メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

女性の社会進出

アダパザル県のクズルック村は、イスラム色の濃い保守的な村だったけれど、村から工場(邦人企業の工場)へ夫婦で働きに来ている人たちも少なくなかった。トルコでは、女性の社会進出が、日本より遥かに進んでいるかもしれない。クズルック村の工場には、オ…

アシュレ

アレヴィー派の人々は、ラマダン月ではなく、ムハレム月に12日間の断食を行なう。2008年の1月に、“シャフクル・スルタン・デルガフ”を訪れた時は、ちょうどこの断食期間中だったが、敷地内で飲食しているアレヴィー派の人もいたので、その自由な雰囲…

シャフクル・スルタン・デルガフ(アレヴィー派)

今日(11月6日)は、ギョズテペの“シャフクル・スルタン・デルガフ”を訪れた。アレヴィー派の宗教施設である。アレヴィー派もシーア派と同様、第4代正統カリフのアリーを崇拝の対象としているため、所々にアリーの肖像画を掲げている。しかし、モスクで…

シーア派のモスク

月曜日は、アゼルバイジャン系トルコ人青年の案内で、街のモスクも訪れることができた。“ゼイネビイェ・ジャーミー”というシーア派のモスクである。プレハブ2階建ての簡単な構造だが、それは以前のモスクが、地震による損壊で使用出来なくなり、暫定的に使…

“アーシューラー”の街

キリスト教は、自分たちを迫害した人々への恨みではなく、十字架に掛けられたイエスへの“感謝”を信仰の動機にしているのではないかと思うが、果たしてシーア派の場合はどうなんだろう? 昨日、また良く解らない話を書いてから、こんなことが気になってしまっ…

アーシューラー

昨日は、イスラム暦によるムハレム月の10日目“アーシューラー”の日だった。西暦680年のこの日に、イマーム・フサインが“カルバラーの戦い”で殺害されたため、シーア派の人々は“フサインの殉教”を哀悼して盛大な行事を催すようになったという。しかし、…

高級官僚氏と美人の女房

96年、日本で長距離トラックの運転手をしていた頃の話である。 4月の引越しシーズンを迎えると、引越し専門各社は、中小の運送会社から大量の代車を受け入れて、これで何とかシーズンを乗り切る。私もこの年、3月中旬から4月末まで、10トン車で某引越…

脱線してしまった人生

81年か82年頃だったと思う。私は東京で2tトラックによる配送の仕事をしていた。その運送会社には、入れ替わり立ち替わりアルバイトの大学生が働きに来ていて、私のトラックで1日助手を務めてくれた学生もいる。彼は私より一つ年上だった。何処の大学か…

イスタンブールには変人が多い?

1ヵ月ほど前、ベイオウルのフランス横丁の坂を下りたところの裏通りを歩いていると、レコードを売っている小さな店が目に付いた。ちょっと珍しいなと思って、店の中を覗いたところ、以前、何度かコマーシャル等のエキストラ出演で一緒になった韓国人の李さ…