メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

昭和な喫茶店?

近所に「石」という喫茶店がある。外観にとても趣があり、配送の仕事で頻繁に前を通るようになってから、何だか気になっていたけれど、日祝は営業していないため、殆ど訪れる機会がなかった。

先月、どういうわけか職場で平日が1度臨時の休みになったので、出かけてみたところ、内装にも趣が感じられ、落ち着いた雰囲気に心が和んだ。それで、年に数回予定されている土曜日休みの際に、また来てみようと思った。今日がその土曜日である。

前回と同様にモーニングを頂き、店主の方に色々お尋ねしてみた。創業は、なんと50年前になるという。この辺りでは最も古い喫茶店らしい。

創業当時は、店の前に小川が流れ、その向こうに神戸製鋼の社宅があったそうだ。今は二車線の道路を挟んだ向こう側に大きなマンションが建っている。

レジスターも創業以来のもので、若い人たちが珍しがって写真を撮って行くと伺ったけれど、私はその懐かしさに写真を撮った。モーニングのトーストとゆで卵の組み合わせも懐かしいような気がする。

私は昭和35年の生まれで、昭和が終わる時は28歳になっていた。

そのため、「昭和レトロ」なんて言われると、『昭和ってそんな昔か?』と抵抗を感じてしまうが、この喫茶店を「昭和レトロ」と言うのであれば、確かにそうであるかもしれない。

「昭和レトロ」もなかなか素敵じゃないかと思う。