メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

サムスン~ユンエ

バイラムの旅行、サムスンでは、当地の大学へインドネシアから留学している学生たちの集まりに参加する機会を得た。
留学生が9人、それから同じ大学で学ぶトルコ人女学生や、トルコ人男性と結婚してサムスンに来たというインドネシア人女性もいた。彼女の夫は、サムスン出身の船員で、彼の乗った船がインドネシアへ来航した際に知り合ったらしい。
留学生たちは、トルコ政府の奨学金によって学んでいるそうだが、この内の2人は、当初、フェトフッラー・ギュレン教団の援助を受けて留学したのに、昨年だったか、この援助を打ち切られてしまい、途方にくれていたところ、トルコ人の友人たちが掛け合ってくれて、改めて政府の奨学金を得られるようになったという。
援助の打ち切りは、AKP政権と激しく争っているギュレン教団の財政が逼迫したためらしいが、留学生の彼らも、大人たちの醜い政争で、とんだとばっちりを食ってしまったようである。
この集まりには、インドネシアの料理も振舞われた。やっぱりアジアの食は美味しい。美味しい料理を頂き、留学生たちと語らい、感謝感激だった。
インドネシアには、日本の情報がかなり入っているのか、彼らは近年の日本の出来事についても良く知っていた。少なからぬ関心を寄せてくれているのではないかと思う。ありがたいことだ。私はインドネシアについて何を知っているだろう?
さて、次に訪れたユンエでは、いつものようにネヴザットさんの家でお世話になった。ネヴザットさんは、海岸沿いの新しいマンションへ引越していて、バルコニーから眺める黒海に沈む夕日がとても美しかった。

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