メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

アルメニアのブランデー

昨夕は谷町の「ボーチカ」でロシア料理を食べた。ここを訪れたのは2年ぶりである。月日は何と早く過ぎてしまうのか・・・。

2年前は、ウォッカに続いてイスラエル産のラクで乾杯したけれど、今回はアルメニアのブランデーだった。

有名な「アララット」というブランドではなかったが、アルメニアで作られたブランデーであることに変わりはない。

イスタンブールにいた時分、アルメニアのワインは頂いたことがあるけれど、ブランデーは昨日初めて飲んだ。

スターリンチャーチルに贈呈した等々、アルメニア・ブランデーに纏わる話を読んでから、既に30年ぐらい経っているのではないだろうか。長年の夢がようやく叶ったような気がした。

ブランデーは、20代の頃に格好をつけて「コニャック」などを飲んだりしたが、どんな風味だったのか、もう覚えていない。

イスタンブールギリシャの「メタクサ」を飲む機会はあった。間借りしていた故マリアさん宅で何度か頂いたように思う。マリアさんの葬儀でもメタクサが振る舞われていた。

そもそも、酒の味など良く解るわけじゃないけれど、「昨日のアルメニア・ブランデーもメタクサもコニャックに劣らぬ風味だった」ということにしておこう。

(*アルメニアのブランデーは「アルメニアン・コニャック」と呼ばれたりしていますが、「コニャック」とはフランスのコニャックという町の周辺で作られたレミーマルタン等のブランデーだけに許された名称なので、アルメニアのブランデーに対して使うのは適切でないそうです。)