メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

今でも「白い東洋人」?

《2014年1月16日付けの記事を修正、加筆して再録》 「白いトルコ人」という言い方がいつ頃から使われているのか良く解らない。一説によると、アメリカの「wasp」から連想された造語らしい。 西欧型のライフスタイルを身につけたハイソサエティなトル…

諸行無常/因果はめぐる糸車

《2020年5月27日付け記事の後半の部分を修正して再録》 2005年1月21日付けトルコのラディカル紙のコラムで、ヌライ・メルト氏はイスラムの犠牲祭に関連して以下のように述べていた。 「この世界で生きることにはそれなりの代価があるはずだ。私たちの…

スウェーデンの「反イスラム」デモ/ロシアの「大スターリングラード作戦」

在ストックホルム・トルコ大使館の前でコーランが燃やされたデモは、スウェーデン政府の許可を得ていたという。 もちろん、これにトルコは「イスラムに対する冒涜である」と猛反発しているが、1月23日付けサバー紙のコラムで、ハサン・バスリ・ヤルチュン…

今日の昼飯もガスト!

今日、更新されたクレジットカードを受け取るため、自転車で15分ほどの所にある郵便局まで行って来た。 昨年の11月に配送された際は、おそらく不在票をちらしの山と一緒に捨ててしまったために気が付かず、カードは発行元に戻されてしまい、旧カードが期…

コロナ騒ぎの収束と今後の世界

上記の駄文にも記したように、トルコでコロナは既に収束したと見做され、トルコの社会はほぼ平常に戻ったようである。 日本でも、ようやく4月から他のインフルエンザ等の感染症と同じ扱いになるらしい。しかし、何故、「今から」ではなく「4月から」なのだ…

イスタンブールで見た逞しいロシアの人々

ソビエト崩壊後の92年~94年、私はイスタンブールで多くのロシア人を見た。 老若男女を問わず多くのロシア人がラーレリ辺りの歩道に様々な売り物を並べて商いに励んでいた。彼らは、それをロシアから長距離バスで何昼夜もかけて運んで来るのである。 歩…

ロシアと欧米の戦争

ロシア軍がウクライナ東部のソレダルを制圧したニュースは、トルコの様々な時事解説番組でも取り上げられているけれど、見た限りでは、「戦略的にそれほど大きな成果とは言えない」と論じる識者が多いようである。 以下のYouTube動画で女性キャスターの問い…

第一次世界大戦の捕虜が残した彫刻作品

元旦の初詣に訪れた本徳寺の境内には、第一次世界大戦中、この本徳寺に収容されていたドイツ帝国の捕虜が制作した彫刻の作品が残されている。 彼らは青島の戦闘で日本軍の捕虜となったらしい。 以下の駄文で、青島で捕虜となったハプスブルク帝国の軍人らが…

正月の東京旅行

正月休みの2日~4日に東京へ行って来た。 「東京旅行」と言っても目的地はほぼ中野に限られていて、他は3日の昼に上野から四谷まで然したる目的も無く一人でぶらぶら歩いただけである。 中野では高校同期の友人たちと会った。そのための「東京旅行」だっ…

初詣は姫路へ

明けましておめでとうございます。 初詣は姫路に出かけてきました。真宗大谷派の別院である本徳寺から姫路城、そして播磨大社と足早に回って歩いたので、播磨大社に着いた頃は、随分と体が温まりました。とても健康的な初詣で新年を祝うことが出来たのではな…

年越し蕎麦

「ヤンキーゴーホーム」なんて今年最後の妄想をかましてしまったけれど、今日は大晦日、私も姫路で「年越し蕎麦」を食べて来た。 お蕎麦屋さんのメニューの上には「くる年もすこやかに」と記されていた。多分、蕎麦を美味しく食べることが出来た私は、来年も…

来年(2023年)の標語は「ヤンキーゴーホーム」?

12月29日、トルコ・シリア・ロシア3カ国の国防相がモスクワで会談したと報じられた。 トルコとシリアは関係正常化のため水面下で交渉を続けて来たそうだが、いよいよ国防相らが顔を合わせる段階に至ったことで、来年の早い時期にエルドアン、アサド両大…

福岡の鶏から揚げとアサヒビールと韓国から来た旅行者

昨日の昼に食べたガストの鶏から揚げがなかなか美味しかった。もも肉を使っていて、充分に油分があり、とてもジューシーだった。 やっぱり肉は、豚でも鶏でも油分が多くないと美味しくない。私はトンカツも必ずロースで、ヒレカツはもう何十年も食べていない…

ガストで活躍するロボットとタブレット

年末年始の長期休暇に入ったが、今日は特に何処かへ出かける予定もなく、昼過ぎてから自転車で15分ほどの所にある「ガスト」へ行ってランチを食べてきた。 ガストを利用するのは久しぶりだったので、まずは料理を客席まで運ぶロボットに驚かされた。いつ頃…

人口でインドに抜かれる中国の「一人っ子政策」と少数民族

1997年、大阪に住んでいた頃、アルバイトの職場に上海出身のおばさんがいた。ある時、おばさんは中国語で嬉しそうに話してから電話を切ると、「良かったわ。上海の友人が少数民族だったのよ」と言ったのである。 何事かと思ったら、当時、中国では少数民…

幸せなクリスマスの夢

《2020年12月25日付け記事の再録》 今朝(2020年12月25日)、夜勤から帰って朝食を取り、1時間半ほど横になったら幸せな夢を見た。 私は暗い夜道で自転車を走らせている。ライトが故障して前が良く見えずに困っていると、後ろから自転車に…

来年の大統領選挙/親米と反米の闘い?

トルコの野党勢力は、6カ月後に迫った大統領選挙でエルドアン氏が敗北すると断言している。しかし、誰が勝利するのかは明らかにされていない。というのも、野党連合の統一候補は未だ決まっていないからだ。 野党連合は、共和人民党(CHP)・良党(İYİ Parti…

イスタンブール市長に禁固刑の判決

イスタンブールのイマムオール市長が、選挙管理委員を「バカ」と言って侮辱した罪で禁固刑の判決を受けたという。 トルコの選挙管理委員会はヤルグタイ(大審院)等の判事らによって構成されているため、法廷侮辱罪のような認識になるのかもしれないが、2年…

「妄想は知的行為全般の母である」(『田中宇の国際ニュース解説』より)

「コロナ騒ぎ」が始まって以来、私はこの騒ぎに何か裏があるのではないかという陰謀論めいたことも考えて来たけれど、上記の田中宇氏の論説「米諜報界が中国のために作る世界政府」は、そんな私の小さな想像力など吹き飛ばしてしまう迫力である。 田中氏は、…

「欧米人だったら、とっくに怒り出している」?

youtu.be 東京の松屋銀座に出店した「カラキョイ・ギュッルオール」のムラット社長は、並々ならぬ親日家であるようだ。そのため、欧米ではなく日本を海外出店先に決めたらしい。 上記のYouTube動画でも、その熱い思いを語っているけれど、そこには日本の文化…

駅弁食べて旅情をそそられる

昨日、姫路駅の構内にある食堂で「幕ノ内弁当」を食べた。 本来は駅弁として店頭で販売されており、これを買ってから新幹線の改札を通る人も多いと思う。 この食堂では、以下の駄文でご紹介した「関西シウマイ弁当」を食べたこともある。 店頭で購入した弁当…

バクラヴァは宮廷の味?

松屋銀座「ナーディル・ギュル」のバクラヴァは、イスタンブールの「カラキョイ・ギュッルオール」の工房で作られた生地を空輸して、店内で焼き上げているそうだ。 そのため、かなり高い値段設定になっているけれど、バクラヴァの生地を一枚一枚薄く延ばす工…

トルコの菓子「キュネフェ」も美味い!

バクラヴァが菓子の王様なら、キュネフェは王子か女王か? このキュネフェも一度食べたらやみつきになるくらい美味しい。 小麦粉を薄く溶いて春雨状に焼き上げたテルカダイフでチーズを包み、さらに両面をこんがり焼いて甘いシロップをかけたキュネフェは、…

松屋銀座に出店したナーディル・ギュル氏のバクラヴァ愛!

数ある美味しいトルコの菓子の中でも際立っているバクラヴァは、菓子の王様と言って良いと思う。 そのバクラヴァで有名なイスタンブールの菓子店「カラキョイ・ギュッルオール」が東京の松屋銀座に出店したという。 バクラヴァを食べに東京まで行ける経済的…

プーチン大統領の奇行/上海の奇態

www.youtube.com 9月にサマルカンドで開催された上海協力機構の首脳会議に参席したプーチン大統領の奇行がトルコで話題になっていた。 奇行の場面は、上記のYouTubeの動画から見ることができる。プーチン大統領は会見するエルドアン大統領を待っている際に…

イラン・イスラム体制の危機

1991年に、イズミルでトルコ語学校に通っていた頃、東京大学を退官されてからトルコ研究に来られていた老先生と知り合った。 先生は長年にわたってイランの農村の研究に携わって来られた方だ。そのため、先生が大学を退官されてからトルコの研究を始めた…

トルコの若者たち

《2013年10月4日付け記事の後半部分を修正して再録》 イスタンブール郊外の保守的な街イエニドアンで暮らしていた2013年の9月、あるいは8月だったかもしれない。 未だ暑かった頃、夕方、カドゥキョイで乗ったバスが、イエニドアンに近づき、車…

宗教よりも言語の繋がり?/イランの問題

モルドバ共和国のガガウズ人のルーツが何処にあるのかはともかく、トルコ共和国政府が自治区に学校を設立するなどして、ガガウズ人との連帯を進めているのは非常に興味深い。ガガウズ人はトルコ語に近い言語を話すものの、キリスト教徒であるからだ。 イスラ…

イスタンブール・イスティックラル通りのテロ事件

11月13日に発生したイスタンブールのテロ事件、実行犯とされるシリア人女性が拘束されたものの、背景等については未だ不明な点も少なくないようだ。 スレイマン・ソイル内務相によると、2016年以来、イスタンブールで爆弾テロ事件は起きていなかった…

モルドバ共和国のガガウズ人

www.youtube.com このYouTubeの動画では、トルコ人のアルダ氏がモルドバ共和国のガガウズ自治区でトルコ共和国政府の協力によって設立された学校を訪れ、トルコ語の授業の様子などを紹介している。 モルドバ共和国の主要な言語はルーマニア語だが、自治区の…