メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

痛み止めの座薬に救われた夜

昨日の朝、トラックの積み込み作業を終え、荷台から下りようとした際、雨に濡れた床面に滑って転倒、側あおりに強か右の胸部を打ちつけてしまった。

相当な痛みが残ったものの、何とか一日の仕事をこなすことが出来たのだから、肋骨等に異常は無いだろう。幸い、今日は日曜なので、ゆっくり休めば、月曜からまた元気に仕事が出来ると思った。

しかし、昨日の晩になって気がついたけれど、あの痛みでは、とても安眠が得られそうにない。果たして、左側を下にして横になれば痛みも多少和らぐので、その姿勢で眠りについたが、2時間ぐらいして、激痛に目を覚ました。寝返りをうったりすると激しく痛むのである。これでは、ゆっくり休むどころか、睡眠不足の状態で月曜を迎えなければならなくなってしまう。

考えて見ると、10代や20代の頃にも打撲等による痛みで、数日の間、良く眠られなかったことはあるけれど、当時はそれも余り苦にならなかった。しかし今は違う。しっかり寝ていないと、日中、睡魔に襲われて非常に危ない。

どうしたものかと思案していたら、昨年の9月に処方してもらった痛み止めの座薬が未だ冷蔵庫にあるのを思い出した。それは、7月~8月にかけて何度か軽い尿管結石の症状が出たので、近くの泌尿器科で診察を受けたところ、心配される状況はないものの、腎臓内に石は残っているため、いざ大きな石が尿管に詰まった場合の痛み止めとして処方されたのである。

私は91年に暮らし始めたばかりのトルコで、尿管結石のレーザー爆砕治療を受けた時、土日の2日間、痛み止めも飲まずに我慢した経験があるから、『いざとなっても座薬なんて必要ないだろう』ぐらいに思っていたが、そういえば、あの2日間も殆ど寝ていなかったのだ。

昨日の晩は躊躇わずにその座薬を使った。お陰で朝まで何とか眠ることができた。飲み薬と違って、直ぐに効果が現れたし、挿入の仕方もそれほど難しいものではなかった。今日の晩もこれでゆっくり眠ることにしよう、座薬があって本当に良かった!