メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

摩耶山ハイキング・続き

六甲牧場を過ぎて摩耶山に至るまで雪は降ったり止んだりしていたが、天狗道という登山道を降り始めたら徐々に回復し、「布引の滝」を経て新幹線の新神戸駅へ降り着いた2時頃にはすっかり晴れ上がっていた。もう少し出発時間を遅らせれば良かったのだろうか?

天狗道では頻繁に登って来る人と行き違った。いずれも「登山者」といった出で立ちで、私のような軽装は殆どいなかった。山ガール風の女子もいた。例外は神戸に住んでいるというインド人の青年で、靴とステッキは立派だったけれど、手ぶらのようだったから、雨具もなかったに違いない。「途中で雪に降られましてねえ・・」とぼやいていた。

青年と出会う前、スマホで撮った六甲牧場の写真をフェイスブックにシェアして置いたら、福岡で知り合ったインド人の友人から「何処ですか?」とメッセージが入ったばかりだったので、『今日はインドの人と縁があるのかもしれない』と思い、青年と少し立ち話した。青年は祖父が1950年に神戸へやって来たのだと言う。その割には、日本語が少し訛っているような気もした。アメリカンスクールなどを出たのかもしれない。

私には、その他の「登山者」の重装備が少し大袈裟なようにも思えたけれど、新神戸駅から登って来た場合、標高差は650mぐらいになる。それを直登で一気に上り詰めなければならないのだから、かなり厳しいと思う。「直登できつい」と言われる屋久島のモッチョム岳も登山口から標高差は670m程度だった。山ガールで賑わう陣馬山は、和田峠から登れば標高差500mほどに過ぎない。

陣馬山の山ガールは、やはり少し大袈裟だろう。かつて、ソウル近郊の山々を登るのに、もの凄い重装備で臨んでいた韓国の人たちを揶揄したりしていたので、山ガールの出現には何だか苦笑いしてしまった。

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