メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

血のメーデー?

昨日は「メーデー」だった。しかし、配送のトラックを運転しながら街の様子を窺った限りでは、メーデーを思い起こさせるところなど何処にも見当たらなかった。

およそ40年前の5月1日、私は今と同じように配送のトラックで混雑する東京都内の道を走っていた。

途中、メーデーのデモ行進による大渋滞に巻き込まれ、いつもより2時間近く遅くなって車庫へ戻って来たうえ、荷台の品物を片付ける際、指先を切って出血してしまった。

それで『まさしく血のメーデーだ!』なんて冗談を言いながら失態をごまかしたけれど、近頃、こんな冗談は通じなくなっているような気がする。『メーデーって何ですか?』と問い返されてしまうかもしれない。

「インターナショナル」の歌も、イデオロギーの如何に拘わらず、そのメロディが耳元に残っているのは、ひょっとすると私たちの世代辺りまでじゃないだろうか?

トルコでは、今もメーデーが熱く盛り上がっているらしい。昨日もイスタンブールでデモ隊と警察の衝突があったと伝えられていた。

トルコのメーデーは、2009年以来、公休日に定められているのだ。(上記の「メーデーの歌?」という駄文に2008年とあるのは誤り。2009年が正解。)

以下の「メーデー - Wikipedia」に貼付されている世界地図では、メーデーを公休日としている国が赤色で示されているけれど、日本や米国などの例外を除いて、世界は何処もかしこも真っ赤に染まっている。

何故、日本ではメーデーが公休日にならなかったのだろう? 

ja.wikipedia.org