メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ルム=トルコ在住のギリシャ人

イスタンブールのイースター(復活祭)「アルメニア教会の賛美歌」

イスタンブールに住んでいた頃は、毎年、クリスマスやイースターの季節が巡って来るのを楽しみにしていた。 私には何の信仰もないし、クリスチャンでもないけれど、イスタンブールでギリシャ正教徒のマリアさん宅に間借りしていた2004~5年のクリスマス…

ギリシャの歌は日本で流行らないだろうか?

イスタンブールで最も賑わうイスティックラル通りを歩いていると、良くギリシャ語の歌を耳にした。CD店が広告用に流している場合もあれば、商店の経営者が自分の好きな歌を聴いている場合もあった。 さらに、チチェックパッサージュからネヴィザーデ小路へ…

「イスラムの土葬」

《2017年6月22日付け記事の再録》 2016年の10月だったか、「韓国で、火葬の割合が80%に達した」というニュースを読んだ。1988年、私が韓国に滞在していた頃は、土葬が殆どであり、火葬には強い抵抗を示す人たちが多かったので、何とも言…

中央アジアからやって来た「トルコ人」がアナトリアにもたらしたものは?

中央アジアからやって来た「トルコ人」は、アナトリアに何をもたらしたのだろう? まず、「セルジューク朝」という権力機構をもたらし、それから「オスマン帝国」を築き上げた。 オスマン帝国は、イスラム教を統治理念に掲げ、トルコ語にアラビア語やペルシ…

日本の正教会と韓国の正教会

2004~5年にかけて、イスタンブールで正教徒のルムである故マリアさんの家に間借りさせてもらったこともあり、私には正教会がとても身近に感じられるけれど、どうも日本では、カトリックやプロテスタントに比べて、あまりポピュラーな存在ではないらし…

二重国籍の是非

ギリシャとトルコの間を行ったり来たりしながら生活しているルムの人たちの多くは、当然、いずれの国籍も有しているのではないかと思う。ルムのスザンナさんと息子のディミトリー君も二重国籍者である。トルコでは、これに対して異議を唱える声など聞いたこ…

コンスタンティニイェからイスタンブールへ

2011年、セファ・カプラン氏のインタビューに答えた「国外の“イスタンブールのルム”国際協会」の会長ニコラス・ウズンオウル氏は、トルコ共和国の成立以後、国外への移住を余儀なくされた12万人のルムが、トルコへの帰還を希望していると明らかにして…

スザンナさん親子の近況

マリアさんの娘のスザンナさんは、2011年だったか、私も間借りしていたことがある旧宅を売り払ってしまい、今はアジア側のボスタンジュのアパート(日本で言うマンション)で、地階の比較的安い部屋を購入して住んでいる。昨日、久しぶりに訪ねて来たけ…

イエニ・イデアル(Yeni ideal)-イスタンブールの豚肉加工品店

数年前、何度か、ヨーロッパ側のドラップデレにある“イエニ・イデアル”という食料品店で、豚肉のハムやソーセージを買い求めたりした。やっぱりハムやソーセージは豚肉が美味しい。 それが、アジア側の外れのイエニ・ドアンへ越して以来、どうも足が遠のいて…

バルソロメオス総主教の人徳

“YouTube”でバルソロメオス総主教が、昨年、黒海地方のギレスンを訪れた時の映像を観た。目的が何であったのか、映像に何の説明も無いため良く解らないが、博物館や遺跡、高校、大学などを視察している。バルソロメオス総主教は、1940年の生まれで、昨年…

ルムの民族学校

昨年の11月、コンスタンティノポリ総主教庁の近くにあるルムの高校(ギリシャ民族学校)を見に行って、辺りを歩いていたら、やはり学校のような古い建物の前に人々が集まっている。訊くと、そこもかつてはルムの民族学校であり、その日は、展覧会が催され…

聖ゲオルギオス大聖堂のミサ/ヘイベリ島の神学校

昨日(11月30日)、聖ゲオルギオス大聖堂で、ローマ法王臨席のもとに営まれたミサの模様は、以下の“YouTube”から観ることができる。 Pope Francis held a joint service in Istanbul together with Patriarch Bartholomew 荘厳で音楽も美しい正教のミサ…

スザンナさんのヌナ(名付け親)

昨日、ビュユック島へ行って来た。「エヴァおばさんに会いに行こう」とスザンナさんに呼ばれたからだ。エヴァさんには、もう4年ぐらい会っていなかったかもしれない。スザンナさんの名付け親だそうである。彼女はこのおばさんを「ヌナ」と呼んでいる。ギリ…

ボズジャ島“嵐の珍道中”

ボズジャ島の3日間の旅も終わり、昨日、イスタンブールへ帰って来た。今回の旅は、旅に出る2日前から“嵐を呼ぶ女”の登場で、波乱含みの幕開けとなった。“嵐を呼ぶ女”とは、故マリアさんの娘のスザンナさんで、私は彼女に“驚異の天然記念物女”という綽名を…

トルコの新年

大晦日の夜は、新年のカウントダウンなどがあったりして、ニシャンタシュやタクシム広場の辺りは、例年のように盛り上がったそうだ。他のイスラム諸国で、こういった新年行事は行なわれているのだろうか? おそらく多くの国が、公式にはグレゴリオ暦さえ採用…

イズミルからアテネへ・・・

Fide Köksal - İzmir'in kavakları トルコ人の女性歌手が、トルコのエーゲ海地方の民謡を歌っているけれど、これはギリシャの歌番組であり、私もルムの故マリアさん宅で同番組を何度も観たことがある。2004~2007年にかけてだった。 出演者たちは、…

トルコの豊かな食文化

トルコの植物性油は、ヒマワリ油が安くて最も多く出回っているようだ。8月頃に、トラキア地方をバスで旅すると、一面黄色くなったヒマワリ畑が果てしなく広がっている光景に目を奪われる。 でも、トルコでサラダにかけるのは、何と言ってもオリーブ油だろう…

ビュユック島-ココレチ

ココレチは、羊腸を金串に巻いて焼いたもので、これをさらに細かく切って、トマトや唐辛子と一緒に炒めたりするけれど、そのまま輪切りにして食べても美味い。 イスタンブール市内にも、ココレチのある店は多いが、店頭でココレチを焼いて輪切りにしてくれる…

ビュユック島のポアチャ

2006年の夏は、何度となくビュユック島のマリアさん別宅を訪れ、その度に私がムール貝を採って来て、それをから揚げやら炊き込みご飯にしてもらって夕飯を食べた。 いつもその日は別宅に泊まり、翌日、少しおそい朝食を食べてからイスタンブールに戻った…

イスタンブールのルムは戻って来るのか?

昨年の11月、ジャーナリストのハールク・シャーヒンさんが、教鞭を取っているビルギ大学で、“イスタンブールの報道史(1830年-1914年)におけるルム(トルコ在住のギリシャ人)の報道機関とジャーナリスト”というシンポジウムを主催していたので…

バルソロメオス総主教

聖ゲオルギオス大聖堂のクリスマス・ミサでは、テレビのカメラもいくつか配置されて、撮影が進められていた。ギリシャの放送局じゃなかったかと思う。2007年に亡くなったマリアさんのお宅では、復活祭やクリスマスに、ギリシャのテレビの特集番組を衛星…

クリスマス・ミサ

今日、25日は、母たちをコンスタンティノポリ総主教庁の聖ゲオルギオス大聖堂へ案内した。もちろん、大聖堂ではクリスマスのミサが営まれる。私もここのクリスマス・ミサを見学するのは初めてだった。 通常の日曜ミサでは、堂内にも自由に入れたけれど、さ…

アンティオキア教会

ハタイ県のアンタキヤに来ています。いにしえのアンティオキアです。昨日の夜、ハタイ空港に降りた時もイスタンブールより大分暖かいと感じたけれど、今日の昼はもう夏の陽気でした。30℃ぐらいまで上がったのではないかと思います。 3年前、美術科の教員…

驚異の天然記念物女

これまでにも度々話題にしてきた旧居の大家さん家族、3年前に大黒柱のマリアさんが亡くなって、今は娘のスザンナさんと彼女の息子ディミトリー君の二人だけです。 スザンナさんは今年で40歳になるけれど、相変わらず脳天気で、精神年齢は10歳ぐらいじゃ…

楢山節考

ガービおじさん、猫移動作戦では、私が猫を手荒く扱うと言って一時へそを曲げ、私を遠ざけていたことがあります。最近は、昔と同じように愛想良く接してくれるものの、私を呼ぶのに、しょっちゅう名前を間違えて「カジモト」と言うのは、何だか気になって仕…

アルメニア人のガービおじさんと猫

2004年~2005年にかけて1年ほど間借りしていた部屋の家主だったマリアさんの家族、そして家族の友人ガービおじさんについては、今までにも何度なく話題にしてきました。 マリアさんは一昨年の4月に亡くなり、家族は娘のスザンナさんと彼女の息子の…

異文化との交流

今年も旧居で新年を祝ってきましたが、ギリシャ正教徒である家主さんの家族は、当主だったマリアさんが昨年の4月に亡くなってから、娘のスザンナさんと孫のディミトリー君で細々とやっています。 ディミトリー君は、昨年の今頃、イスタンブールのギリシャ系…

40日供養-追悼ミサ

久しぶりに“トルコ便り”を更新させますが、楽しい話題ではありません。この“トルコ便り”で何度か御紹介した旧居の大家マリアさんが、去る4月29日に亡くなり、昨日はイスタンブール市内の墓地でその40日供養が営まれました。カソリックで言う“追悼ミサ”…

トルコの医療問題?

先々週、旧居の大家マリアさんが熱を出して3日ほど寝込んでしまいました。その際に、リンパ腺か何かが腫れたらしく、念の為、病状が落ち着いてから、その辺りでは評判が良いアルメニア系の病院へ行ったところ、レントゲンやら採血やら色んな項目で検査を受…

イスタンブールの正教徒

昨日、イスタンブールでは、ギリシャ正教徒たちによる“キリストの生誕と洗礼”を祝う行事が催されていました。これは、司祭が海へ投げ入れた木製の十字架を、正教徒の男たちが冷たい海に飛び込み、競い合って取りに行くというもので、コンスタンティノポリス…