メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

鯖サンドの大出世!

昨日、ウムラニエの銀行で家賃を納めた後、散歩がてらテペユストまで歩き、“ブヤカ”という派手なショッピングセンターのフードコートで、“鯖サンド”を食べて来た。
トルコ語では、“バルック・エキメッキ(魚パン)”だけれど、これがただの“魚パン”ではない。エミノニュ辺りで売っている所謂“鯖サンド”の3倍近い15リラの高級品である。
10リラぐらいを想定していたので、メニューを見てたじろいだが、ひと月前に、同じ散歩コースを歩いてこの店を見つけて以来、気になっていたから、とにかく一つ食べてみることにした。
“ダルデニア”というチェーン店で、ツナ缶などを製造しているダルダネル社が運営しているそうだ。ダルダネル社は、チャナッカレを本拠地にしていて、社名は“ダーダネルス海峡”に由来すると思われる。トルコ語で“チャナッカレ”としなかったのは、海外での展開を考えてのことかもしれない。
“ダルデニア”の魚パンには、鯖だけじゃなくて、サーモンやスズキもあるが、こちらは19リラもして、とても昼食の値段じゃない。大人しく“鯖サンド”にした。やっぱり、魚パンは鯖だろう。
エミノニュの鯖サンドは、大きなフランスパンを半分に切って、無造作に鯖を挟んでいるけれど、こちらは薄く切ったパンに丁寧に挟まれ、タルタルソースがついている。なかなか美味しい。腹一杯にはならない。
パンフレットを見たら、「魚パンが出世した!」と謳っている。私としては、『ちょっと出世しすぎじゃないのか? 平のままでも良かったのに・・』とぼやきたくもなるが、ふところに余裕のある人たちにとっては健康的な昼食になるんじゃないかと思う。

メニューには、寿司もある。それから、チャナッカレ名物のチーズ菓子も記されていたが、これは未だ“記されている”だけらしい。トルコでは良くあることだから文句を言っても始まらない。いつかは、実際のメニューになるのだろう。そう期待しよう。チャナッカレのチーズ菓子は、表面がこんがり焼けてとても美味しいのである。

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