メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

国民に我慢を強要できる国・できない国/トルコのNATO問題

米国はロシアを内部から揺さぶるために、プーチン氏に対するネガティブキャンペーンを展開しているようだけれど、これにどれほどの効果が期待できるだろう? 選挙を実施していない中国よりは多少期待できるのかもしれないが、ロシアの選挙は余り公正とは言え…

ロシアと西欧の戦争?

マリウポリ陥落前に同地を取材したメフメット・ペリンチェク氏は「アゾフスタリ製鉄所に400人近い西欧の軍人が立て籠もっている」と主張していた。そのため、「ロシア軍は彼らを生きたまま確保する必要があり、慎重に事を進めていた」というのである。 し…

マリウポリ陥落

トルコの新聞アイドゥンルック紙(Aydınlık Gazetesi)で5月9日から「ドンバス日記」というレポートが連載されていた。 アイドゥンルック紙は親ロシア派の政治家ドウ・ペリンチェク氏の傘下にあると言っても過言ではない報道機関であり、「ドンバス日記」…

韓国料理を食べながら考えたこと

今日の昼飯は、姫路の駅地下にある「bibim」という韓国料理チェーン店でランチを食べた。 「bibim」は博多駅前ビルのレストラン街にもあって、福岡にいた頃、何度か入ってみようと思ったけれど、いつも待っている人が多くて諦めた。待っていたのは若い女性た…

「日本とトルコの友好」

《2013年3月20日の記事を再録》 一昨日(2013年3月)、ボスポラス海峡の連絡船に乗ったら、韓国人の青年と隣席になり、船がアジア側に着くまで20分ぐらい雑談した。大学4年生で、初めて海外旅行に出たと言う。まず、日本に渡り、博多、大阪、…

ネパールはトルコの82番目の県?

以下のトルコのユーチューバーの動画、画面に「82NEPAL」と記されているのは、「ネパールがトルコの82番目の県であるかのようだ」という意味らしい。 これではネパールをトルコ領内に含めてしまっているみたいで、ネパールの人が見たら気を悪くする…

自転車で加古川市内探訪

今年から始めた配送運転手の仕事、配達区域はほぼ加古川市内に限られている。お陰で市内の地理がようやく解って来た。 隣接する高砂市に住んでいながら、それまで加古川方面へ出かけることは余りなかったのである。 正月、初詣に出かけた鶴林寺は、加古川市…

メーデーの歌?

今日はメーデー、トルコでは上記の駄文にも記したように、2008年に公的な祝祭日として認められたそうだが、それ以前から5月1日には各地でメーデーを祝う集会が催され熱く盛り上がっていた。時にはそれが流血の事態に至ることもあったという。経済的に…

桜の花は散ったがコロナは散らずワクチン花盛り?

座っている時間の長かった警備員の仕事から、運動量の多い配送の運転手に転職して、早や4カ月が過ぎようとしている。 今年の冬は例年になく寒かったので、屋外の作業は結構堪えたが、桜の花も散り、緑が濃くなって気温も上がり、ようやくエネルギーも増して…

マルディン~ハタイの復活祭ミサ

正教の復活祭(正しくは復活大祭と言うらしい)、トルコではパスカリヤ(Paskalya)と言われている。おそらく、ギリシャ語のパスハ(Πάσχα)に由来しているのではないかと思う。 今朝、「Paskalya」でYouTubeを検索してみたところ、トルコの南東部、マルディ…

イースターまでに実現されなかった停戦

正教会では、今日4月24日に復活大祭(イースター)を祝う。ウクライナやロシアの各地の正教会聖堂でも復活大祭のミサが営まれているではないかと思う。 誰もが平和な世界の復活大祭を願っていただろう。しかし、復活大祭を前に停戦が実現されることはなか…

酒浸りの週末/シベリアのウォッカで乾杯!

先週末は職場の特別休暇で土日と2連休になった。それで、まずは土曜日に、高校同期の友人と大阪の谷町にあるロシア料理の店「ボーチカ」で一杯やることにした。 ボーチカ(Бочка)とはロシア語の「樽」で(ウクライナ語も同じくБочка)、この店にはウォッカ…

ボルシチが平和の味となるように・・・

先週、近所の業務スーパーでビーツが売られているのを見て、懐かしさの余り一つ購入してきた。トルコでは「パンジャル(Pancar)」と言い、サラダの具に使われたりしていた。日本では「ボルシチ」の材料として知られているのではないかと思う。私も大豆と鶏…

中国のコロナ「大騒ぎ」!

欧米の各国が「コロナは既に風邪」として規制を解除する方向へ進む中、ピーク時の死亡率も遥かに少なかった東洋の日本と中国で大掛かりな対策が取られ続けているのは、いったい何故だろう? 日本の場合、「『対策が取られていないと不安』という世論の声を無…

ウクライナとロシア/近代国民国家の成り立ち

ロシアのウクライナ侵攻後、ネットを徘徊しながら読んだ記事の中に、「ウクライナの人たちは、キエフ大公国以来のロシアの歴史と文化の源流は自分たちにあるという思いがあるため、モスクワに対して蔑みと妬みが混ざり合った複雑な心情を抱いて来た」という…

トルコのウルファ県に設立されたソウル中学校

ウクライナ難民の受け入れを論じる西欧の報道に「彼らは青い目と白い肌のウクライナ人でありイラクやシリアの難民と異なる」という趣旨の説明があったらしい。これがトルコでは「西欧の人種差別」として大きな話題となっていたようである。 トルコは既に30…

米国は未だ「官軍」なのだろうか?

この「弱肉強食の世界と国家の利益」という駄文を記した2017年の時点で、私は米国こそが「官軍」であると何の疑いもなく思っていた。 2年前でも、その思い込みに大きな変化はなかった。韓国が中国に接近して北朝鮮との交流を深めて行くのは危険な賭けに…

「善悪正邪を論じたがる風潮」

《2020年7月5日付けの記事を再録》 この2002年12月30日付けのインタビュー記事で、退役海軍中将のアッティラ・クヤット氏は、米国によるイラク戦争へトルコも参戦しなければならないと論じているけれど、米国が主張していた「化学兵器等の脅威…

今年の姫路城の桜

今日、姫路城へ桜を見に行った。今年は寒い日が続いたけれど、2年前の4月2日と比べても花の咲き具合は余り変わらないように思えた。昼には気温も結構上がって、2年前と同じような陽気になっていた。 しかし、今日は多くの人で賑わい、閑散としていた2年…

ロシアの「切り札」?

この「ゼレンスキー大統領が辞任か?!」という駄文は、もちろんエイプリルフールの冗談、無い知恵を絞ってみたけれど今年もこんなネタしか思いつかなかった。 しかし、一方的にロシアの邪悪性を強調しながら、そのロシアが間もなく崩壊するかのように伝えて…

ゼレンスキー大統領が辞任か?!

ウクライナとロシアの停戦交渉はイスタンブールで大きな進展を見せ、いよいよ首脳会談による決着が論じられる段階に至った。 ところが、このタイミングでトルコの消息通より驚くべき情報が寄せられている。 首脳会談を前にウクライナのゼレンスキー大統領が…

「米国が躓いたその時、手に棍棒を握りしめた多くの国が待ち構えている・・」?

ロシアのウクライナ侵攻から既に1ヵ月が経過した。このまま泥沼化してしまうのか予断を許さない状況であるらしい。 米国はこれを機会にNATOの結束を図りたいようだが、それは決して思い通りに行かないだろうとトルコの識者らは論じている。そもそも、N…

ベリーダンスの夜

昨日は久しぶりに友人の経営するトルコ料理屋「サクルエブ」に出かけて見た。 「春分の日」はトルコでも「ネヴルーズ」として祝われるけれど、特にネヴルーズを意識して出かけたわけじゃない。連休で翌日を気にせずに飲めると思ったのである。 夕方、阪急芦…

エルドアン大統領も独裁者と言われているけれど・・・

プーチン大統領と共に、エルドアン大統領も欧米で「独裁者」と言われてきたけれど、ソビエトの時代からKGBという国家機構の中枢を歩んできたプーチン氏と異なり、エルドアン氏は国家体制から抑圧されていた「イスラム主義運動」に加わって頭角を現したア…

ウクライナ侵攻は「独裁者プーチン」の仕業なのか?

ウクライナの状況、トルコの時事番組をYouTubeで視聴しても様々な説・主張が飛び交っていて、いずれが正しいのか良く解らない。 多くの識者が、欧米はロシアを疲弊させるためにウクライナの泥沼に引っ張り込んだと論じているけれど、その泥沼で最も疲弊し苦…

コンスタンティノープル総主教庁と国際政治

この駄文、表題は「ウクライナに平和を」にしてみたけれど、バルソロメオス総主教の「祈り」には政治的な思惑も絡んでいたのだろう。 そもそも、2018年にコンスタンティノープル総主教庁がウクライナ正教会の独立を承認した背景には、ロシアと欧米の対立…

綾部山~鶴橋

昨年は3月9日に訪れた綾部山の梅林へ、昨日、出かけて見た。 昨日は先週までの寒さが嘘のように暖かく、山電の網干駅から歩き始めて5分も経たない内にジャケットを脱いで半袖になったけれど、それでも梅林へ着く前に汗ばんでしまうほどだった。 多分、暖…

ウクライナが譲歩する可能性?

トルコのウクライナに関する報道は、毎朝の出勤前と帰宅後にざっと眺める程度だが、このところ識者らの論じ方にも多少変化が見られるようだ。以前、「ロシアはNATOの罠に嵌った」と論じていた識者が「このぐらいの抵抗は想定済みだったのかもしれない」など…

ウクライナに平和を:正教会バルソロメオス総主教の祈り

先週、3月3日にYouTubeで正教会のバルソロメオス総主教がCNNトルコのインタビューに答えている動画を観た。 バルソロメオス総主教は、通常、生放送のインタビューを断って来たそうだが、今回はウクライナの平和を祈って、25分に及ぶ長いインタビューに応じ…

「トルコ人気質/バランスと調和」

《2015年12月22日付け記事の再録》 2004年12月、ラディカル紙でインタビューに答えたムラット・チザクチャ教授は、オスマン帝国をビザンチン帝国の継続であると主張しながら、以下の例を引き合いに出している。「もしも、コンスタンティノープ…