2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
トルコでは、再選されたエルドアン大統領の閣僚人事が注目されている。新閣僚は、6月3日の夕方頃明らかになるという。 経済運営を担う閣僚には、メフメット・シムシェク氏の名が挙がっている。しかし、この難しい経済状況の中で、シムシェク氏は敢えて火の…
トルコの大統領選挙、決選投票でエルドアン大統領の再選が確定したという。 また、いつものように変な例えで申し訳ないけれど、大相撲の今場所12日目、朝乃山関が2敗に後退した時点で、横綱照ノ富士関の復活優勝がほぼ決まっていたのと同じような感じじゃ…
トルコの大統領選挙、野党6党連合の候補クルチダルオール氏は、大きく的を外した選挙前のアンケート調査を信じていたのだろうか? なんとか決選投票に持ち込んだものの、エルドアン大統領にかなりの差をつけられたことが心外だったのか、温厚なクルチダルオ…
トルコの大統領選挙、決選投票でどちらを支持するのか注目されていたスィナン・オアン氏は、20日になって急遽、エルドアン大統領と会って話し合った後、22日の記者会見でエルドアン大統領を支持すると発表した。 ところが、オアン氏の重要な同志である勝…
トルコの大統領選挙、5,2%で3位となったスィナン・オアン氏は、国土の統一を脅かすテロ組織PKKやギュレン教団と戦う姿勢を見せていたため、決選投票ではエルドアン大統領を支持するのではないかと言われていたが、どうやら対抗する野党6党連合のクル…
www.youtube.com トルコの大統領選挙、エルドアン大統領夫妻が有権者としての権利を行使するために訪れた投票所で、子供たちに200リラ紙幣を配っている姿が見える動画は日本のメディアでも放送され、なかなか反響を呼んでいるようだ。 「選挙法違反じゃな…
トルコの大統領選挙、野党6党連合のクルチダルオール氏は何とか決戦投票に持ち込むことはできたものの、エルドアン大統領に明らかな票差をつけられている。 これには様々な要因があげられるだろう。例えば、クルド民族主義政党HDPから支持を受けたことも…
トルコの大統領選挙は、エルドアン大統領が49,42%の得票率に留まり、結局、44,95%で2位につけた野党6党連合のクルチダルオール氏との決選投票が2週間後に行われることになった。 常識的に考えれば、あと5万票(訂正:50万票)を上乗せすれば…
トルコの大統領選挙、野党6党連合の候補クルチダルオール氏は、当選すれば欧米のロシア制裁に加わる意向を示したという。 ところで、つい数日前にトルコのチャヴシュオール外相は、シリア内戦の問題解決に向けて、モスクワで「トルコ・ロシア・イラン・シリ…
いよいよ3日後に迫ったトルコの大統領選挙、「共和国の存亡をかけた戦い」であるとか「グローバルなインペリアリズムと伝統的なトルコ国家の対決」などと喧伝されているが、もう一つ、「前期AKP政権と後期AKP政権の対決」という要素もあるのではない…
トルコから伝えられたニュースによれば、2001年~2002年にエジェビット内閣の経済担当相を務めたケマル・デルビシ氏が米国で亡くなった。まだ74歳だった。 デルビシ氏は、2001年にトルコが経済危機に陥ると、22年間勤務した世界銀行を辞職して帰国、経済担当…
SNS上の投稿を読んだだけで、何処まで理解できているのか心許ないが、韓国・朝鮮の研究で知られる政治学者の木村幹氏によると、伊藤博文は当初より朝鮮に対して高圧的な態度で臨んだため、朝鮮の人々から嫌悪されたという。詳しくは木村幹氏の著作である…
今年の1月5日付けサバー紙のコラムで、ハサン・バスリ・ヤルチュン氏はローザンヌ条約について論じながら、国際条約で唯一の保証となるのは「各国家における条約を継続させる力と意志」であり、世界の歴史は、反故にされた「条約」と新たに締結される「条…
近年、トルコは領域内の資源の開発ばかりでなく、軍事兵器の国産化にも力を入れて来た。これらを外国からの輸入に頼っている限り、自主独立は難しいと考えているからではないかと思う。 現在、ロシアは厳しい経済封鎖を受けているものの、それほどの窮地に陥…
「ローザンヌ条約の密約」については、日本でも関心を持っている人が少なくないようだ。 密約とは『有効期限が切れる2023年まで、トルコは自国内にある石油資源の採掘を行わない』というものだが、上記の駄文にも記したように、そもそもローザンヌ条約に…
イスラムの教義で同性愛は禁じられているという。 2009年、女性タレントのインタビューを受けたトルコのイスラム主義者アブドゥルラフマン・ディリパク氏も、「イスラムに同性愛はあるのか?」という問いに対し、「イスラムでは、同性愛に限らず、あらゆ…
昨日は「メーデー」だった。しかし、配送のトラックを運転しながら街の様子を窺った限りでは、メーデーを思い起こさせるところなど何処にも見当たらなかった。 およそ40年前の5月1日、私は今と同じように配送のトラックで混雑する東京都内の道を走ってい…