メルハバ通信

兵庫県高砂市在住。2017年4月まで20年間トルコに滞在。

スルタンアフメットの外国人旅行者

今日、ヨーロッパ側のシルケジへ出たので、ついでにスルタンアフメットの辺りも歩いて見たけれど、観光客で賑わっているような所は何処にもなかった。

地下宮殿やアヤソフィアの前にも並んでいる人がいない。人影の少ない広場はやけに広く見えてしまう。その中を20人ぐらいの東洋人の団体が近づいて来た。台湾の人たちだった。

スルタンアフメット・ジャーミー(ブルーモスク)の方へ向かうと、噴水の前で写真を撮り合ったりしている旅行者が何組かいた。セルフィーで撮っていた若い女性2人に、何処の国の人なのか訊いたら、チュニジアだそうである。モダンな雰囲気から欧州の何処かを想定していたので、ちょっと意外な気がした。

それから、やはり欧州風のカップルに写真撮影を頼まれ、快く応じて何枚か撮ってあげた後で訊くと、ロシアのクラスノダールから来たと言うので、なんだか嬉しくなって、思わず固い握手を交わし合った。

プーチン大統領が「トルコへ行くな」と言っても、まったく来なくなっていたわけではないらしい。いよいよ関係改善の目途も立ったし、トルコを訪れるロシア人は、これからまた増えるだろう。

トルコは、イスラエルとも国交正常化を果たしたばかりだが、イスラエル人の旅行客は、この6年間で減るどころか増え続けていたそうだ。自国でもテロは多いため、冷静にリスクを計算して、コストパフォーマンスが良ければ、旅行先にトルコを選択する人たちが多かったのかもしれない。

スルタンアフメット・ジャーミー(ブルーモスク)の裏の坂道を降りた所にあるレストランの前には、韓国人の旅行者がたくさんいた。今日は30℃を越えてかなり暑かったけれど、サンバイザーを被った韓国のおばさんたちは、何故かとても元気だ。

一行の中年男性一人と少し立ち話したら、「今回、トルコを回って来て、日本の人たちを全く見かけなかった。海外旅行では行く先々で必ず出会うのに・・・」と不思議そうな顔をしている。

現在の状況で、日本人の旅行者をトルコの各地で見かけたら、その方が不思議なくらいなのに、このおじさんには危機意識というものが殆どないらしい。

しかし、韓国の人たちは、「テロの危険性? いやあ我が国の直ぐ北には、もっと危ないのがいますから」なんて笑っているけれど、確かにリスクはあっちの方が高いかもしれない。

なにしろ彼の国は、自爆テロのレベルじゃなくて、核弾頭まで用意しているそうだ。日本でも、こちらのリスクをもっと考えて見るべきであるような気がする。

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