メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

名月と月餅

今日は中秋節、天気も良く「中秋の名月」を仕事帰りに眺めることができた。 一昨年は買い損ねてしまった卵入りの月餅を、今年は2週間ほど前に買い求めてあったので、これも名月を思い浮かべながら味わうことができた。ハスの実の餡で独特な風味だった。 生…

ギリシャ語の歌で思い出すクズルック村の日々

www.youtube.com このギリシャの歌を聴いたのは23年前、2000年頃ではなかったかと思う。イスタンブールはイスティックラル通りのCD店に流れていた。 店の人に「なんていう歌?」と訊いたところ、CDのジャケットを示しながら、「このCDに入ってい…

バクラヴァで感動! トルコを満喫!

昨日、梅田の阪急百貨店で開催されている「トルコフェア」を見に行った。といっても、装飾品等には殆ど興味がないので、お目当ては、ほぼ「バクラヴァ」に限られていた。 東京の松屋銀座に出店しているバクラヴァの名店「ナーディル・ギュル」による実演販売…

トルコのインフレで大変な目に遭うところだった・・・

現在、トルコは利上げ後も収まらない激しいインフレで取り沙汰されているけれど、私が初めてトルコで暮らした1991年~94年、そして、アダパザル県クズルック村にある邦人企業の工場で働いていた1999年~2002年も、70%前後の激しいインフレ…

イスラムの葬儀は望まない!

トルコで非常にイスラム的な新聞として知られているイエニ・アキット紙に、今日(9月18日)、以下のような記事が出ていた。 「イスラムの価値に敵対しながら一生を終えた人たちも、モスクでイマームの祈祷により弔われることが論議を呼んでいるトルコで、…

北朝鮮の新たな役割り?

金正恩総書記とプーチン大統領の会談に関しては、様々に異なる視点から論じられているのではないかと思う。 トルコの政治学者ハサン・バスリ・ヤルチュン氏は、9月14日付けサバー紙に掲載された「北朝鮮の新たな役割り」という表題のコラム記事で、北朝鮮…

「911」以降の世界

「911」から22年が過ぎた。当時、私はアダパザル県クズルック村にある邦人企業の工場でトルコ語通訳として働いていた。41歳だった。 事件と翌日の報道を見た時の驚きは、以下の駄文にも記している。 今、振り返ってみると、あの頃から米国の様子がど…

クルド人難民支援活動で誰が救われたのか?

「クルド人難民」を支援する人たちの動機が何であるのか良く解らないけれど、15年以上続いた長い支援活動の過程で、いったい誰が救われたのだろう? 難民申請を繰り返しながら、長期にわたって日本に滞在し、解体業等でそれなりの収入を得た人たちはいるか…

BRICS は「車が馬の前を走っている馬車」?

BRICSへサウジアラビアなど新たに6か国が加盟したのは、トルコでも大きな話題となっている。 トルコは長い間、EUへの加盟交渉で門前に立たされたまま、疎外感を味わって来たため、BRICSの拡大に期待する向きもあるようだが、8月29日付けサバー紙のコラム…