昨夕は谷町の「ボーチカ」でロシア料理を食べた。ここを訪れたのは2年ぶりである。月日は何と早く過ぎてしまうのか・・・。
2年前は、ウォッカに続いてイスラエル産のラクで乾杯したけれど、今回はアルメニアのブランデーだった。
有名な「アララット」というブランドではなかったが、アルメニアで作られたブランデーであることに変わりはない。
イスタンブールにいた時分、アルメニアのワインは頂いたことがあるけれど、ブランデーは昨日初めて飲んだ。
スターリンがチャーチルに贈呈した等々、アルメニア・ブランデーに纏わる話を読んでから、既に30年ぐらい経っているのではないだろうか。長年の夢がようやく叶ったような気がした。
ブランデーは、20代の頃に格好をつけて「コニャック」などを飲んだりしたが、どんな風味だったのか、もう覚えていない。
イスタンブールでギリシャの「メタクサ」を飲む機会はあった。間借りしていた故マリアさん宅で何度か頂いたように思う。マリアさんの葬儀でもメタクサが振る舞われていた。
そもそも、酒の味など良く解るわけじゃないけれど、「昨日のアルメニア・ブランデーもメタクサもコニャックに劣らぬ風味だった」ということにしておこう。
(*アルメニアのブランデーは「アルメニアン・コニャック」と呼ばれたりしていますが、「コニャック」とはフランスのコニャックという町の周辺で作られたレミー・マルタン等のブランデーだけに許された名称なので、アルメニアのブランデーに対して使うのは適切でないそうです。)