メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

時間に遅れても悠然と歩いて来るネパール人就学生

30年前、韓国企業の日本支店に勤務していた頃、来日した韓国本社の一行が宿泊しているホテルのロビーで、日本の取引先の人たちと待ち合わせると、いつも本社の一行が時間になってもロビーに下りて来ないので困った。日本の人たちは、30分ぐらい前からホ…

トルコの人々を悩ませてきたのは・・・・

「メルハバ通信」の記事を書き始めた18年前、トルコでは政教分離の世俗主義とイスラム主義の対立が問題になっていた。日本でも、トルコのイスラム主義勢力が台頭して、イランのような「イスラム革命」が起きるのではないかと論じられたりしていた。 私は、…

メルハバ通信

このブログは、2004年から今年の5月まで続けて来た「メルハバ通信」というホームページの「トルコ便り」を引き継いで始められた。 ホームページの中で『メルハバ通信』として掲載された駄文の多くは、もともと2001年頃から2003年にかけて、数人…

皆で汗を流す日本の現場

配送センターには、「特別運行便」と呼ばれるトラックも入ってくる。これは荷下ろしを運転手が行わない契約になっているトラックで、荷下ろしは配送センターの作業員に任されている。 先日、「特別運行便」の荷物をネパール人就学生と二人で下ろし始めたとこ…

スリランカ人就学生の謝罪

配送センターでは忙しくなれば管理者の方たちも作業を手伝ってくれる。特に、私たちが働く部署のトップの方は、67歳という年齢にもかかわらず、一人で大型トラックの荷台に乗り込み、もの凄い勢いで満載の荷物を片付けてしまったりする。 一昨年、初めてこ…

米中の対決?

「安全靴など履いていたら、労働者みたいでみっともない」と言い放ったヒンズー・インド人の就学生、彼はインドの日系企業でエンジニアとして働いていたそうである。 そのため、日本的な「労働の美徳」については理解があるのか、配送センターでは一生懸命汗…