メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

夫は『恋人たちの日(バレンタインデー)』に本当の愛をみせてくれた!?

《2017年2月16日に掲載した記事の再録》

一昨日(2017年2月)、「恋人たちの日」関連のネタを探していたら、以下のような2015年2月の記事が見つかった。
ジェレン・ヒンディスタンという女優さんが、「恋人たちの日」に、夫とイスラムの聖地メッカを訪れ、小巡礼を果たしたそうだ。
記事には、メッカのカーバ神殿を背景に撮影された夫婦のツーショットも掲載されていて、黒いスカーフを被ったジェレンさんは、「たとえようもない気持ち! 夫は『恋人たちの日』に本当の愛をみせてくれた。神が認めてくださるように!」とコメントしている。

このジェレン・ヒンディスタンとは、果たしてどういう女優さんなのかと思って、ウイキペディアで調べたところ、1989年アンカラ生まれの27歳で、共にメッカを訪れた夫は実業家であるという。
また、この夫婦は、「イマーム・ニキャーフ」という宗教的な結婚の手続きを済ませただけで、正式には結婚していなかったらしい。しかも、2015年の7月に女児を出産した後、2016年1月に早々と別れてしまったというから驚く。
それから、画像も検索してみたが、どうやらジェレンさんは、なかなかセクシー派の女優さんみたいである。水着等のかなり際どいポーズがたくさん出て来た。ここに貼り付けた写真など、まだまだ軽い方じゃないかと思う。
こういう人たちのイスラム信仰は、いったいどうなっているのかと呆れてしまうが、トルコでは、日々の礼拝もしない、酒は飲むといった鈍ら信者が、メッカの巡礼を実践したりするのは決して珍しくない。
日本で、普段は神社などへ全く足を運ばないのに、お伊勢参りだけは何度も出かける人がいるのと同じようなものだろうか?
信者を受け入れるメッカ側の姿勢も結構大らかであるらしい。2005年3月のミリエト紙の記事によれば、アスラ・ヌマニというイスラム教徒のアメリカ人女性は、頑ななサウジアラビア政府の態度に比べて、メッカは信じられないくらい寛大だったと述べたそうである。
まあ、メッカには、世界の各地から、文化等の背景が異なる様々なイスラム教徒が訪れるのだから、当然と言えば、当然なのかもしれない。

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