メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

イスタンブールの学習塾

ここのところ御無沙汰しているが、昨年来、イスタンブール市内の学習塾を訪れる機会が度々あった。この学習塾は、大学受験に備える授業が主で、廊下には、一流大学合格者の写真がずらりと並んでいる。 経営者の方は、神学部を卒業した敬虔なムスリムだが、特…

なんでも流行が終わる頃に始まる

イスタンブールには映画館がかなりあって、映画産業は未だ衰えを見せていないようである。これは、いったいどういうことなのか良く解らない。トルコは、オスマン帝国時代の1914年に最初のドキュメンタリー映画を制作しているそうだから、映画産業への参…

ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーの日本ツアー、“YouTubet”で少し観たけれど、その若さにびっくり。とても71歳には見えない。声もそれほど衰えていなかったそうだ。そのエネルギーは何処から湧いて来るんだろう? 多分、節制して、日々鍛錬を怠っていないのではない…

イマーム・ハティップの女性たち

週末の“イマーム・ハティップ(イスラム教導師養成)高校100周年シンポジウム”では、とにかく女性の姿が目立っていた。今や、イマーム・ハティップ校に通っているのは、女生徒の方が多いそうだから、当然かもしれないが・・・。大学の神学部でも、既に女…

イマーム・ハティップ(イスラム教導師養成)高校100周年シンポジウム

週末の土日、ユルドゥズ工科大学で催された“イマーム・ハティップ高校100周年シンポジウム”を見学してきた。イマーム・ハティップレル校は、共和国発足後の1924年に開設されたのに、何故、100周年なのかと言えば、オスマン帝国時代の1913年に…

モノ作りの精神

クズルック村の工場で実践されていたように、“働く人たちの意見”を尊重したりするのは、日本でしか通用しない時代遅れの経営手法だと言われて久しい。実際、家電の製造など、もう日本のやり方では、競争力を維持出来なくなってしまったようだ。数年前まで、…

現場が原点

クズルック村の工場は、「現場が原点」をモットーにしていた。日本の本社では、大卒の新入社員も一定期間現場で働かされるらしい。一度、クズルック村の工場に、日本の本社から副会長という方が視察に訪れたことがある。白髪の、もう70歳近くに見える方だ…

ディヤルバクル

昨日、トルコ南東部の主要都市ディヤルバクルで、「歴史的」とも言えるようなイベントがあった。 北イラク・クルド自治区のマスード・バルザーニ大統領、38年前にトルコから亡命していたクルド人歌手シヴァン ペルウェル、トルコ歌謡界の帝王と言われたイ…

ギリシャの経済

アテネを拠点に活躍しているフィデ・キョクサルさんのインタビュー記事が、12年10月22日付けのラディカル紙に掲載されていた。この記事の中で、キョクサルさんは、「・・・イズミルの賑やかな週末が懐かしい。ここで週末は、何処も閉まっています。ま…

高校の寮の飯

三度の飯が食べられるだけでも有り難いのに、不味いなんて言ったら罰が当たるかもしれないが、高校の寮の食事は本当に美味しくなかった。全寮制だったから、全校生徒600人ぐらいが、大きな食堂で朝・昼・夕を食べていた。毎日、大量の食事を用意するのは…

学生寮

2ヶ月前、ルレブルガスで暮らしているムスタファが、イスタンブール大学に合格した次女の入る寮を探すため、日帰りでイスタンブールへ出て来た。私も一緒に3ヵ所の学生寮を見て回ったが、結局、ムスタファは、寮費の安い宗教団体運営の寮を選んで、次女を…

イズミルからアテネへ・・・

Fide Köksal - İzmir'in kavakları トルコ人の女性歌手が、トルコのエーゲ海地方の民謡を歌っているけれど、これはギリシャの歌番組であり、私もルムの故マリアさん宅で同番組を何度も観たことがある。2004~2007年にかけてだった。出演者たちは、勝…