メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

湯沸かし器から水漏れ?

先週の月曜日(28日)、湯沸かし器の縁から、水がポタポタ漏れ始めたかと思ったら、暫くして湯沸かし器は、アラームを点灯させたまま作動しなくなってしまった。
水漏れは、湯沸かし器下の赤いコックを捻ったら止まったものの、器内の水圧も低下していて、作動させることは出来なかった。
この湯沸かし器は、ドイツの“BOSCH”社製で、毎年一回、市内の代理店から点検が来る。今年も8月に来て、点検と内部の清掃で、60リラほど取られた。
やれやれと思いながら電話したら、出張サービスだけで40リラと言う。それでも、湯沸かし器が作動しなかったら、スチーム暖房も効かず寒くて堪らない。結局、木曜日になってから、出張サービスを依頼した。
情けないことに、手持ちが全くなかった為、ドル預金を下ろしに行くくらいなら、エキストラのギャラが出る金曜日まで待とうと思ったのである。
金曜日の夕方、やって来た係員が、コックを捻ると、再び水が漏れ始めたけれど、係員はちょっと様子を窺ってから私を呼び、「いやあ、これは湯沸かし器の問題じゃありませんよ」と言い、湯沸かし器の下にある左側から2番目の配管を指さした。
良く見たところ、配管のL字の部分から、水が霧のようになって、その上の湯沸かし器内部に向かって噴き出している。どうやら、その水が湯沸かし器の縁を伝わって落ちるため、私は『湯沸かし器の中から水が漏れている』と勘違いしていたのだ。
配管は、プラスチックだから、簡単に穴が開いてしまうらしい。日本の配管がどうなっていたか思い出せないが、トルコでは、大概がプラスチックであるという。
係員は水圧だけ調整すると、「これで暖房の方は使えます。あとは業者を呼んで、配管を取り換えてください。それまでお湯は使えません」と説明しながら、40リラを受け取り、「また、何かあったら電話して・・・」と言い残して帰ってしまった。
それから、家電修理屋さんの所へ行って相談したら、わざわざ家に来て状態を確認したうえで、業者さんに連絡を取ってくれた。配管の種類によっては、自分で直してしまうつもりだったらしい。
業者さんは、1時間もしない内に現れ、30分ぐらいで配管を取り換えてしまった。この修理費が40リラ、さきほど“BOSCH”の係員に支払った40リラはいったい何だったのかと溜息が出た。
しかし、御近所の親切は本当にありがたい。最初から、家電修理屋さんに相談していたら、家まで見に来てくれて、“BOSCH”の代理店に連絡する必要さえなかったかもしれない。
それにしても、29日は家に殆どいなかったから良かったものの、30日と1日は、ずっと家にいて、もの凄く寒かった。天気予報は、日中でも4~5℃と表示されていたけれど、家の中は何度ぐらいあったのだろう?

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