メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

トルコ

ウクライナに平和を:正教会バルソロメオス総主教の祈り

先週、3月3日にYouTubeで正教会のバルソロメオス総主教がCNNトルコのインタビューに答えている動画を観た。 バルソロメオス総主教は、通常、生放送のインタビューを断って来たそうだが、今回はウクライナの平和を祈って、25分に及ぶ長いインタビューに応じ…

「トルコ人気質/バランスと調和」

《2015年12月22日付け記事の再録》 2004年12月、ラディカル紙でインタビューに答えたムラット・チザクチャ教授は、オスマン帝国をビザンチン帝国の継続であると主張しながら、以下の例を引き合いに出している。「もしも、コンスタンティノープ…

ウクライナ侵攻:報道は何処まで事実を伝えているのか?

ロシア軍が侵攻したウクライナの状況、トルコの報道を見ても情報が錯綜していて、どれが事実を伝えているのか良く解らない。 「CNNトルコ」では、以下の動画のように、特派員のミュジャーヒット・トプチュ氏がキエフ市内から連日生中継で状況を伝えている…

ロシアのウクライナ侵攻

今日は、梅を見に岡本辺りまで出かけても良かったが、ロシアのウクライナ侵攻のニュースも気になったので止めにした。トルコの報道を少し見ておこうと思ったからだ。 とはいえ、今の時点で、これから先が見通せるような状況ではないらしい。 「ロシアは一線…

ピークを過ぎれば後は夕暮れが訪れるだけなのか?

英国は、コロナが既にピークを過ぎたとして、規制をほぼ撤廃すると発表したそうだ。英国に限らず他の欧米諸国でも、続いて規制を解除して行くのではないかと言われている。 トルコでも、コジャ保健相が「コロナは既に風邪」と発言したという。 もしも、この…

パシャという敬称

上記の駄文で、19世紀にオスマン帝国の高官として活躍したヴァルタン・パシャを「ヴァルタン将軍」と言い表してしまったけれど、ヴァルタン・パシャは文官であり、軍の高官というわけじゃなかった。 「パシャ」が「将軍」に限定されるようになったのは共和…

シルヴィ・ヴァルタンはアルメニア系のフランス人?

先日、配送先のカー用品店でシルヴィ・ヴァルタン(Sylvie Vartan)の「あなたのとりこ」が流れているのを聴いた。日本では1970年にヒットしたそうだ。 懐かしく思いながら、『ところで、シルヴィ・ヴァルタンって未だ生きているのかな?』と気になり、…

Raks/バハイ教

「raks(ラックス)」というアラビア語起源のトルコ語は、辞書を引くと「踊る・ダンスする」となっているが、今では殆ど使われていないようだ。代わりに「dans(dance)」という外来語が幅を利かせている。 ひと昔前なら、この単語を聞いて、2…

私が乗っていた高級車とは?

今年から始めた配送の仕事、運んでいるのは「カー用品」と言われる物だけれど、私にはそういった商品の知識が全くない。 普通、トラックの運転手などをやっている人たちは、車好きでカー用品にも詳しかったりするから、意外に思われているようだ。 しかし、…

ラクダと遊牧民/コンスタンティノープルの砂漠?

「飛んでイスタンブール」では、「光る砂漠でロール~♪」なんて歌われていたけれど、もちろんイスタンブールの近郊に砂漠があるわけじゃない。冬は結構寒くて雪もかなり降る。 そもそも、イスタンブールの正式な名称は、オスマン帝国が滅亡した1923年ま…

デカトロンの腹筋台/カルフール

配送の仕事は、面接の際、「手積み手降ろしで大変ですが大丈夫ですか?」と何度か念を押されたけれど、この2年間も、街歩きに山歩きと軽い筋トレで、それほど体を鈍らせていなかったから、体力的にはなんとかなりそうだ。 しかし、たまに結構な重量物もある…

イスタンブール大雪のニュース!

イスタンブールの記録的な大雪が日本のメディアでも伝えられている。 確かに、イスタンブールで1m近い積雪が記録されたというのは大きなニュースと言えるかもしれないが、イスタンブールが大雪に見舞われるのは、それほど珍しいことでもない。 2017年…

転職はトルコの夢から

年明けに転職を企図したのは、今夏にちょっとトルコへ行って来るための資金を蓄えようと思ったからだ。配送業務は、以前の警備の仕事みたいに楽ではないが、その分、多少は給与もアップする。 首尾よくトルコへ行けたとしても、居られるのは、せいぜい2~3…

職探しの興奮/経歴は何が何処で役に立つのか解らない

昨年の末に警備員の仕事を辞め、今年から配送の運転手に転職した。勤務地は自宅から自転車で10分とかからない。巧いタイミングで良い所に仕事が見つかったものだと思う。 昨年12月の後半は、有給を消化しただけで出勤していなかったため、あちこち出歩い…

トルコのユーチューバーが旅するグルジア

この動画で、ユーチューバーのメフメト・センディンチ氏は、トルコ人がパスポート無しで入国できるグルジアのバツーミを紹介している。 撮影されたのは、1月9日であるそうだが、バツーミの街にクリスマスツリーが飾られているのが見える。 このクリスマス…

トルコのジャーナリストの醜態

昨年の12月17日、ガジアンテプ県の女性知事ファトマ・シャーヒン氏にインタビューを試みたジャーナリストが、放送中にカメラマンを平手打ちにするという事件があった。 その時は記事だけ読んで特に関心も持たなかったけれど、先週、以下の動画を見て、ち…

日本の郵便局とトルコの郵便局

昨日、日曜日も営業している「ゆうゆう窓口」から郵便物を送るつもりで姫路の郵便局へ行った。局のホームページで確認したところ、日曜日の営業時間は「18時まで」となっている。 姫路郵便局は姫路城の近くにあり、駅から10分ぐらい歩くけれど、周りの商…

カザフスタンの混乱

カザフスタンの混乱は、今後どのように推移するのか全く予断を許さぬ状況であるようだ。 その背景についても様々な説が飛び交っていて、いったいどうなっているのか皆目見当がつかない。 トルコのメディアを少し見ただけでも、「カザフスタンに影響力を行使…

ペルシャ語/姫路城と姫路おでん

昨日(1月3日)は、昼から姫路駅前のビオレまで買い物に出かけたので、ビオレの屋上から間近に見える姫路城も撮って来た。 買い物は色々あったけれど、当初より購入を決めていたのはペルシャ語の教科書である。 情けないことに、私は未だにアラビア文字が…

2022年の世界/日本はロシア・中国・北朝鮮との関係を強化する?

1月2日付けのサバー紙のコラムで、ベルジャン・トゥタル氏は次のように書き出している。 「新しい世界の担い手であるトルコ・中国・ロシアが、お互いに、そして他の国々との結びつきを深めて行くのに対して、西欧諸国の中に見られるブロック化と分裂は、米…

年末の散髪

いよいよ年の瀬が迫ったので、散髪も先週済ませて来た。これで新年をさっぱりした頭で迎えることができる。 散髪は元町駅の地下にある「阪神理容」。ここは安いばかりじゃなく、昔ながらの床屋さんの雰囲気がして、なかなか味わい深い。 理容師さんも客の大…

クリスマスツリーはいつまで?

日本では、11月頃から飾られていたクリスマスツリーも12月25日を過ぎると片付けられてしまう。 国民の殆どがイスラム教徒のトルコでもクリスマスツリーを飾る風習はあったけれど、こちらは年が明けても暫くそのまま飾られていた。 上記のウイキペディ…

危険な野良犬?

12月26日付けのハベル・テュルク紙のコラムで、ジャーナリストのナゲハン・アルチュ氏(女性)が危険な野良犬の問題を取り上げている。 ガジアンテプで4歳の幼女が2匹のピットブル犬に噛まれて重傷を負う事件が起きたため、野良犬の危険性を指摘する世…

パネトーネ

いよいよクリスマスである。日没を区切りとする教会暦では今日の日没から始まるそうだ。 毎年、この時期になると、クリスマスにちなんでシュトーレンを食べることにしていたけれど、今年はパネトーネというイタリアの菓子にした。最近はこれが流行っているら…

一度上げた給与を下げたら暴動が起きる?

トルコリラ(TL)は、2013年頃から価値を下げ続けていたけれど、今月に入ってから暴落と言って良いほどの下げ幅を見せた。 2ヵ月前に、1ドル=8~9TLで推移していたのが、17~18TLまで下がってしまったのである。 これに対して、トルコ政…

政教分離がイスラムを守っている?

数カ月前のことで、詳細の記憶も曖昧になっているが、トルコの宗務庁のイマーム(イスラム教導師)が「海老やイカもハラーム(禁忌)である」という見解をネットの記事で明らかにして物議を醸していた。 トルコでは、一般的に、イスラムの教義上ハラーム(禁…

東京ジャーミー(モスク)/トルコのイスラムの常識

2003年、私はトルコ人の友人と共に東京ジャーミー(モスク)を訪れたことがあった。 東京ジャーミー(モスク)は、2000年に再建されて以来、トルコ共和国の宗務庁が管理し、イマーム(イスラム教導師)も宗務庁から派遣されている。 トルコ人の友人…

正しい民族の姿?

モハメド・アリの半生を綴った「カシアス・クレイ」で著者のホセ・トレスが「年季の入ったプロボクサーはダウンしても立ち上がって如何に試合を続けるのか知っている」といったように記していた。 ジョー・フレージャーは、ボナベナ戦で2度のダウンを喫しな…

経済的な価値と社会的なステータス/アフガニスタンの女性問題

私は30歳になってからトルコ語を学び始め、都合20年以上トルコで暮らした末、4年前に素寒貧の状態で日本へ帰って来た。トルコ語を学んだことで手にした経済的な価値であるとか社会的なステータスなど、もちろん何処にもない。 それでも私は、トルコで様…

ヴァン県にあるキルギス人の村

このYouTubeの動画では、カザフスタン出身のジャーナリストで、現在はトルコを中心に活動しているナズギュル・ケンツェタイ氏(Nazgül Kenzhetay)が、トルコ東部のヴァン県にあるキルギス人の村、ウルパミル村を訪ねて、伝統的な結婚式の模様などを取材して…