正教の復活祭(正しくは復活大祭と言うらしい)、トルコではパスカリヤ(Paskalya)と言われている。おそらく、ギリシャ語のパスハ(Πάσχα)に由来しているのではないかと思う。
今朝、「Paskalya」でYouTubeを検索してみたところ、トルコの南東部、マルディン県やハタイ県で昨日催された復活祭ミサの様子を観ることができた。
1994年、マルディンを旅した際、いくつもの教会を見て回ったけれど、復活祭の時期ではなかったから、日曜のミサを見学することが出来たぐらいである。そのため、この動画にはなかなか感慨深いものがあった。
意外に思ったのは、祈祷文は、スリヤーニ語かアラビア語と思しき言葉で読み上げられていたものの、司祭さんの説教にはトルコ語が使われていた所である。
2010年頃だったか、イスタンブールで訪れたシリア正教の教会でも、司祭さんはトルコ語で説教していたが、その理由を「イスタンブールで育った若い人たちはトルコ語しか解りませんから・・」と明らかにしていた。
現在は、マルディン県の若い人たちもトルコ語しか話さないようになっているのだろうか? 1994年に旅行した頃は、年配の女性たちがトルコ語を余り解せず、意思の疎通に苦労したくらいだったけれど・・・。
以下の動画は、ハタイ県のアンティオキア教会で営まれた復活祭ミサの模様。この教会は2011年に訪れたことがあり、記憶も鮮明に残っているので、とても懐かしい感じがした。
*2011年に訪れたアンティオキア教会