メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ビュユック島のポアチャ

2006年の夏は、何度となくビュユック島のマリアさん別宅を訪れ、その度に私がムール貝を採って来て、それをから揚げやら炊き込みご飯にしてもらって夕飯を食べた。

いつもその日は別宅に泊まり、翌日、少しおそい朝食を食べてからイスタンブールに戻った。朝、パンやポアチャというチーズなどが入った惣菜パンを買いに行くのも私の役目だった。

良く覚えていないが、最初は、多分マリアさんについて買いに行き、2度目に私が1人で行って、適当なパスターネでポアチャを買ってきたら、マリアさんに「いつもの店じゃない」と小言を言われた。

その時は、『たかがポアチャに店の違いなんてあるのか?』ぐらいに思っていたが、次の機会に、教えられた通りの店で買って来たら、私もその違いが良く解った。この店のポアチャは格段に美味い。イスタンブールでもこれほど美味いポアチャは他にないんじゃないかと思う。

ポアチャは、今調べてみて驚いたが、イタリア語のフォカッチャ(focaccia)が語源になっているそうだ。もちろん、これは語源の話で、トルコのポアチャは、フォカッチャとは少し違うような気がする。トルコでパスターネと呼ばれている店なら、何処でも売っていて、ポアチャにチャイという朝食も多い。

大概、チーズ入りやポテト入りがあって、生地はちょっと固めのパンといったところだが、ビュユック島のこの店のポアチャは、サクサクとした食感で、パイ生地に近い。チーズやポテトの他に、ナス入りもある。裏漉ししたナスが入っていて、これが実に美味しい。ビュユック島に行ったら、是非食べてもらいたい。

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