メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

ロシア

ソビエト映画「私は20歳」

《2011年5月12日付けの記事を修正して再録》 「私は20歳」という1962年に制作されたソビエトの映画。私はこれを1990年、つまりトルコへ渡る前に、神保町の岩波ホールで観たように記憶していたが、調べて見ると、この作品が岩波ホールで上映…

メリークリスマス!/С рождеством!(ス ラジェストヴォム!)

今日は、三ノ宮の正教会の教会でクリスマスを祝って来た。ロシア正教では、ユリウス暦を使っているので、グレゴリウス暦の今日1月7日が、12月25日になるそうだ。 イスタンブールでは、コンスタンティノープル総主教庁の正教会がグレゴリウス暦を採用して…

愛国歌

94年頃、イスタンブールで出会ったロシア人の青年は、ソビエトが大嫌いだったと言うのに、私が「ソビエト国歌」の冒頭をちょっと口ずさんで見せたら、スクッと立ち上がって最後まで朗々と歌い、「でも、この歌だけは好きだった」と話していた。 「ソビエト…

7月15日クーデター事件から1年/プーチン大統領が語ったクーデター事件

1年前の7月15日の夜、悪夢のようなクーデター事件が勃発した。しかし、イスタンブールの外れのイエニドアンの街に住んでいた私は、あの日、11時半頃に就寝したまま、事件には全く気が付かず、朝まで眠りこけていた。 朝起きてから、事件の概要を知り、…

ロシア/韓国

西部劇で得られたイメージの所為か、私は子供の頃、インディアンが居住していたのは、アメリカの西部だけだと思い込んでいた。実際は、東海岸、今のニューヨークの辺りにも、多くの先住民が暮らしていたという。 南米では、スペイン・ポルトガル系の人々と混…

暗殺事件の背景

カルロフ大使暗殺犯とギュレン教団の繋がりは、かなり明らかになってきたようだけれど、果たして犯行に教団の指示があったのかどうか、その辺りは未だ判然としていないらしい。仮に教団の指示があったとしても、その背後でCIAが関与していたとは考えにく…

2頭の象が・・・

「2頭の象が争えば、草地は踏み荒らされる。しかし、この2頭が愛し合ったら、下の草地は潰されてしまう」と語った東南アジアの政治家がいたそうだ。トルコの立場も、そういう草地に例えられるかもしれない。カルロフ大使暗殺の実行犯には、ギュレン教団系…

アンカラでロシア大使が暗殺される

昨日(12月19日)、アンカラで凶弾に倒れたロシアのカルロフ大使は、非常に謙虚な人柄で知られ、普段から護衛を伴わずに行動していたそうだ。要請があれば、トルコ政府は各国大使に護衛をつける規定になっていて、アメリカの大使はトルコの護衛官が、イ…

暗殺のリスク

昨日(12月15日)、日本を訪れたロシアのプーチン大統領、到着が2時間以上遅れたため、その理由を巡って様々な憶測が飛び交っている。予定時間を守らない行動には、襲撃といった不測の事態を避ける狙いもあるような気がするけれど、どうなんだろうか?…

急に寒くなって来たイスタンブール

イスタンブールは急に寒くなってきて、風邪が大分流行っているようだ。満員のバスの中でも、咳き込んだり、くしゃみしたりしている人がいる。そのうち、うつされるんじゃないかと思っていたら、案の定、先週から愈々本格的に風邪をひいてしまった。とはいえ…

パイプラインで供給される天然ガス

プーチン大統領は、トルコからの農産物輸入禁止処置も解除すると明らかにしていたけれど、あの対トルコ経済封鎖はいったい何だったのだろう?もしも、本気でトルコに制裁を加えるつもりなら、天然ガスの供給を停止するのが最も効果的だったように思える。そ…

政治は変わる・パイプラインは残る

昨日、第23回世界エネルギー会議への参席も兼ねて、プーチン大統領は、予定通りイスタンブールを訪れた。エルドアン大統領との首脳会談、そして、両国が天然ガス・パイプラインのプロジェクトで合意したことは、日本でも報道されているのではないかと思う…

日本の正教会と韓国の正教会

2004~5年にかけて、イスタンブールで正教徒のルムである故マリアさんの家に間借りさせてもらったこともあり、私には正教会がとても身近に感じられるけれど、どうも日本では、カトリックやプロテスタントに比べて、あまりポピュラーな存在ではないらし…

ロシアとアメリカ

トルコ共和国は、ローザンヌ条約へ至る前に、やはり誕生したばかりだったソビエトと平和条約を締結しており、この為、英国は、さらなる侵攻を一旦諦めて、ローザンヌで交渉の席についたと言われている。こうしてみると、トルコ共和国の潜在的な脅威は、当初…

トルコとロシアの縁

1991年に、初めてトルコへやって来た頃は、未だ冷戦が終わっていなかったこともあり、人々のソビエト・ロシアに対する感情は余り芳しいものじゃなかった。ところが、ソビエトの崩壊後、困窮したロシアの人たちが出稼ぎ等の目的で、大挙してトルコを訪れ…

プーチン大統領の訪土

来週、10月10日に、ロシアのプーチン大統領がトルコを訪れるそうだ。昨年11月の露機撃墜事件から未だ1年も経っていない。例えば6ヶ月前に、この急な展開を予想した識者はいただろうか?そもそも、あの露機撃墜の背景は、今もって謎に包まれたままで…

チャヴシュオウル外相がイランを電撃訪問

昨日(8月19日)、チャヴシュオウル外相は、予定されていたインド訪問の途上、突然、イランに立ち寄って耳目を驚かせている。ザリーフ外相とシリア情勢を中心に話し合ったと報じられているが、詳しい内容は殆ど明らかになっていないらしい。ザリーフ外相…

トルコとロシア

オスマン帝国の時代には何度も激しい戦争があり、冷戦の時代も西側陣営の一員として対峙させられていたため、トルコはロシアと犬猿の仲であるかのように言われていたけれど、国家体制はともかく民衆レベルでは、トルコの人々がロシアにそれほど悪感情を懐い…

エルドアン大統領がロシアで手に入れたもの?

昨日(8月9日)、エルドアン大統領は、ロシアのサンクトペテルブルクを訪れ、プーチン大統領と会談した。日本でも報道されているように、トルコとロシアは、今後、段階的に関係を修復していくことになる。しかし、今のところ、昨年11月のロシア機撃墜事…

クーデターの企てとロシア機撃墜?

トルコ政府の発表によれば、クーデターを企てたのは、軍の内部に巣食っていたフェトフッラー・ギュレン教団系の一派であるという。その為、ペンシルバニア州に居住しているフェトフッラー・ギュレン師の送還を、米国政府に強く求めていくそうだ。こういった“…

ニコライ堂/復活祭

今日は、姉と母が引っ越し先の屋久島で使う家電を見に行きがてら、家族総出で、神田や日本橋の辺りを歩いて来た。姉と母にとっては、これが東京の見納めになるかもしれないそうだ。神田では、母の思い出の場所であるニコライ堂に、また寄ってみたところ、ち…

続・ロシア正教のクリスマス

ミサが終わり、廊下で、ウクライナ人女性の夫であるトルコ人の方と立ち話していたところ、笑顔で近づいて来た老婦人が、ロシア語らしい言葉で、私たちに何か言った。トルコ人の方が、「食事が用意できているからどうぞ、と言ってるんじゃないかと思います。…

ロシア正教のクリスマス

今日、私が教会に着いたのは9時半頃だったが、ミサは8時半に始まっていたそうである。終了したのは11時過ぎていたから、2時間半ぐらい続いていたのだろう。この教会の礼拝堂には、椅子など置かれていないため、信徒の方たちは、皆立ったまま祈り続ける…

エミノニュ~カラキョイ

今日は、気温が急に15℃ぐらいまで上がって、妙に生暖かった。朝、外へ出たら、吹いて来る風が、何だか人工的に温められた暖房機の送風のように感じられた。バスと海峡横断地下鉄マルマライを乗り継いでシルケジ駅に着き、エミノニュの船着き場前に出ると、…

トルコの西方回帰

2009年の1月、エルドアン首相がダボス会議で、イスラエルのペレス首相と激しくやり合い、席を蹴って退場した「ワン・ミニッツ事件」以来、「トルコは欧米から離れ、東方へ回帰しているのではないか?」という説が、トルコでも盛んに唱えられるようにな…

薪ストーブでも焚けば良い

一昨日のロシア軍機撃墜は、もちろんトルコで最も重大なニュースとなっている。ニュース専門の放送局は、朝から晩までこれで持ち切りだ。 一昨日、トルコの新しい内閣が発表されたけれど、撃墜ニュースの前には、なんだか新内閣も霞んでしまった。 撃墜ニュ…

モスクワのモスク

モスクワに1万人収容できるモスクが完成して、プーチン大統領と共にエルドアン大統領も式典に参席したことが話題になっている。グーグルアースで探してみたところ、未だ建設中のそれらしいモスクだけでなく、他のモスクワ市内にあるモスクも確認することが…

ヒマワリ

ヒマワリと言えば、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」に出て来た“ロシアのヒマワリ畑”が頭に浮かぶけれど、実際、ヒマワリの生産量はロシアが世界で最も多いらしい。ウィキペディアを見ると、ロシアでヒマワリ生産の増えた理由が、以下のように説明…

トロツキーが潜伏していた邸宅

故マリアさんの夏季別宅があったビュユック島では、随分あちこち歩き回ったけれど、レフ・トロツキーが一時期この島に住んでいたという話は知らなかった。トロツキーは、1929年にソビエトから追放されると、アタテュルクの招待を受けてトルコへ亡命し、…

トルコのハタイ県

ロシアが、クリミアの編入を強行した為、欧米各国はこれに猛反発している。トルコも、編入は認められないと発表した。これについて、今日のサバー紙で、エムレ・アキョズ氏が興味深い記事を書いていた。トルコのハタイ県も同じような手続きで、トルコへ編入…