メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

イスタンブール・アタテュルク空港

11日(日曜日)にパリ経由でイスタンブールへ帰って来た。前日、2時間ぐらいしか寝ていなかったので、成田~パリでも4~5時間寝られたけれど、パリに着いたら、なんだか積もった疲れがどっと出たのか、へたり込んでしまい、パリ~イスタンブールでは、機内食も断って爆睡していた。
イスタンブール到着時間は、夜の11時半で、入国ゲートを通った時は、既に12時を回っていた。この時間になると、もう途中からタクシーを使わなければ家に帰れない。タクシー代は少なく見積もっても50リラ(2500円ぐらい)を下らないだろう。
それで、当初の予定通り、空港で夜を明かすことにしたが、あの寒空の中、バスやタクシーを待ったりしたら、本当にくたばってしまいそうな感じだった。
イスタンブールのアタテュルク空港は、24時間態勢だから、空港の中は何処も暖房ががんがん効いていて、とても暖かい。トランジットで利用する旅客も多く、所々、ベンチの上に寝転んでいる人たちがいる。
まずは、インターネットが使える出国ロビーへ上がり、2時ぐらいまで、ネットを見たり、新聞に目を通したりしていたけれど、人の動きも少なくなって辺りが静かになったため、私もベンチに横たわってそのまま寝入ってしまった。
物音で目を覚まし、辺りをうかがうと、かなり人の動きが活発になっている。もう朝になったのかと思って時計を見たら、まだ4時だった。こんな時間から出発する便が結構あるらしい。
隣のベンチで寝ていた若い白人の女も起き上がっていて、連れの若い白人男に、なにやら激しい口調で話しかけている。これが何処の言葉なのか見当もつかず、とても気になった。
ちょっとスラブ系らしい感じもしたが、ロシア語とかウクライナ語ではないようだった。グルジア、あるいはアルバニア辺りを想像して、直接、彼女らに訊いてみようかと思ったが、酷く下品な雰囲気の連中だったので止めにした。
そのうち、男の方も立ち上がり、ペットボトルの水を口に含んで、それを当たり前のように床へ吐き散らすと、女と共に立ち去っていった。

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