メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

日本の地方色の豊かさ

昨日(10月1日)、地図を見ていて、寮からそれほど遠くないところに、ドラッグストアモリ、通称“ドラモリ”があるのを発見した。屋久島では、毎週、ドラモリへ買い出しに出かけていたので、何だかとても懐かしい。
多々良川を越えて、“伊三郎製ぱん”と同じ方角だったため、昼のパンを買いに行くついでに寄ってみた。洗濯洗剤は、トライアルよりも安かったから、さっそく購入、他にも未だ何かあるかもしれない。
これで、買い物先のリストにあるスーパーは、トライアル、ミスター・マックス、マルキョウ、コスモス、そしてドラモリとなった。盆以降、コンビニなどでは殆ど買い物をしていない。やっぱり、買い物は、格安のスーパーに限る。
ところで、トライアルとミスター・マックスは、関東にも進出しているようだけれど、他の各スーパーは、いずれも関東の人たちには馴染みがないだろう。トライアルにミスター・マックスも含めて、全て福岡を本拠地とするスーパーである。
しかし、三菱UFJのATMが、福岡ではなかなか見つからなかったりして、トルコや韓国と比べると、日本は遥かに各地方の独自性が豊かであるような気がする。これも江戸時代まで封建領主が存在していたお陰だろうか?

歴史的に中央集権の度合いが強かったトルコでは、今でも日本の“地方銀行”に相当する銀行はないようである。韓国でも、1967年に政府の肝入りで10行が作られたものの、現在は6行が残るだけという。日本では60行以上あるそうだ。
特定の地域で独自に展開しているスーパーのような地場産業も、トルコでは余り目立っていないのではないかと思う。
韓国では、慶尚道全羅道の地域対立により、創業者が慶尚道の出身であるロッテの製品は、かつて全羅道で全く販売されておらず、代わりにヘテの製品が売られていたと聞いたけれど、本当だろうか?
1989年だったか、全羅南道の光州で、同地出身の友人に訊いたら、「本当だよ。信じられないなら、そこの売店で『ロッテのガムありますか?』って訊いてみろ! さあてどうなるか? 俺はここで見物しているぜ」なんて私を脅かしながら笑っていた。 

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