メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコ

アナルセックスは健康に良くない?

《2003年5月6日付け記事を再録》 韓国人の友人の事務所では、思わぬ一面を見せてしまったリビア人のハシムだが、普段は朗らかで礼儀正しい青年である。「イスラムは愛の宗教、寛容の精神が大切なんです。敬虔なムスリムならば人を憎んだりはしません」…

「911」から20年 /ムスリムと西洋 /ヒロシマの仇?

あの「911テロ事件」から20年が過ぎた。 事件は、陰謀説も含めて、様々に論じられてきたけれど、私にはパキスタンの物理学者パルヴェーズ・フッドボーイ氏による「ムスリムと西洋」という論説が非常に興味深かった。読んで直ぐに強い印象を得たのは、学…

凄い国、パキスタンと日本!

先日、夜勤明けに三宮の駅まで歩いたら、途中、真新しいビルの正面に、日章旗とパキスタンの国旗が掲げられているのを見た。 どうやら、そのビルは「JAN TRADING」という企業の社屋らしいが、何故、パキスタンの国旗も掲げられているのか気になって調べてみ…

「日本の作家は文学的なエロチズムの巨匠である」:サルマン・ラシュディー

この「ノルウェイの森」の書評のトルコ語原文をネット検索で探してみたけれど見つからなかった。 書評が掲載されたラディカル紙は、既に発行を止めているので多くの記事が失われてしまったようだ。日本語訳は、以前、私が拙訳して保存してあったものである。…

「ようやく学校の対面授業が再開される」(トルコのサバー紙より)

トルコのサバー紙で、半年前にも「人々を『生きる屍』に、社会を『禁止の地獄』に変えてしまってはならない!」と訴えていたメフメット・バルラス氏が、9月2日付けのコラムで、またコロナ問題を取り上げていたので、前半のその部分だけを拙訳してみました…

トルコ料理の名店「Hünkar Lokantası(ヒュンキャル・ロカンタス)」

このYouTubeの動画では、ニルギュン・ビンギョルという女優さんが、イスタンブールのニシャンタシュにある「Hünkar Lokantası(ヒュンキャル・ロカンタス)」という伝統的なトルコ料理のレストランを紹介している。 ニルギュンさんの質問に答えるオーナーシ…

最近のイスタンブールの街角

1週間ほど前から、「Daily Street Walking」というYouTubeのチャンネルで、最近のイスタンブールの街角の様子を楽しんだりしている。 観ていると、画面から街の活気が伝わってくるようで嬉しくなる。 日本では、緊急事態宣言で「酒類の提供」を規制しようと…

Of Amerika! Of!Of!

表題の「Of」は、「United States of America」の「of」ではない。英語じゃなくてトルコ語の「of」である。 トルコには、まず「Of(オフ)」という地名がある。このオフは黒海地方トラブゾン県の東端に位置している。 黒海地方の人々は、トルコでしばしば小…

「ノルウェイの森」には日本の歌が1曲も出てこない?

村上春樹の小説から「八月の濡れた砂」が思い出されたような話を書いたけれど、おそらく、村上春樹の小説に「八月の濡れた砂」が出て来る場面などないと思う。 それどころか、「ノルウェイの森」には、日本の歌が1曲も登場していないそうだ。 2004年の…

「トルコのピラフ」と「イランのチェロウ」

このYouTube動画では、トルコ人の家族とイラン人の家族がイスタンブールのイラン料理店で夕食を楽しんでいる。 食卓にはイランの人たちが愛してやまないチェロウも並んでいるけれど、トルコ人の面々からは「味が無い」なんて声も聞かれて、それほど良い評価…

トルコライス!

昨日、夜勤明けに大倉山公園近くの洋食店で「トルコライス」を食べて来た。 この洋食店は、店名そのものが「神戸トルコライス」であり、メニューもトルコライスに特化されている。 先月、バスで店の前を通った際に気が付いたけれど、その大きな「トルコライ…

「恐ろしい宗教」

《2016年10月15日の記事を再録》 イスラム教徒・ムスリムと言えば、何だか、まるで価値体系の異なる宗教的な世界で生きている人々みたいな雰囲気で語られたりしているけれど、トルコでイスラム教徒の人たちと接している限り、これが実際の様相を伝え…

「イスラムはどういう宗教なのか?」

《2019年11月1日の記事を再録》 日本でイスラムの社会について解説された記事を読んでみると、イスラムの教義から説き起こしている例が少なくない。 しかし、トルコでは、敬虔な信者であっても、教義を事細かに知っている人はそれほどいないだろう。 …

シーア派の祭典アーシューラー

今日は、イスラム暦のムハレム月の10日目「アーシューラー」の日に当たるそうだ。 西暦680年のこの日に、イマーム・フサインが「カルバラーの戦い」で殺害されたため、シーア派の人々は「フサインの殉教」を哀悼して盛大な行事を催すようになったという…

アフガニスタンとトルコの相違

トルコ軍はNATOの一員としてカーブルの空港に1200人ほどの将兵を駐屯させているという。 トルコのメディアでは、7月10日の段階で、タリバンの勝利を確実と見做して、その後の展開を占う討論番組が組まれていたりした。 以下の動画では、メテ・ヤラル…

トルコの世俗化

上記のユーチューバーの若いトルコ人女性について、私は「世俗的」と表現したけれど、スカーフを被っている母親と姉の様子を見ると、家族の保守的な傾向は明らかであり、彼女自身のイスラム信仰もトルコの標準からすれば、わりと熱心な部類に属しているかも…

何故、欧米は少数民族など他国の問題に干渉したがるのか?

第一次世界大戦以降、欧米は「民族自決」を提唱して、他国の少数民族の問題に干渉するようになったという。 オスマン帝国は第一次世界大戦後に崩壊し、トルコ共和国という民族国家に生まれ変わったが、欧米はクルド人をトルコ国内の少数民族であると認定して…

トルコの新しい世代

トルコの一般市民の間でも「ユーチューバー」は増えているらしい。 先日、そういったユーチューバーによる以下のYouTube動画を視聴して、なかなか興味深いものを感じた。 ユーチューバーの若い女性が、婚約者であるイラン人の青年とその母親、そして自分の家…

「テルアビブの女たち」

今朝、「テルアビブの女たち」というイスラエルの映画をトルコ語吹き替え版で観た。(トルコ語の表題は「Duvarlar Arasında」:壁の間で) テルアビブのアパートで同居しているレイラ、サルマ、ヌールという3人のパレスチナ人女性が、男性権威的な社会に抵…

トルコの美味しいチーズが食べたい!

100年にも満たない「伝統」とはいえ、トルコの朝食にチャイは欠かせない。それから、チーズとオリーブ、これが無ければ朝食とは言えないような気がする。 しかし、これもエーゲ海地方など限られた地域の伝統に過ぎず、かつて内陸部では豆のスープが朝食の…

紅茶の美味しい喫茶店♪

今日は夜勤明けに大蔵谷へ寄って、紅茶の専門店で香り高いダージリン・ティーを楽しんできた。 トルコでは紅茶が「チャイ」と呼ばれ、トルコの人たちは毎日のように何杯もそのチャイを飲む。まるでチャイがなければ一日は始まらない。チャイを飲まずに一日が…

「レギュラーな業務は完璧だが、イレギュラーな事態に動転してしまう日本人」?

15~6年前、東京で開催された物産フェアに参加するトルコ企業の代表者らと共に、当時住んでいたイスタンブールから東京へ行った。 参加者の中には初めて日本を訪れる人もいたが、既に自社製品を日本で展開していて、何度も日本に来ているという人もいた。…

犠牲祭の生贄

トルコでは7月20日に始まった犠牲祭も今日(7月23日)で終わる。コロナ騒ぎの中、犠牲祭は盛り上がっていただろうか? 犠牲祭の期間中には、メッカへの大巡礼も行われるが、こちらは規模を縮小して実施されることが報じられていた。 トルコでも「生贄…

「7月15日のクーデター事件」~イスタンブール運河プロジェクト

あの忌まわしい「7月15日のクーデター事件」から今日で5年を迎えた。 思えば、2013年6月1日の「ゲズィ公園騒動」以来、トルコは激動の日々を送ってきた。そのクライマックスが2016年7月15日のクーデター事件だったのではないかと思う。 ク…

つり目の仕草はモンゴロイドに対する差別なのか?

セルビアのバレーボール選手らが「つり目」のポーズで写真を撮り、モンゴロイドの東洋人に対する差別ではないのかと話題になっているらしい。 トルコ語で「つり目」は「çekik göz(チェキッキ・ギョズ)」と言うけれど、「çekik(チェキッキ=引っ張られた)…

韓国とトルコのクーデター/徴用工裁判に対する青木理氏の発言

あの忌まわしい「7月15日のクーデター事件」から5年が過ぎようとしている。 バイデン大統領が選挙前に、「クーデターで倒せなかったエルドアンを選挙で倒さなければならない」と発言したこともあり、トルコではクーデターの企図に米国が関与したのではな…

ギリシャ語を話すトラブゾンの人々 / ヨルゴスと名乗る青年

《2007年1月24日付け記事を修正して再録》 2004年のいつ頃だったかギリシャへ出掛けた際、帰りのバスで、トルコ語とギリシャ語を話す青年に出会った。 国境のギリシャ側の免税店で、青年が両方の言語を使い分けている様子を見て、ルムと呼ばれる…

トルコ風の姓名を名乗らざるを得なかったアルメニア人の俳優たち

今日(7月2日)のハベルテュルク紙に、ムフスィン・クズルカヤ氏が非常に興味深い記事を書いている。 オスマン帝国の時代、イスラム教徒の女性たちが映画で活動するのは「はしたない」と思われていたため、演じる女優たちは皆、非イスラム教徒であったとい…

カップ麺の調理時間/タッパーラーメン?

先週、あの「中華風角打ちの店」で中国製のカップ麺を三つ購入してきた。 昨日、その内の一つを食べてみたけれど、これもなかなか美味かった。どうやら美味さの決め手は「麻辣」にあるようだ。 最近は日本のカップ麺にも「麻辣風味」があるけれど、刺激の強…

小説「イエシル・ゲジェ(緑の夜)」:自分の世界のごたごたで忙しい本来の民衆

「イエシル・ゲジェ(緑の夜):Yeşil Gece」は、トルコ共和国成立後の1928年に出版されたレシャット・ヌーリ・ギュンテキン(Reşat Nuri Güntekin:1889~1956)の小説で、オスマン帝国が崩壊して共和国革命に至る激動の時代を背景にしている。 小説の…