エルドアン大統領が「トルコ人・クルド人・アラブ人」の連帯を呼びかけた発言には、周辺の国々にも影響を及ぼす重要な箇所があった。 エルドアン大統領は、シリアやイラク等に居住するクルド人・アラブ人も「私の同胞である」と述べていた。彼らの安全と発展…
ネットで「神戸のぬる湯温泉」というのが紹介されていた。神戸には何カ所も天然の温泉が湧き出る所があるという。 暑い夏には、ぬる湯の温泉が最適であるそうだ。体温と同じ36℃ぐらいの湯は、熱いとも冷たいとも感じない心地よさらしい。 それで、まだ暑い…
「クルディスタン」の首都などと称されたりもするトルコ南東部ディヤルバクルの出身であるアルタン・タン氏は、ディヤルバクルの多様性を語りながら、「ディヤルバクルのクルド人でトルコ民族主義を提唱した」と言われているズィヤ・ギョカルプの父方はトル…
昨日、姫路でウクライナ料理のランチを食べて来た。「ビーツ・レストラン:ヴェラ・ミラ」という料理店で、ウクライナを支援するNPO法人が運営しているようだ。 そのため、まったく商売っ気がないのか、駅から歩いて2分という利便性にも拘わらず、あまり…
しかし暑い! 暑さには強い方だと自信を持っていたが、今夏の暑さには、ちょっと音を上げている。 この暑さの中で、6月までやっていた配送の仕事をしたら、相当きついのではないかと思う。7月以来の今の仕事は、運動量が少なくなったため、その分助かって…
先週、中谷防衛大臣がトルコを訪問し、ギュレル国防相と会談、TUSAS(トルコ航空宇宙産業)など軍需産業の拠点を視察したという。 もう長い間、日本のメディアの報道では、エルドアン政権に対する批判を始めとして、ネガディブな論調が多く見られ、多少うん…
業務スーパーでは世界各国の珍しい食材を見つけることができる。 トルコのターヒン(胡麻ペースト)とペキメズ(ブドウ果汁のシロップ)もあった。 もっとも、ターヒンはギリシャ製だったが、ターヒンの語源はアラビア語のタヒナというから、オスマン帝国の…
邦画も洋画も新しい作品は余り観ていない。無料で視聴できる作品が殆どないからだ。 洋画は、トルコ語のサイトを検索すると、「トルコ語吹き替え」が無料配信されていたりする。今回は「バックトゥザフューチャー(1~3)」と「ライムライト」を観た。 「…
昨日は、YouTubeで邦画三昧だった。 まずは、桃井かおり主演の「疑惑」である。これは8月14日までという期限付きで無料配信されていたので、『盆休みに入ったら観てみよう』と先月から予定していた。 10年ぐらい前、この映画で、桃井かおりと岩下志麻、…
今の職場の近くに、パン粉を作っている工場がある。95年か96年、長距離トラックをやっていた頃、一度この工場へ、出荷されるパン粉を積みに来たことがあった。 社名の入った看板を見て、『ひょっとして、あの工場じゃないのか?』と思いながら、工場の門…
7月30日、川口市で性的犯罪の容疑により逮捕されていたクルド系トルコ人に懲役8年の判決が言い渡されたことが報じられていた。 おそらく、SNSは「外国人排斥」を叫ぶ投稿で盛り上がっているのだろう。 確かに、「難民申請中」という不安定な状況で、…
新しい職場への通勤途中に、赤い花が夥しく咲いた樹木が連なる一画がある。 一輪の花には殆ど興味もないが、群生している花を眺めるのは好きだ。桜も大量に群生してこそ花見になる。 そのため、この赤い花の一群がどうにも気になった。ネットで調べたら、こ…
新しい職場では、朝礼の前にラジオ体操がある。随分久しぶりなんで、動作の順番が思い出せなかったりしている。 いつ以来なのかと言えば、トルコで邦人企業のアダパザル県クズルック村の工場に勤めていた時だから、もう23年が過ぎている。忘れていたのは無…
今の季節、トルコに居た頃は、市場でチェリーを1㎏ぐらい買ってきて貪るように食べていた。とても日本では真似できない、サクランボ1㎏の価格はいくらになるのだろう? しかし、あれだけ高価なのだから、さぞかし美味いのかと思い、ちょっと奮発して味わっ…
7月から勤務先が変わり、仕事の内容も変わった。慣れない仕事で毎日緊張しているけれど、運動量はかなり減ったので、体力的には楽になったかもしれない。 緊張感も、職探しに頭を悩ましていた5月頃の不安な緊張感に比べたら、まだ良いような気もする。 前…
いよいよPKKが武装放棄を実行に移し、北イラクにある拠点では構成員らが所持していた武器を焼却するというセレモニーが催された。 もちろん、これは武装放棄の開始を告げるシンボル的なセレモニーであり、問題は他の拠点でも武装放棄が進むかどうかである…
トルコ共和国は、初期の近代化の過程で、西洋のクラシック音楽を奨励していたという。 しかし、飲酒と違って奨励した効果は余りなかったらしい。「教養」として押し付けたので、他の音楽を聴く時のような「娯楽」ではなくなり、かえって、人々が「娯楽」とし…
2013年の9月、トルコで「酒類販売規制法」が施行されて、酒類の販売が夜10時までに規制されると、一部の政教分離主義者らは「イスラム化だ!」と騒ぎ立てていた。 しかし、これは「販売店」に関する規制であって、レストランやバーで提供される酒類は…
イスタンブールのアルメニア正教の教会で聴いた讃美歌は実に美しかった。作曲家のハチャトリヤンもアルメニアの人であり、旧ソビエト連邦アルメニア共和国の国歌を作曲している。このアルメニア国歌も実に美しかった。 いずれも、トルコやアラブの音楽とは異…
昨日は友人が用意してくれたチケットで万博を見に行って来た。 まず、東ゲート前の広場で1時間ぐらい順番を待っている間に、ジーパンまで汗びっしょりになってしまった。広場は日差しを遮るものがなくてとても暑かった。お年寄りや小さなお子さんにとっては…
ベルギーでトルコ人移民の3世として生まれたマヒヌル・ギョクタシュ氏は、ベルギーの一流大学を卒業してエリートコースを歩み、現在はトルコの家族社会扶助庁の長官として活躍している。 同様に、日本で生まれたクルド系トルコ人が栄達して活躍する姿を想像…
www.youtube.com このYouTube動画で、ディヤルバクル出身のアルタン・タン氏は、ディヤルバクルの民族的な多様性を論じている。 トルコ南東部の主要都市ディヤルバクルは、「クルディスタンの首都」などと呼ばれたりして、「クルド人の街」という印象が強い…
このYouTube動画は、トルコの家族社会扶助庁のマヒヌル・ギョクタシュ長官がインタビューに応じている番組で、主要なテーマは「少子化対策」であるけれど、その前に、ギョクタシュ氏が自身の生い立ちについて語っている部分が非常に興味深い。 ギョクタシュ…
出生率が急激に低下したトルコで、例えば、部分的に男女別学を復活させたところで、どれほどの効果が得られるのか解らない。 しかし、「トルコ統計局」のサイトに表示されている以下の県別出生率のグラフを見ると、低い方の10県と高い方の10県に相当な差…
トルコの人たちが日本で驚く事象の一つに「女子高・女子大の存在」がある。トルコ共和国では原則的に全ての教育機関が「共学」だからだ。 イスラム的なトルコ人の中には「羨ましい!」と目を輝かせる人もいた。男女別学の廃止は共和国の行った大きな過ちの一…
今日、6月12日は「ロシアの日」であるという。 在日ロシア大使館で催されたレセプションでは、栗原小巻さんが乾杯の挨拶を行っている。 まずは、その若々しさに驚かされた。1945年のお生まれであることが到底信じられない。 「ロシアの感動的な芸術は…
www.aydinlik.com.tr 先月(5月25日)、トルコのアイドゥンルック紙のコラム記事に、イスタンブールのボスポラス海峡横断地下鉄マルマライ線が取り上げられていた。 マルマライ線の海峡横断区間は、日本の大成建設の施工により、2013年に開通している…
昨年の4月、上記の「地方の人たちが気楽な都市生活者を救っている!」という駄文に、「トルコの出生率が2.00を割り込んで、少子高齢化の危機が迫っている」などと記したけれど、最新の統計によれば、ついに1.5を下回ってしまったらしい。 これは既に重…
「トランプの新たな中東ビジョン」というコラム記事で、ベルジャン・トゥタル氏は、米国による「中東とイスラム世界に対する占領とカオスの戦略」は1991年に始まったと記している。 1991年、ソビエトの崩壊により「冷戦」が終結した。 冷戦とは言う…
サバー紙のベルジャン・トゥタル氏は、5月31日付けのコラム記事「トランプの新たな中東ビジョン」で、トランプ大統領が5月13日にリヤドで明らかにした主張を紹介している。 これに先立って、他のトルコ・メディアでも、以下のような、5月13日のトラ…