メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコで猫を食べた日本人

先週、トルコ在留の日本人が野良猫を食べて逮捕されるという忌まわしいニュースが伝えられた。 今日、トルコ語で検索してみたところ、どうやら事件に関連した新規の報道は見当たらないようなので、それほど大きな話題にはなっていないかもしれない。 これに…

まだまだ続く長く曲がりくねった道

昨日、6月20日は私の誕生日だった。 かつては、1年の区切りとして正月を意識することがあっても、誕生日などは知らぬ間に過ぎていた。 ところが、「Facebook」等を使い始めたら、自動的に誕生日が通知され、友人たちから祝いの言葉が届くようになり、否…

パソコンのサービスセンターもテレワーク?

先週の日曜日(13日)の朝、夜勤から帰ってネットを見ようとしたら繋がらなくなっていた。 ネットがようやく繋がったのは16日の夜、結局、パソコンのシステムを初期化して解決した。 そこへ至るまで、パソコンのサービスセンターに何度か電話したけれど、…

祖国とは腹が満たされる所である

トルコ語に以下のような諺がある。 「İnsanın vatanı doğduğu yer değil, doyduğu yerdir.(人にとって祖国とは、生まれた所ではない、腹が満たされる所である)」 「doyduğu(ドイドゥー:腹が満たされる)」になっているのは、「doğduğu(ドードゥー:生ま…

50歳と14歳の関係/トルコの「児童性的虐待防止法」

今、日本で「50歳と14歳の性行為の是非」が話題になっているけれど、トルコでは5年前に「児童性的虐待防止法」が発令され、その適用上の問題が議論されていた。 この法律は15歳以下の女子との性行為を一切認めないため、14歳の女子と駆け落ちした1…

トルコでアルコールと豚肉の禁忌はどのくらい守られているのか?

イスラムの教義上の禁忌として良く知られているのは、アルコールと豚肉だろう。 ところが、トルコの場合、飲酒はかなり広範に行われていて、ラクという酒をトルコの伝統的な文化の一つに数える人たちもいる。禁忌を守っている敬虔な信者たちがそれを激しく非…

去勢された黄門様?

最近、テレビ時代劇の「水戸黄門」を観る機会が何度かあった。いずれも里見浩太朗が黄門を演じていたから、最後のシリーズの作品ではなかったかと思う。それでも、10~15年前に放送されたものだろう。 観ていて『おや?』と思ったのは、劇中でまず人が死…

「ゲズィ公園騒動」~ブラジル~「天安門事件」

トルコでは、この「ゲズィ公園騒動」を米国によって焚きつけられた騒乱と見做す“陰謀論”が盛んに論じられていたけれど、今、その後の展開を振り返って見ると、確かに、まったく根も葉もない“陰謀論”としては片づけられないような気もしてくる。 そもそも、事…

ゲズィ公園騒動デモ隊の不甲斐なさ?

エルドアン大統領とAKP政権は、発足した2002年~2009年頃まで明らかに親欧米の政権と見做されていた。 それで、EU加盟交渉にも熱心に取り組んでいたけれど、反対派は「EUはトルコ軍の弱体化を狙っている」と主張していた。中には「EUの要求…

ゲズィ公園騒動の背景

2013年6月の騒動の舞台となったゲズィ公園の辺りには、オスマン帝国時代に軍の兵舎として設営された建物があったらしい。 この建物は、1940年にアンリ・プロストというフランス人建築家の都市計画にもとづいて取り壊され、その跡地がゲズィ公園にな…

2013年6月1日の「ゲズィ公園騒動」

今日(6月1日)であの「ゲズィ公園騒動」から8年が経過したことになる。 私は4年前の6月1日にも「トルコの“激動の4年間”」という駄文を書いて、「ゲズィ公園騒動」から過ぎた4年間を振り返ってみた。 その中で、“激動の4年間”の要因がアフメット・…

東山魁夷展

昨日は、夜勤明けに神戸博物館で東山魁夷展を見てきた。 こういった美術の展覧会に足を運ぶことは殆どなかった。音楽のコンサートなどを聴きに行くこともない。 芸術を大勢の人たちと一緒に鑑賞するのは、ちょっと気が引けるように感じてしまう。 情けないこ…

「チャルクシュ(Çalıkuşu)」を歩きたい!

上記の駄文を書くにあたって、本山第二小学校の校舎が当時のものであるのか調べるために、ネットで検索していたら、「谷崎潤一郎の『細雪』を歩く」というもの凄いサイトを発見した。 「芦屋編」に始まり、「西宮編」「阪神大水害編」「京都編」「大阪編」「…

「細雪」~トルコ料理~「汾酒」

一昨日は、住吉川から蘆屋の辺り一帯を歩き、蘆屋川(阪急)から300mほどの所にある、トルコ人の旧友が営む料理店に寄った。「細雪」の家族の家は、そのもう少し先に位置していたことになっている。 旧友の料理店で昼を食べてから、また阪神の蘆屋まで歩…

「細雪」を歩く・大水害

「細雪」を読み返して、その舞台となった街を歩いてみようと思ったのは、昭和13年の阪神大水害の場面が非常に印象に残っていたからだ。 巻末の谷崎潤一郎自身の「回顧」によれば、実際の経験を書いたのではないかと思った読者が少なくなかったという。迫真…

今朝の秋:「多少の前後はあっても皆死ぬんだ」

www.youtube.com YouTubeに「今朝の秋」がアップされていたので、冒頭の主題曲でも聴いてみようかと思ったら、結局、最後まで観てしまった。 1987年の制作であるけれど、私は98年頃の再放送で観たのではないかと思う。 その後も2010年頃だったか、…

イスラエルとパレスチナ

イスラエルとパレスチナの問題、双方の主張は大きく異なっていて、現地を見たことがない私には是非の判断も下しようがない。 パレスチナの人々が暮らしていた地域をイスラエルが力ずくで奪って来たのは確かなようだけれど、世界の歴史は全てそれの繰り返しだ…

辛くて美味い!

一昨日、モスクを後にしてから、ぶらぶらと阪神難波線の福駅まで歩いた。この辺りには、パキスタンばかりでなく様々な国から来た人たちが暮らしているのだろう。ベトナムや中国の物産を扱う店や飲食店が所々にあった。 福駅の前では、独特な香辛料の良い匂い…

ラマダン明けの祝祭にパレスチナを思う

一昨日は、ラマダン明けの祝祭に合わせて、大阪西淀川区にあるモスク(大阪マスジド)へ出かけてみた。 その辺りは、パキスタンから来た人たちが多数居住しているため「大阪のパキスタン」と呼ばれているらしい。 昼の1時頃に着いたら未だ礼拝中だったので…

ドイツの民族主義的なロマンティズム?

2017年の3月、トルコのニュース専門局の討論番組で、ある識者が次のように語っていた。 「EUに合理性をもたらしていたのはイギリスだった。そのイギリスが抜けてしまった後には、ドイツの民族主義的なロマンティズムだけが残った。これから、EUは大…

世界の歴史は大きな変化を迎えるのだろうか?

90年代の初め頃だったと思う。ロッテの創業者である辛格浩(重光武雄)氏がインタビューに答えた記事を雑誌か何かで読んだ。 当時の韓国には、様々な面でもの凄い勢いが感じられたため、「あと10年~20年もすれば日韓の立場は逆転してしまうのではない…

「細雪」を歩く・マンボウ

昨日は西宮に出て、御前浜から夙川の辺りを歩き回って来た。目的は、阪神西宮駅近くの「マンボウ」とその先にある「一本松」だった。 「マンボウ」とは、「細雪」の記述によれば、当時、関西の一部の人たちが使っていた言葉で、短いトンネルのようなものを意…

梅ヶ枝湯

一昨日、山陽電鉄の高砂駅近くにある梅ヶ枝湯で初めて湯に浸かって来た。 今でも薪で湯を沸かしている超レトロな湯として知られているけれど、うちから行こうと思ったら、自転車で20分はかかる。 そのため、冬は帰って来るまでに湯冷めしてしまう、夏は大…

「労働者の祝祭」

《2014年5月1日付け記事の再録》 今日(2014年5月1日)はメーデーで、工場も休日だった。この10年来、殆ど仕事のないフリーの通訳だか何だかで過ごして来たため、気がついていなかったけれど、トルコでは、2008年からメーデーが「労働者の祝祭」…

「鮒寿司」と「くさや」

昨日、京都側から、ケーブルカーとロープウェイで比叡山に上がり、坂本側へ降りて、浜大津に出た。 延暦寺の根本中堂が改装中だったため、昨日の小旅行の目的は、比叡山よりも浜大津で「鮒寿司」を買い求めることになった。 「鮒寿司」は、24~5年前、大…

「弱肉強食の世界」(ジェノサイド)

《2017年1月12日付け記事の再録》 昔、「カスター将軍の第7騎兵隊」をモチーフにしたアメリカ制作のテレビドラマが日本でも放映されていた。1960年生まれの私が、小学校3~4年生の頃に観ていた記憶があるから、おそらく60年代の後半だったの…

人の寿命

どういう映画で観たのか忘れたけれど、チャールトン・ヘストンの演じる男が安楽死を望んで横たわり、ベートーヴェンの交響曲「田園」を聴いているシーンがあった。 私なら、そのような場面で、果たしてどんな曲を聴きたくなるだろうか? なんて、またつまら…

「細雪」を歩く・旧居留地~三宮

今日は「細雪」の主な舞台の一つである「旧居留地」から三宮の辺りを歩いて回った。 まずは旧居留地近くのユーハイムでバウムクーヘンを食べてみた。凄く甘いのかと思っていたが、そうでもなかった。その時代の嗜好に合わせながら、甘味を抑えてきたのかもし…

体温計で計ったら39度5分の熱(目標は40度)!

先日、レノボのパソコンの寿命が尽きたかと思ったら、今度は電気ポットが作動しなくなってしまった。その前に、台所の水道の蛇口も壊れている。 なんだか、うちで使っている色んな物の寿命が来ているようだ。次は使用者本人の番かもしれない。 ところが、最…

高野山の桜

一昨日の4月19日、初めて高野山に上ってきた。22~3年前、大阪に住んでいた頃、何度か行こうと思って果たせなかった夢がようやく実現したような感じである。 もちろん、高野山を見て回るのが主な目的で出かけたのだけれど、私は少し鉄道オタクの気があ…