メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコ

トルコリラの暴落と早期選挙

トルコリラの急激な下落が止まらない。生活物資の値上がりも続いているようだ。 このため、元来エルドアン政権の支持層だった保守的な庶民の中からも政権を批判する声が上がってきた。2017年4月まで私が暮らしていたイエニドアンでも、SNSに政権批判…

「トルコの社会の分断と対立」

《2020年10月26日付けの記事を修正して再録》 私はトルコで、まず1991年~94年まで3年間暮らし、それから4年間のブランクを経て1998年~2017年まで過ごした。 私が初めてトルコを訪れてから、既に30年が過ぎようとしている。この…

銀行の順番待ち

水道料金の支払い期限が過ぎてしまい、コンビニでは受け付けてもらえなくなったので、今日、銀行の窓口で支払いを済ませた。 銀行ではかなり待たされるのではないかと思ったけれど、そうでもなかった。 引いたレシートの受付番号は「062」で、電光掲示板…

「トルコ人」というアイデンティティー

3日ほど前、トルコの南東部クルド・アラブ地域のバットマンで、学生との対話集会に参席したエルドアン大統領に対してクルド語で話しかけた女子学生が話題になっている。 政権寄りの識者たちは、これをクルド問題における大きな前進と評価しているようだが、…

孫文記念館/毛沢東とアタテュルク

昨日の夜勤明け散歩は、「福原と文明堂」の後にも続きがある。カステラを買うと、新開地で山電に乗って舞子に向かったのだ。 11月2日の夜勤明け散歩で、駒ヶ林から舞子まで歩き、明石海峡大橋の袂に洒落た洋館があるのを見た。家に帰ってから調べて、その…

福原と文明堂のカステラ~レヴァーニの由来

昨日、神戸駅の方から歩いてきて、「シンチャオ」でバインミーを食べた後、新開地から山電に乗ろうと思って県道に出たら、「FUKUHARA/柳筋」と大きく記されたアーチ状の標識が見えた。 まだこの辺りの位置関係が良く解っていなかったため、『福原はここだっ…

参政権と国籍

トルコに居た頃、選挙が近づくと、イエニドアンの街の人たちから「マコト、お前は何処に投票するんだ?」と当たり前な顔で訊かれた。 「日本が二重国籍を認めていないので、私はトルコの国籍を持っていません」と答えると、「へええ、日本て、とても民族主義…

日本とトルコの投票所の光景

10月31日の衆議院選挙、私は特に一票投じたいという気持ちもなかったけれど、投票の様子を見ておこうと思って行くことにした。投票が行われた小学校は家から自転車で5分もかからない所にある。 投票を終えたのは4時40分頃だったが、場内は人影も疎ら…

トルコの朝食はオリーブとチーズ!

昨日は、夜勤明けに家で少し寝てから電車で姫路へ。駅前で自転車を借りると、一路姫路港を目指した。 何故、姫路港なのかと言えば、小豆島フェリーのターミナルで小豆島の特産品であるオリーブが土産物として売られていないかと思ったからだ。 トルコに居た…

縁起の良い日は昼飯も美味しい!

今日の夜勤明け散歩は、勤務地のポートアイランドから三宮、新神戸、北野、元町というコースだった。 昼飯を神戸モスクの近くにある「シャワルマ」というケバブ屋さんで食べようと計画したため、開店の11時に合わせたコースになった。 また、今日はイスラ…

「キム・ドゥギョンさん/イランに行った韓国の人たち」

《2010年6月17日付けの記事を修正して再録》 韓国からベトナムとイランを経てトルコへ渡って来たキム・ドゥギョンさん。 キム・ドゥギョンさんのその後は、当時(2010年)、イスタンブールのタクシムにあった韓国料理店「カヤ・レストラン」でイ…

「ベトナムからイラン、トルコへ・・・」

《2010年6月14日付けの記事を修正して再録》 ベトナムとイランを経由してトルコへ渡ってきた韓国の人たちの話だが、後日(2010年6月頃)、イスタンブール在住の日本人女性と雑談していたら、この方もキム・ドゥギョンさんと知り合っていたことが…

「韓国~ベトナム~イラン~トルコ」

《2010年6月12日付けの記事を修正して再録》 ハンさんは95年頃にトルコから韓国へ帰国されたらしい。 ハンさんの人生は、なかなか波乱万丈だったようである。75年のサイゴン陥落までは南ベトナムで仕事をしていて、その後はイランへ行き、ホメイ…

「しょうもない東洋人の親子」

《2010年6月11日付けの記事を修正して再録》 91年の4月に初めてトルコへ来て、翌92年の5月までイズミルに住んでいた頃は、3ヵ月の滞留期間が切れる度に、キオス島というエーゲ海に浮かぶギリシャ領内の島へ往来していた。 それこそ数え切れな…

「汚いトイレと綺麗なトイレ」

《2013年12月2日付け記事の再録》 以下のYouTubeの映像、あまりにも鮮明で、なんだかデリーの街に漂う匂いまで伝わって来そうだ。この街で、地元の人たちと一緒に飲み食いしたら、やっぱりお腹をこわしてしまうような気がする。インドの貧しい人たち…

統一教会との奇縁?

1988年、ソウルの延世大学語学堂で韓国語を学んでいた頃、先生が教室に受講生名簿を置き忘れてしまったことがある。 私ら受講生がその名簿を開けてみると、数名の受講生の欄に赤い丸印が記されていた。 名簿を見ていた私たちの中に該当者はいなかったの…

ギリシャ正教会のエルピドフォロス大司教と宗務庁のエルバシュ長官

9月20日、ニューヨークで「Türkevi(Turkish House)」のオープニング式典がエルドアン大統領臨席のもとで執り行われた。 「Türkevi(Turkish House)」は、とりあえず「トルコ館」と日本語に訳して置く。 トルコ館は、1977年にIBMの社屋をトルコ…

読む本は自分の判断で選ぶ?

このYouTubeのチャンネルの動画がとても面白い。他にもトルコの人たちがやっているチャンネルには面白い紀行動画が多い。 しかし、こうなるとテレビの紀行番組は、大掛かりな取材でもしない限り、存在価値を維持できなくなってしまうかもしれない。 (例えば…

アナルセックスは健康に良くない?

《2003年5月6日付け記事を再録》 韓国人の友人の事務所では、思わぬ一面を見せてしまったリビア人のハシムだが、普段は朗らかで礼儀正しい青年である。「イスラムは愛の宗教、寛容の精神が大切なんです。敬虔なムスリムならば人を憎んだりはしません」…

「911」から20年 /ムスリムと西洋 /ヒロシマの仇?

あの「911テロ事件」から20年が過ぎた。 事件は、陰謀説も含めて、様々に論じられてきたけれど、私にはパキスタンの物理学者パルヴェーズ・フッドボーイ氏による「ムスリムと西洋」という論説が非常に興味深かった。読んで直ぐに強い印象を得たのは、学…

凄い国、パキスタンと日本!

先日、夜勤明けに三宮の駅まで歩いたら、途中、真新しいビルの正面に、日章旗とパキスタンの国旗が掲げられているのを見た。 どうやら、そのビルは「JAN TRADING」という企業の社屋らしいが、何故、パキスタンの国旗も掲げられているのか気になって調べてみ…

「日本の作家は文学的なエロチズムの巨匠である」:サルマン・ラシュディー

この「ノルウェイの森」の書評のトルコ語原文をネット検索で探してみたけれど見つからなかった。 書評が掲載されたラディカル紙は、既に発行を止めているので多くの記事が失われてしまったようだ。日本語訳は、以前、私が拙訳して保存してあったものである。…

「ようやく学校の対面授業が再開される」(トルコのサバー紙より)

トルコのサバー紙で、半年前にも「人々を『生きる屍』に、社会を『禁止の地獄』に変えてしまってはならない!」と訴えていたメフメット・バルラス氏が、9月2日付けのコラムで、またコロナ問題を取り上げていたので、前半のその部分だけを拙訳してみました…

トルコ料理の名店「Hünkar Lokantası(ヒュンキャル・ロカンタス)」

このYouTubeの動画では、ニルギュン・ビンギョルという女優さんが、イスタンブールのニシャンタシュにある「Hünkar Lokantası(ヒュンキャル・ロカンタス)」という伝統的なトルコ料理のレストランを紹介している。 ニルギュンさんの質問に答えるオーナーシ…

最近のイスタンブールの街角

1週間ほど前から、「Daily Street Walking」というYouTubeのチャンネルで、最近のイスタンブールの街角の様子を楽しんだりしている。 観ていると、画面から街の活気が伝わってくるようで嬉しくなる。 日本では、緊急事態宣言で「酒類の提供」を規制しようと…

Of Amerika! Of!Of!

表題の「Of」は、「United States of America」の「of」ではない。英語じゃなくてトルコ語の「of」である。 トルコには、まず「Of(オフ)」という地名がある。このオフは黒海地方トラブゾン県の東端に位置している。 黒海地方の人々は、トルコでしばしば小…

「ノルウェイの森」には日本の歌が1曲も出てこない?

村上春樹の小説から「八月の濡れた砂」が思い出されたような話を書いたけれど、おそらく、村上春樹の小説に「八月の濡れた砂」が出て来る場面などないと思う。 それどころか、「ノルウェイの森」には、日本の歌が1曲も登場していないそうだ。 2004年の…

「トルコのピラフ」と「イランのチェロウ」

このYouTube動画では、トルコ人の家族とイラン人の家族がイスタンブールのイラン料理店で夕食を楽しんでいる。 食卓にはイランの人たちが愛してやまないチェロウも並んでいるけれど、トルコ人の面々からは「味が無い」なんて声も聞かれて、それほど良い評価…

トルコライス!

昨日、夜勤明けに大倉山公園近くの洋食店で「トルコライス」を食べて来た。 この洋食店は、店名そのものが「神戸トルコライス」であり、メニューもトルコライスに特化されている。 先月、バスで店の前を通った際に気が付いたけれど、その大きな「トルコライ…

「恐ろしい宗教」

《2016年10月15日の記事を再録》 イスラム教徒・ムスリムと言えば、何だか、まるで価値体系の異なる宗教的な世界で生きている人々みたいな雰囲気で語られたりしているけれど、トルコでイスラム教徒の人たちと接している限り、これが実際の様相を伝え…