることはなかった。 しかし、民主的な選挙を実施すれば、保守派ジャーナリストのアヴニ・オズギュレル氏が論じたように、「トルコ国民の65%は、右派もしくは宗教色の強い保守政党に…

イスタンブールのデモ騒動

昨日のイスタンブールの騒動は、日本でも報道されたようである。昨年6月のデモ騒動で負傷し、昏睡状態の続いていた少年が亡くなり、昨日、葬儀が行なわれた後で、大規模なデモと衝突があって、また一人亡くなったらしい。 週末にかけて、またデモの続きがあ…

アピクオール社のスジュク / スジュクの調理が禁じられていた学生寮

頂き物のラクを飲む時のアテにするつもりで、久しぶりにスジュクを買ってきた。スジュクは牛肉で作ったソーセージのような肉加工品、香辛料がふんだんに使われていて、焼くと独特な匂いがする。ラクも独特なアニスの香りが強いから、スジュクとは相性が良い…

秋刀魚の味

昨年の4月に韓国を訪れた際、ソウルの地下街に出ていた屋台で、いくつか邦画のDVDを買った。 小津安二郎の「秋刀魚の味」や黒澤明の「七人の侍」等々・・・。一つ2千ウォン(約2百円)の格安だったから、もっと買っておけば良かった。全てハングルの字…

王子と乞食

小学生の頃、区の図書館から本を借りて来て良く読んだ。その多くは、“少年少女文学全集”といった類の本で、海外の文学が子供向きに平易に訳されていた。ジュール・ベルヌの作品であるとか、ルパンやホームズが活躍する物語、“モンテ・クリスト伯”を十分の一…

ノートル・ダム・ド・シオン・フランス高校

昨日は、ヨーロッパ側のタクシム近くにあるノートル・ダム・ド・シオン・フランス高校で開かれたクラシックのコンサートを聴いてきた。ここでは、不定期に、クラシックのコンサートなど様々な催し物が開かれていて、多くの場合、自由に無料で楽しめるように…

BoAが歌う“アンゲ(霧)”

先月、“YouTube”で、“BoA”が“アンゲ(霧)”という韓国の古いヒットソングを歌っているのを見つけた。古いと言っても、1968年の曲らしいけれど、私が初めて韓国へ渡った1987年には、既に懐メロの扱いになっていて、おじさんたちがカラオケで歌う定番…

何があってもエルドアン嫌いを止められない人たち

87~88年、韓国に留学していた頃、ソウルの語学学校の先生から聞いた話だが、当時、韓国の人たちは、車を運転する際、必ず免許証の裏に5千ウォン札を忍ばせていたそうである。交通違反を取締る警察官は、運転者から免許証の提示を求め、当然の如く5千…

民衆をエルドアン嫌いにさせるには・・・

昨日、家賃を支払いにウムラニエまで出掛け、天気も良かったので、以前住んでいたエサット・パシャの街へも足を延ばしてみた。顔馴染みだったクリーニング屋さんの店先を覗いたら、来客と談笑していた店主の青年が、「おお久しぶり!」と私にも椅子を勧めて…