トルコの報道によれば、プーチン大統領は、いよいよトルコを訪れて、エルドアン大統領と会談するらしい。まだ期日は明らかになっていないが、訪土については、昨日の電話会談で合意が得られたという。
穀物輸出の再開が主な議題になると言われているけれど、わざわざトルコを訪れて顔を合わせるのだから、もっと重要な問題が話し合われるかもしれない。つまり停戦・和平である。
先月、プーチン大統領が「ウクライナと協議する用意はある。しかし、ウクライナが攻撃を続ける中で停戦交渉は有り得ない」と発言したため、日本では多くのメディアが「停戦は不可」と報じたようだ。
一方、トルコでは「協議する用意がある」に注目して、「これは和平へのシグナルではないか」と論じる識者が多い。
これを「希望的観測」と見做すことも出来るが、そうすると、日本には「停戦不可」を希望する人たちが多いということになるのだろう。残念ながら、確かにそうであるような気もする。
