メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

エルドアン大統領は糖質制限を!

 トルコでは、ラマダンが終わって、祝祭の公休日も今日が最終日らしい。とはいえ、遠く離れた日本の屋久島にいると、情報として解っているだけで、残念ながら、何の実感も湧いて来ない。
もちろん、私はイスラム教徒じゃないので、イスタンブールにいた頃も、ラマダンになったからと言って、特に生活の流れを変えることもなかったけれど、周囲の雰囲気には反応していた。それがなくなって、ちょっと寂しいような気がする。
あと3年もすれば、ラマダンの開始日が、ほぼ1カ月早まって、断食の実践も多少楽になるかもしれないが、途中に夏至を挟んで続いた今年のラマダンは、実践者にとって相当過酷だっただろう。
ラマダン明けの祈りの最中、エルドアン大統領が失神してしまったというニュースも伝えられている。しかし、今年に限らず、エルドアン大統領は、これまでに何度かラマダンで体調を崩した前歴があったらしい。
大統領ともなれば、その健康管理は、単なる個人の問題とは言い難い重要性があるはずだ。しかも失神したのは、血糖値が上がって血圧のバランスが乱れたことによるそうだから、私は、エルドアン大統領も「糖質制限」を行うべきではないかと思っている。
そもそも、「MEC(ミート・エッグ・チーズ)」と呼ばれる超糖質制限を実施した場合、血糖値の変動が最小限に抑えられるため、食べていなくても余り空腹を感じなくなるという。断食実践者にとっては、最適な健康管理法に違いない。
私も、昨年の7月、「MEC」を実施中に、24時間以上、何も食べなかった日があるけれど、大して空腹を感じなかった。『これなら長時間の断食も楽にこなせるな』と思ったほどである。

但し、私は断食を実践していたわけじゃないから水は飲んでいた。糖質制限中の水分補給については、少し調べた方が良いかもしれない。 その他、「MEC」に難点があるとすれば、食費が嵩んでしまうことだが、エルドアン大統領にその心配があるとは思えない。日没後の食事に、甘い菓子など食べたりせず、ステーキやシシケバブで満腹感を得れば良いのである。 冗談ではなく、本当に心からエルドアン大統領の糖質制限実施を切望してやまない。毎年、ラマダンの度に、大統領が失神していたら国民も堪らないだろう。どなたか、この駄文を大統領に伝えてもらいたいくらいだ。

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